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家庭用品の危険シリーズ
■突沸(とっぷつ)/台所
味噌汁などを急激に温めると「突沸」が起こり鍋が傾き汁が四方に飛び散る恐れ
突然、爆発するように沸騰するので顔などを火傷する事故に注意を
フリー素材/突沸ではなく単なる湯気
■加熱調理の際には突沸とガラスの鍋ぶたが割れる危険に注意!
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「突沸」とは、液体が沸点(水なら100℃)に達しても、表面にブクブクと泡が出ない状態の時に、振動を与えたり調味料を入れると、突然、爆発するように沸騰し中身が飛び出す現象です。主婦などが加熱調理中に、思いもよらないこんなことが起これば“パニック”です。火傷や怪我の危険性があるので、十分、注意が必要です。さらに調理中の注意はもう1つ、「ガラスの鍋ぶた割れ」です。下段の文章の他、ぜひ別ページ(下記リンク参照)の記事もご覧下さい。どちらも、火傷や怪我を負う事故が多発しています。
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調理には、普通、電子レンジ・ガスこんろ・IHクッキングヒーターなどが使われます。その際の突沸事故の詳細を見てみましょう。①電子レンジに豆乳を入れて加熱し、沸騰してきたので庫外に出して顔を近付けたら、突沸が起こり熱い液体が四方八方に飛び散り顔を火傷した ②ガスこんろに鍋を置き味噌汁を温め直していたところ、突然、「ポン!」と破裂音がして、鍋がこんろの脚から外れるほど飛んだなどです。突沸が起こればコーヒーなどの液体が周辺に飛び散る、あるいは具材や汁が入った重い鍋さえ飛んで傾くほどの“衝撃力”を持っています。その結果、ガスこんろからずれ落ちて、高熱の中身の大半が流れ出す二次的な危険も伴います。
■沸騰してもすぐ電子レンジから取り出さない・ガスこんろは弱火でかき混ぜること
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国民生活センターは、5年間に70件の突沸の報告があったことを伝えています。報告数は、氷山の一角でしょう。事故を負わないように、突沸を回避する方法を呼び掛けています。同センターの回避テストは、①電子レンジで温め過ぎたコーヒーは、すぐ取り出さずに庫内で1分程度冷ますと、突沸しにくくなる ②ガスこんろやIH機器で味噌汁を温め直す際は、かき混ぜながら行えば突沸は防げる、としています。それらに基いたアドバイス(下記■危険への対策■参照)を、ぜひ参考にして下さい。忙しい現代の生活ながら、せっかくの手料理を作って家庭団欒を楽しむために、十分注意しましょう!
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なお冒頭のご案内のように、「ガラスの鍋ぶた」が割れて周辺に飛び散る事故も、調理中におき得る事象として軽視できません。カレーや野菜などを煮込んでいると、突如、大きな破裂音をともに、ガラスの鍋ぶたが粉々に割れて、周辺に飛び散る事故です。蓋(ふた)がガラスのため、正しい位置に置かなかった故の危険です。調理される方はついつい具材の煮込み具合や、併行する他の調理に眼を奪われがちです。「ガラスの鍋ぶた割れ」や「突沸」が一旦起これば、危険極まりないことです。特に主婦(主夫?)は、調理の機会も時間も多いことから、くどいようですがお気を付け下さい。
■■危険への対策■■
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電子レンジで飲み物を温める場合は、設定時間を控えめにする。
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温め過ぎた時は、電子レンジからすぐ取り出さず扉を開けずに1~2分冷ます。
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ガスこんろなどの場合は、火力を弱めにしてかき混ぜながら温めていく。
ガラスの鍋ぶたは突如破裂音とともに粉々に割れる危険性がある