回転寿司の真相シリーズ204皿目 第2部/マグロの赤身・ネギトロ編
ROUND12 質の悪いマグロは植物油や着色料でトロに見せ掛ける
マグロの着色は違法禁止薬物の疑い、髪処理と同じ脱色・着色の工程
黒・白・緑色した身肉の色が悪いマグロは、脱色・着色などの特殊加工がされることをお伝えしました。ここからは、一歩突っ込んで着色方法について説明します。まずマグロをブロックや冊(さく)の大きさに解体し、脱色剤が入った水槽に沈め漂白します。脱色され身肉が白くなった後に着色料が満たされた水槽に移し替えられ、着色料や発色性酸化防止剤、赤みを定着剤で固定させる工程を経ます(※脱色工程を省くこともあり)。こうして黒い身肉や血栓は分からなくなり、綺麗な赤身に変身させるのです。
カラーリング・髪処理と同じような、脱色・着色の工程です。鮮魚にこうした処理をすることは、もちろん違法です。現在、加工食品などに認められている食品添加物の赤色102号・その他は、たらこ・紅生姜などの着色に使われていますが、発ガン性やアレルギー性が指摘されています。影響が懸念されるこれらの着色料でさえ、極力使わないこと・添加食品は摂取しないことが望まれています。ところがマグロの着色に使われる成分は、食品に認可されていない禁止薬物が多いと言われています。恐ろしいことに、どんなものが使われているか分からないのが現状です。
マグロの赤身(赤み)は自然の色と思い込んでいる善意のお客の裏側で、違法な薬物が使われていることは、健康を脅かす重大な悪質行為です。残念ながら一部の回転寿司店・激安居酒屋・廉価飲食店のマグロは、化学物質漬けされたものが多いのです。申し上げたかったのは、クロマグロ(本マグロ)・ミナミマグロ(インドマグロ)は高級品であり、キハダ・メバチマグロも今や高級品に匹敵します。繰り返しますが、特にクロマグロが廉価で食べられることには怪しい理由(わけ)がある?と、疑問を持つべきなのです。
酷い実態は全ての回転寿司店を示すものではありませんが
多くの店で横行しているのも事実です。