食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

江戸しぐさ第11話・大人しぐさ(三つ心)/親は子供が3歳までに心の糸をしっかり張ること

2023年05月18日 | 江戸しぐさ
Edotp 江戸しぐさシリーズ第11話
大人しぐさ1(三つ心)/親は子供が3歳までに心の糸をしっかり張ること

Le114497263 木造校舎

■大人しぐさ1  3歳・6歳・9歳・12歳・15歳の節目
「三つ心(みつごころ)、六つ躾(むつしつけ)、九つ言葉(ここのつことば)、十二文(じゅうにふみ)、十五理(じゅうごことわり)で末(すえ)決まる」~子供にとって大事な“大人しぐさ”を、5回に渡りご案内致します。

江戸の人々は、人間は脳と身体と心の3つからなっていて、お互いに糸で結ばれていると考えていました。この糸を、心としました。言葉も行動も心の糸によってコントロールされており、心がなければ木偶(でく・人形)と同じことです。言わば、初期の人格形成の訓練でしょうか? 育て方を大事にしました。

まだ糸が柔らかいうちから始めないと固くなると言われ、その作業は親の真っ先の仕事でした。「子は親の通りにはならない、親のした通りになる」の言葉があるように、親は大人としての手本を示さなければなりませんでした。

三つ心
江戸時代の親は、子供の健康を願いながら3歳までに「心の糸」をしっかり張ることに心血を注ぎました。この歳までに心の糸を緻密に張り巡らせてしまえば、昨今の親子のように「親の顔が見てみたい」などと親の責任を問われることはありません。それは親のためではなく、これから生きていく子のために思うのです。

先人達が長い年月をかけた結果、育ちが人格形成に大きく影響していることを悟り、このような養育法を生み出したのです。とにかく親は、子供が3歳までに心を自覚させることに重点を置き、心の糸は1日1本として3年間で凡そ1000本の糸が張れます。

片方だけの親だと500本しか張れないので、余程心を配って育てなければならず、世間は残りの分に対し大らかに助け船を出したそうです。現在とは異なり、近所同士で助け合い我が子のように育てました。

▽不粋オヤジの独りゴト
素晴らしい話です。我が子に対してとかそういう次元でなく、社会全般に大人の役割や責任を痛感しますね。「子は親の通りにはならない、親のした通りになる」の言葉は、オヤジとして堪えますね(苦)。大人しぐさは、15話まで続けます。

江戸しぐさは偽史であり昭和の時代に創作されたことが、多くの専門家や研究者に
よって明らかにされています。

Odayakatoptp

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 私が「しんぶん赤旗」を読む... | トップ | ◆25年までに大幅な投稿減数... »
最新の画像もっと見る

江戸しぐさ」カテゴリの最新記事