少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.161
大阪コロナ死者急増の陰に「維新」の福祉切り捨て政策が・・・自民党以上の酷い実態
■吉村府知事・松井大阪市長は医療現場を見ず「自分達が頑張っている姿」をアピール
しんぶん赤旗/編集上2画面に(下記も同様)
■TBS「報道特集」維新の大阪府政を告発、地域医療構想(病床の集約削減)推進
記事で人口100万人あたり死者21.4人は短期間の数値。実態は下記の数値参照
■投稿者の文章|大阪・兵庫の感染者・死者が多いのは維新の弱者切り捨て府県政の果て
投稿者は、21年春の第3波の際に大阪府・兵庫県の急増した感染者・死者に驚いた。そして、第6波でも突出している。第1波~第6波(22.2.20まで)の厚労省発表の死者数を、都府県別の人口で割った数値が次の通り。
◆数値は左から・累計死者数・人口・人口100万人あたりの死者数
▽大阪府 3601人 884万人 407人
▽東京都 3448人 1408万人 245人
▽兵庫県 1687人 547万人 308人
▽神奈川県 1558人 924万人 167人
注)大阪府と東京都比(166%)、兵庫県と神奈川県(184%)の対比に注目すると、地域偏差は異常
どうしてこんなに大阪・兵庫の数字が高いのか? TV番組で常連?になった吉村府知事はことあるごとに、大阪圏は高齢者が多い・三世代同居家族が多いから感染が増えると発言していた。投稿者はそれは事実ではないと勘繰っていたが、やはり発言は虚偽だった。原因は思った通り、橋下徹氏時代から続く大阪府や大阪市の職員(特に教員・医療者)を大幅に切り捨ててきたことにある。記事の通り、中でも保健所と病床の削減は凄まじい。維新の「身を切る改革」の方向と趣旨は、府民・市民のためとは逆行する政策だ。皆様には耳慣れない「地域医療構想」とは、府内に点在する病院を効率化の下に、「病院(病床)の削減、集約化」のことだ。病院は点在するから、患者は身近に行ける。しかし集約すれば、遠方になり医療受診が滞ることは目に見えている。元は国家政策なのだが、関西圏(主に大阪・兵庫)は維新政治なので、いち早く国に乗った。国も医療費を省こうと削減に躍起だが、コロナ禍でその弱点が明白になった。その最たるものが維新大阪府政で、感染者・死者の拡大爆発になってしまった。数十年に渡り国も大阪府も、病院や保健所を削減してきたことが誤りだった。現在起きている一例だが、大阪市は陽性者の入力作業が間に合わず2万人以上を積み残した。そもそも人口275万人を、1つの保健所が管轄しているのが大きな過ち。作業は40人から80人体制に増加したが、到底処理できるとは思えぬ。そうした中で、府・市には万博・カジノ担当の職員197人が在籍する。
■維新の「身を切る改革」とは、府民・市民が身を切ることと同義語・府民は早く気付いて!
維新の「身を切る改革」とは、府民・市民が身を切ること同義語だ。しかし残念なことに、肝心な府民・市民が理解していない。福祉・医療は、ことごとく削減されている。一方で、維新自体が身を切ることは全く為されていない。例えば、毎年交付される300数十億円の「政党交付金」の廃止は、声さえも上げない。1800億円の税金が注ぎ込まれる大阪万博、しかし東京五輪と同様に実際はそんなものでは済まない。さらには巨額が想定される「カジノ構想」は、ガンガンと進める。全く矛盾だらけ。他方、こんなことをやることで関西圏の経済が伸びると思っていること自体が情けなく、時代遅れだ。東京五輪を開催すれば経済が活気づくとされたが、むしろその後は冷え切っている。大阪万博とカジノも逆効果で、赤字の山が想定される。それよりも医療・福祉などの社会福祉を充実させたほうが、住民が安心して暮らせるので消費が伸びると経済学者は言う。経済人は出鱈目だが、経済学者の指摘は正しい。大阪では維新人気が今も続くが、間違いだと早く府民は気付いて欲しい。
164・<続報>大阪コロナ死者数が突出、橋下府政から続く維新の政策で病院や保健所を削減
次号/162・コロナ抗原検査キットは「体外診断用医薬品」の使用を! 「研究用」は未承認であり偽陰性の恐れ
前号/160・アベノマスク(アマリマスク)8000万枚・希望者多数で安倍氏「得意顔・上機嫌」に呆れる
大阪コロナ死者急増の陰に「維新」の福祉切り捨て政策が・・・自民党以上の酷い実態
■吉村府知事・松井大阪市長は医療現場を見ず「自分達が頑張っている姿」をアピール
しんぶん赤旗/編集上2画面に(下記も同様)
■TBS「報道特集」維新の大阪府政を告発、地域医療構想(病床の集約削減)推進
記事で人口100万人あたり死者21.4人は短期間の数値。実態は下記の数値参照
■投稿者の文章|大阪・兵庫の感染者・死者が多いのは維新の弱者切り捨て府県政の果て
投稿者は、21年春の第3波の際に大阪府・兵庫県の急増した感染者・死者に驚いた。そして、第6波でも突出している。第1波~第6波(22.2.20まで)の厚労省発表の死者数を、都府県別の人口で割った数値が次の通り。
◆数値は左から・累計死者数・人口・人口100万人あたりの死者数
▽大阪府 3601人 884万人 407人
▽東京都 3448人 1408万人 245人
▽兵庫県 1687人 547万人 308人
▽神奈川県 1558人 924万人 167人
注)大阪府と東京都比(166%)、兵庫県と神奈川県(184%)の対比に注目すると、地域偏差は異常
どうしてこんなに大阪・兵庫の数字が高いのか? TV番組で常連?になった吉村府知事はことあるごとに、大阪圏は高齢者が多い・三世代同居家族が多いから感染が増えると発言していた。投稿者はそれは事実ではないと勘繰っていたが、やはり発言は虚偽だった。原因は思った通り、橋下徹氏時代から続く大阪府や大阪市の職員(特に教員・医療者)を大幅に切り捨ててきたことにある。記事の通り、中でも保健所と病床の削減は凄まじい。維新の「身を切る改革」の方向と趣旨は、府民・市民のためとは逆行する政策だ。皆様には耳慣れない「地域医療構想」とは、府内に点在する病院を効率化の下に、「病院(病床)の削減、集約化」のことだ。病院は点在するから、患者は身近に行ける。しかし集約すれば、遠方になり医療受診が滞ることは目に見えている。元は国家政策なのだが、関西圏(主に大阪・兵庫)は維新政治なので、いち早く国に乗った。国も医療費を省こうと削減に躍起だが、コロナ禍でその弱点が明白になった。その最たるものが維新大阪府政で、感染者・死者の拡大爆発になってしまった。数十年に渡り国も大阪府も、病院や保健所を削減してきたことが誤りだった。現在起きている一例だが、大阪市は陽性者の入力作業が間に合わず2万人以上を積み残した。そもそも人口275万人を、1つの保健所が管轄しているのが大きな過ち。作業は40人から80人体制に増加したが、到底処理できるとは思えぬ。そうした中で、府・市には万博・カジノ担当の職員197人が在籍する。
■維新の「身を切る改革」とは、府民・市民が身を切ることと同義語・府民は早く気付いて!
維新の「身を切る改革」とは、府民・市民が身を切ること同義語だ。しかし残念なことに、肝心な府民・市民が理解していない。福祉・医療は、ことごとく削減されている。一方で、維新自体が身を切ることは全く為されていない。例えば、毎年交付される300数十億円の「政党交付金」の廃止は、声さえも上げない。1800億円の税金が注ぎ込まれる大阪万博、しかし東京五輪と同様に実際はそんなものでは済まない。さらには巨額が想定される「カジノ構想」は、ガンガンと進める。全く矛盾だらけ。他方、こんなことをやることで関西圏の経済が伸びると思っていること自体が情けなく、時代遅れだ。東京五輪を開催すれば経済が活気づくとされたが、むしろその後は冷え切っている。大阪万博とカジノも逆効果で、赤字の山が想定される。それよりも医療・福祉などの社会福祉を充実させたほうが、住民が安心して暮らせるので消費が伸びると経済学者は言う。経済人は出鱈目だが、経済学者の指摘は正しい。大阪では維新人気が今も続くが、間違いだと早く府民は気付いて欲しい。
164・<続報>大阪コロナ死者数が突出、橋下府政から続く維新の政策で病院や保健所を削減
次号/162・コロナ抗原検査キットは「体外診断用医薬品」の使用を! 「研究用」は未承認であり偽陰性の恐れ
前号/160・アベノマスク(アマリマスク)8000万枚・希望者多数で安倍氏「得意顔・上機嫌」に呆れる