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サンデー毎日『東京五輪を中止すべき4つの理由』2・開催の本音は改憲/東京五輪の危うさR7-6

2021年05月10日 | 東京五輪の危うさ
Oiympictp2 少数派シリーズ/東京オリンピックの危うさVOL.81
ROUND7 国民の命を守るため東京オリンピックの中止を!編 6
サンデー毎日『東京五輪を中止すべき4つの理由』2・開催の本音は改憲

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ブログを移転したため、投稿日と記事の日時・状況と整合性がありません。記事は2021年2月、旧ブログに投稿したものです。アスリートファーストの尊重は微塵もなく、政治家・経済界・五輪関係者などは己の思惑・利益・保身のために、東京オリンピックの悪用が目に余ります。年月が経過しても、ブログにてその検証や事実を残しておく必要があると考えます。

■コロナ禍で政権の国威発揚と大都市再開発という五輪の真相が逆流して見えてきた
投稿者の文章/「サンデー毎日」21年2月14日号(発売2/2)、『東京五輪を中止すべき4つの理由』特集の2回目です。今号は、一橋大学名誉教授・鵜飼哲氏の「五輪のあり方を再検討する好機に」~「実態は、政治利用と民衆の生活への敵対」の抜粋記事です。鵜飼氏は、東京五輪招致が決まった2013年から7年越しで、反対キャンペーンを展開してきた運動家でもあります。今号の文章では明記されていませんが、開催反対の立場で書かれています(インタビュー記事)。政治家の五輪の政治利用は今に始まったことではありませんが、鵜飼氏は五輪のみならず本音は「改憲」と「原発再稼働」と踏み込んで解説しています。それがコロナ禍でそういかなくなった、隠れていた五輪の真相が逆流して見えてきたと結んでいます。

■東京五輪成功の湧いたムードの中で改憲・原発再稼働が政権の隠れた本音
サンデー毎日の見出し 「五輪のあり方を再検討する好機に」
副題 「実態は、政治利用と民衆の生活への敵対」
<プロフィール> 鵜飼 哲(さとし)  一橋大学名誉教授 フランス文学・思想研究
国家の枠を越える根本的な民主主義の実現を目指して思考し活動する

投稿はサンデー毎日を活用しております/[抜粋記事]当初言っていた復興五輪は、実は復興妨害五輪だった。さらに言えば、安倍政権の下で五輪が成功してしまうと、その勢いで“改憲五輪”という展開があり得たかもしれない。最初から政治的計算にまみれた招致だったが、五輪は安倍長期政権の支えにもなった。あれだけの大噓(※投稿者補足)をついて招致したのも五輪の絶大な効果を知っていたからだ。日本人は、五輪を持ってきたら反対できない。これがすべてコロナで明るみに出た。原発事故や災害状況を覆い隠すベールとして招致された五輪だが、ここにきてベールが鏡になった。五輪を政治利用してきた政権の本音、実態がそこに全部映るようになった。

五輪というイベントがなぜ日本でこんなに魔力を持ってしまうのかということを、もっと議論、認識してほしい。二階俊博幹事長も昨年春には五輪のことを『大きな運動会』と言っていたが、運動会に過ぎないイベントがなぜ一国の政治にこれだけ大きな影響を及ぼしてしまうのか。安倍自民党は五輪さえ招致すれば、再稼働も改憲もできると考えた。菅政権になって『脱炭素』を打ち出したが、これも裏を返せば原発再稼働が本音の目標だ。最近、原発の再稼働や新設の動きが目立つが、昨年の五輪が成功し、世論がこれまでの経緯をすべて忘れたことを想定して、この時期にセットされていたのではないか。五輪はグリーンウオッシング(見せかけの環境配慮)とスポーツウオッシング(見せかけのスポーツ重視)の大スペクタクルだ。

(五輪は)ファシズムの道具、ナショナリズム発揚のツールだと思う。五輪憲章で、国威発揚は禁じられている。だけど、これほど公然と踏みにじられてきた憲章はない。どの国も国威発揚と大都市再開発のために五輪を招致してきた。そのために踏みにじられる人たちが大勢いる。これが、今までの五輪の姿だった。何だかんだ批判があっても、やり切ってしまえば成功したことにされる。これまではそうだったが、コロナでそうはいかなくなった。五輪の真相が逆流して見えてきた、ということだ。

投稿者補足/2013年のIOC総会で安倍首相(当時)が、「福島原発の汚染水はアンダーコントロール(制御されている)」とした国際的大嘘(虚偽)を吐き、招致を決めた。

投稿者によって、一部割愛やそれに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。

Sankoub
次号/東京五輪「無観客でも海外から10万人が来日」中止も含めて検討すべき
前号/サンデー毎日『東京五輪を中止すべき4つの理由』1・嘘とカネで五輪を買った

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