食品のカラクリシリーズ お通し/食べ物視点
「お通し」は日本の食文化でも若い方の抵抗感や外国人に誤解をまねくのでやめたら
頼みもしない・好きでもない料理を勝手に出し金を取るのは前時代的
何か言いたげな女性
■お通し300円は高い・他の居酒屋メニューなら結構良いものが食べられる
投稿者は、様々な飲食店でお通し・突き出し・先付などを頂戴してきました。そもそもは、料理はすぐにでき上がらないので、その間はお通しで酒を飲むスタイルです。でも若い方の考え方もあり、また今後、外国人の増加が見込まれることから、何かと誤解をまねきやすいお通しはやめた方がよいと考えます。そう言うと必ず日本の食文化を失くすのか、粋じゃね~よと口出しする方が出るでしょう。安い居酒屋から、小粋な女将がいる小料理店、高級割烹など経験しましたが、少なくとも居酒屋クラスはお通しを廃止すべきと考えます。
一般的には、居酒屋や小さな店の小鉢は300円前後から500円までか。若い方に言わせれば、それだけの金を出すなら、結構、他の良いメニューが食べられます。仰る通りで、年間あるいは一生なら、相当な金額になる。注文をしていない、好きでもない料理に金を出すのは抵抗感があるのでしょう、もっともです。また外国人はシビアなので、頼みもしない料理を勝手に出し、ましてや金を取るのは詐欺だと思われる。これでは、「お・も・て・な・し」にはなりません。居酒屋チェーン店で「お通しカット(不用)」と言えば、お通しを出さない店とNG店に分かれます。しかし本音は“ボロ儲け”できるので、出したいに決まっています。
■居酒屋チェーンのお通しはどんなものか?知れば食べたくなくなる
居酒屋がお通しを出したがる理由は、お察しの通り「稼ぎ頭」 「売上アップ」が見込めるからです。お通しという食習慣を抜きにした場合、仮に300円でも他の料理と比べ厳然としてアンバランスな高価格です。席料の一種という考え方もあるが、高級料亭ならともかく居酒屋は不似合いです。300円でも私が文句をいう背景は、酷い居酒屋お通しのカラクリを見てしまったからです。会社の近くに業務用スーパー「肉のハナマサ」があり、夕方前になると見習いような若い従業員が多数集まって来る・・・それは、食品添加物で味付けされた出来合いのお通し食材(2kgパック・1000円以下、間違いなく中国産)を何袋も買っていくのです。
名の通った居酒屋チェーンのマークの入った服を着た従業員が、買っていく姿に唖然としたものです。その食材をビニール袋から小鉢に移し替えただけで、300円のお通しになるんですね(苦)。ボロ儲けだ!そんな物を食わされていたんだとガッカリした次第です。居酒屋内の食材を使う店でも、所詮、余り物でしょう。店の稼ぎ頭なので、お通しはやめられない。女将が丁寧に調理したお通しならともかく、それ以来、居酒屋ではお金を取られるにせよ、まともにお通しは食べないことにしています。そもそも居酒屋チェーン全体のメニューが、中国食材やフェイク食品ばかりです。昨今はお通しの問題に限らず、このような体質だけに居酒屋には絶対行きません。