■気になる言葉の辞書・第２部
第８７０回｜２５年３月９日
いつも「気になる言葉の辞書・第２部」にお越し頂き、誠にありがとうございます。「毎日新聞クロスワード」の解答ワードから、毎回、数件を選び下記の辞書内容を載せます。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の当ブログ投稿ネタ、投稿者
の感想（投／～と表記）を加え編纂しております。
トラニナビクアイティーキギョウ 「トラ（ンプ＝虎）に靡くＩＴ企業」
▽那由他（なゆた） ＝ ①古代インドの数の単位。②極めて大きな数量。千万または千億に当たるなど、諸説がある。②１０の６０乗（一説に１０の７２乗）。投／那由他の言葉を初めて知った。「魔訶（まか）」も大きい、多い、優れるの意を表す。
▽塵慮（じんりょ） ＝ 俗界の名利（名誉と利益）を浴する心。
▽九字（臨兵闘者皆陣列在前）（くじ） ※再出 ＝ 護身の秘呪として用いる９個の文字。「臨兵闘者皆陣列在前」の９字の呪（じゅ）を唱え、指で空中に縦に４線、横に５線を書くと、どんな強敵も恐れるに足りないという護身の法。九字護身法。中国の道家（どうか＝老子・荘子の思想を信奉する学派）に起こり、のち陰陽道（おんようどう）に、また密教家・修験者・忍者などが用いた。
難しい文字慇懃｜いんぎん 腰巾着｜こしぎんちゃく 怨嗟｜えんさ 埒｜らち 焦げ｜こ－ 旬余｜じゅんよ 海路｜かいろ
投稿者の感想トランプ大統領に擦り寄る、ＩＴ企業のトップにウンザリする。いくら国益・企業の利益を守るためとは言え、そこまでやるの？と言いたい。肝心な、“国民の利益のためにどうすればいいのか”の視点が忘れられている。米国ＩＴ企業のみならず、石破首相もソフトバンクの孫正義代表もトランプ氏へ諂（へつら）う姿が見苦しい。さて完成ワードはトランプ氏と「虎」を掛けていると思われ、そこで虎にまつわる言葉を列記した。『虎に翼、－になる、－の威を借る狐、－の尾を踏む、－は死して皮を留（とど）め、人は死して名を残す、－は千里往（い）って千里還（かえ）る、－を野に放つ、－を描いて狗（いぬ）に類す、虎口（ここう）を脱す、－を養い自ら患（うれ）いを遺す、張子の－、騎虎（きこ）の勢い～～～（その他多数）』。総じて、自戒や悪い結果にならぬよう事前準備の言葉が多かった。さてトランプ氏４年後の結末は、どの言葉に該当のか・・いやいや４年後どころか、さっそく当てはまる事態に！
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