若妻印

いぶし銀の若妻のおいしい日常
食べることしか考えてません。

八月がくるたびに

2007年08月28日 14時53分03秒 | 読みました
おおえひで作 篠原勝之え
理論社刊どうわの本棚 1974年



小学生のときの課題図書だったんだけど
何も知らずに開いたら


原爆げんばくゲンバク
ヒロシマで25万人がナガサキで10万人が死んだ


怖いのよ。


怖いのよ。


すごく怖いのよ。

結局、本文を読むことはなく、恐ろしさだけがずっとトラウマになっていたこの本に、ついに向き合うことにした。

長崎の原爆の話だったのか。
(広島の原爆記念館になかったわけだ。)
原爆に家を焼かれ、家族を失い、火傷や原爆症に苦しみながらも助け合って生きていく家族。
年寄りも子供たちもみんな頑張った。
恐ろしさの中にも、人々の思いやり、優しさが残った。

絵を描いていたのは、ゲージツ家のクマさんだったのね。
戦争は恐ろしく不快なものだってことを肌で感じさせるこの装丁、
30年経った今見てもすごい。


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