
監督:マイケル・ムーア
キャピタリズム~マネーは踊る~ - goo 映画
『ボウリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督が
キャピタリズム(資本主義)支配下の経済問題に迫るドキュメンタリー
巨大企業が利益を追求すると、世界にどのような影響が出るのかを検証する。

マイケル・ムーア監督は
『ボウリング・フォー・コロンバイン』ではアメリカの銃社会問題に噛み付き
『華氏911』ではブッシュ大統領の無能ぶりを皮肉り
『シッコ』ではアメリカの医療問題に突っ込みを入れた。
ドキュメンタリーとしては監督自身のアポ無しの突撃取材なども有り
エンターテイメントとしても十分楽しめる内容の映画だった。
さて、今回は「キャピタリズム」アメリカ資本主義に噛み付こうと
という訳だが、ちょっと相手がでかすぎて狙いが絞れなかったようだ。
ニュース画面をつないで監督のナレーションでつなぐシーンが多く
監督もかなりお疲れのようでいつもの切れとブラックユーモアが
不足気味に感じた。
オバマ大統領の誕生と並行するかのように敗者だった民衆が立ち上がり
助け合い、巨大資本に立ち向かうアメリカの変化が描かれるが
民衆の力は果たしてキャピタリズムに対抗し得るのか。
教訓としては弱者は助け合って泣き寝入りしないで
正当な主張はきちんと堂々とするべきであるという事だろうか。
