BLOWING WIND・風のふくまま

風の吹くまま気まぐれな日々     
  明日も良い日になりますように。

『マイ・ブラザー』 70点

2010-06-09 23:27:37 | goo映画レビュー

マイ・ブラザー

2009年/アメリカ

リメイク

プロフィール画像

tatsujiiさん

男性

総合★★★☆☆ 70

ストーリー ★★★☆☆70点

キャスト ★★★★☆75点

演出 ★★★☆☆70点

ビジュアル ★★★☆☆70点

音楽 ★★★☆☆70点

この映画の原作は2007年12月に公開されたスサンネ・ビア 監督のデンマーク映画『ある愛の風景』のリメイクです。

この映画のコメントを書くにはどうしてもオリジナル作品との比較になってしまいます。

オリジナル作品の良かった点は表現が直接的ではなく観客のイメージに訴える描き方だった所です。

「マイ・ブラザー」では主演のトビー・マグワイヤーの迫真的な鬼気迫る熱演が良かったです。

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映画 『マイ・ブラザー』

2010-06-09 00:56:26 | 映画


映画 『マイ・ブラザー』@恵比寿ガーデンシネマ

製作国 : アメリカ

監督 : ジム・シェリダン
出演 : トビー・マグワイア 、 ジェイク・ギレンホール 、 ナタリー・ポートマン


オフィシャルサイト「マイ・ブラザー


マイ・ブラザー - goo 映画


スザンネ・ビア監督によるデンマーク映画『ある愛の風景』を、トビー・マグワイア、
ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマンらのスター競演でリメイクした人間ドラマ。

戦場での“ある秘密”を抱えた帰還兵士とその妻、そして鼻つまみ者の弟を中心に
家族の崩壊と再生を描いている。

過酷な捕虜体験のために心が壊れた兄・サムをトビー・マグワイアが鬼気迫る表情で熱演。
妻の不貞をしつこく疑い、しまいには拳銃を取り出してしまうキレぶりが圧巻だ。

監督は『イン・アメリカ/三つの小さな願いごと』など、家族の在り方を描くことに定評のある
ジム・シェリダン。

戦争がもたらす心の傷と、それを家族の絆が癒すことが出来るのかを問う珠玉の感動作だ。
(goo映画より引用)






 トビー・マグワイアの熱演が光ります、最初に予告編で見たときには彼とは
分からなかったくらいに体を絞り、頬は痩せこけスパイダーマンとはまるで別人のようです。
戦場での過酷な体験から精神に異常を来たした帰還兵を見事に演じています。

また原作もそうでしたが、子役の達者な演技にも驚かされます
久しぶりに迎えた父が元の父とは違う、父親との微妙な心理描写をしっかり表現していました。

「ハート・ロッカー」のように戦争の最前線ではなく、兵隊として夫を送り出し
夫の無事な帰還を願う妻と幼い子供たちの様子を描きます。

戦争の悲惨さは最前線の戦闘場面を描かなくても、それ以上に夫を待つ家族からも
伝わる事が分かります。



 この映画の原作は2007年12月に公開されたスサンネ・ビア 監督のデンマーク映画 

『ある愛の風景』のリメイクです。

原作の『ある愛の風景』を見たときのコメントをコピーします。
ある愛の風景@有楽町シネカノン
デンマークの女性監督の作品、前に「アフター・ウェディング」の監督で見たが作品としては「ある愛の風景」の方が先に作られている。
衝撃的な作品です、タイトルは恋愛映画のようですがまったく違います。物語は軍人の夫がアフガンの復興支援部隊に派遣され乗っていたヘリが撃墜される、幸せな生活を送っていた家族はいきなり父親をうしない・・・、ところが死んだはずの父親はタリバンの捕虜となり過酷な状況の中で生きていた、イギリス軍に助け出され無事帰国する、死んだと思っていた父親を突然迎える家族は喜ぶが、父は前の父ではなくなっていた・・・。
夏に北欧に行ってきましたがデンマーク、スェーデン、ノルウェーすべて徴兵制が有ります、(お隣の韓国、中国、台湾等にも有ります)そして徴兵制が有るという事はこの映画のような事が起き得るという事です。
日本でもイラク復興支援やインド洋沖の給油に派遣された自衛官が帰国後PTSDで悩まされている話も有ります、憲法改正や復興支援の為なら自衛隊を送り込んでも良いという話が出ています。
戦争に行くというのはどんな事なのか、残された家族の思いは、など平和な日本に居ると解りませんが、この映画を見て少し解る気がします。

監督の描き方は直接的な暴力シーンやセリフの説明は少なく観客のイメージに訴えるとても上手い表現だと思いました、子役たちが実に上手いのですがその演出も大変上手だと思いました。
今年も数多くの映画を見てきましたが沢山見ているとこんな素晴らしい映画に出会うことも有るので良かったと思います。




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コメント (6)
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