7時起床。川湯を離れ熊野市を目指す。
まず、花の巌神社へ。ここはかなり強力なパワースポットらしい。高さ45mの巨石をご神体とする自然信仰の聖域として、また古事記に伝わる地として、古くから人々の信仰を集める場所だ。綱に結ばれた花々の色がわずかに残っていて、2月2日に行われたお綱かけ神事の名残が感じられる。年2回行われる神事、次は10月2日。
国道を挟んで向こうに広がる七里御浜へ。ここは砂浜ならぬ石浜。カラフルな小石が敷き詰められた浜、寄せる波で濡れた石はキラキラと光を跳ね返してここが熊野であることを忘れてしまう。大体、本宮から新宮への移動途中で、光が明らかに変化する。隠国としての陰の部分が本宮にあるならば、熊野は陽だ。震えるような寒さを覚えた本宮の朝は遠く、ここは既に春の陽気が溢れている。
11時、東紀州まちづくり公社の三石さんと合流、大迫町の「磯甚」へ。ここはおいしい郷土料理を味わえる店。お酢、米などの食材にもかなりこだわっていらっしゃる。特にここの「めはり寿司」は少しピリッとするカラシ菜がアクセントになっていておいしい。その他、サンマ寿司、サバ寿司などをいただき、お土産にポンカンまで頂戴する。
三石さんのご案内で伊勢路、観音道と松本峠を歩く。どちらも歩きやすく、それぞれ個性的な、美しい石段の残る古道らしい景観を楽しむことが出来る。
観音道は路傍にひっそりと佇む石仏を拝みながら歩くコース。途中、石の祠のような場所に石仏が数体まとまって安置されている場所まで歩く。ここは石と自然と人々の信仰が相まった感を与える気持のいいスポット。石仏の表情が優しく微笑んでいるように見える。
そして松本峠へ。こちらは展望台から七里御浜を眺めることが出来るポイントがお目当て。途中の石段には木の根っこが絡み、自然と人工物が溶け合っていく長い長い時の流れが感じられる。こちらの石段はとても重厚。所々でその厚さを実際に見ることが出来る。展望台への途中、竹林の中に立つお地蔵様の表情も柔らかく、貴賎を問わずあらゆる人々を受け入れた熊野という地の温かさ、懐の深さを至るところで感じる。
展望台から大本町へ下る。途中、里の風景が広がり、春の到来を告げる満開の梅の香りが鼻をくすぐる。大本町は昔ながらの漁村。古き良き生活が残っているように見受けられる。築120年の民家を利用した紀南ツアーデザインセンターへ。現役のかまど、美しい欄間が印象的な室内、そして土塀と庭など、建物だけでも見所いっぱい。地元作家の作品展示・販売や食品、熊野に関する情報なども扱っていて、活用度大。
撮影を終え、民宿「しずか」へ。こちらは1軒屋をまるごと借りることができるお宿。もともと来客用に建てられた離れだそうだ。建物は歴史を感じさせるが設備は近代的でとても快適。お庭を眺めながら縁側でゆったり過ごし、1日の疲れを癒す。
まず、花の巌神社へ。ここはかなり強力なパワースポットらしい。高さ45mの巨石をご神体とする自然信仰の聖域として、また古事記に伝わる地として、古くから人々の信仰を集める場所だ。綱に結ばれた花々の色がわずかに残っていて、2月2日に行われたお綱かけ神事の名残が感じられる。年2回行われる神事、次は10月2日。
国道を挟んで向こうに広がる七里御浜へ。ここは砂浜ならぬ石浜。カラフルな小石が敷き詰められた浜、寄せる波で濡れた石はキラキラと光を跳ね返してここが熊野であることを忘れてしまう。大体、本宮から新宮への移動途中で、光が明らかに変化する。隠国としての陰の部分が本宮にあるならば、熊野は陽だ。震えるような寒さを覚えた本宮の朝は遠く、ここは既に春の陽気が溢れている。
11時、東紀州まちづくり公社の三石さんと合流、大迫町の「磯甚」へ。ここはおいしい郷土料理を味わえる店。お酢、米などの食材にもかなりこだわっていらっしゃる。特にここの「めはり寿司」は少しピリッとするカラシ菜がアクセントになっていておいしい。その他、サンマ寿司、サバ寿司などをいただき、お土産にポンカンまで頂戴する。
三石さんのご案内で伊勢路、観音道と松本峠を歩く。どちらも歩きやすく、それぞれ個性的な、美しい石段の残る古道らしい景観を楽しむことが出来る。
観音道は路傍にひっそりと佇む石仏を拝みながら歩くコース。途中、石の祠のような場所に石仏が数体まとまって安置されている場所まで歩く。ここは石と自然と人々の信仰が相まった感を与える気持のいいスポット。石仏の表情が優しく微笑んでいるように見える。
そして松本峠へ。こちらは展望台から七里御浜を眺めることが出来るポイントがお目当て。途中の石段には木の根っこが絡み、自然と人工物が溶け合っていく長い長い時の流れが感じられる。こちらの石段はとても重厚。所々でその厚さを実際に見ることが出来る。展望台への途中、竹林の中に立つお地蔵様の表情も柔らかく、貴賎を問わずあらゆる人々を受け入れた熊野という地の温かさ、懐の深さを至るところで感じる。
展望台から大本町へ下る。途中、里の風景が広がり、春の到来を告げる満開の梅の香りが鼻をくすぐる。大本町は昔ながらの漁村。古き良き生活が残っているように見受けられる。築120年の民家を利用した紀南ツアーデザインセンターへ。現役のかまど、美しい欄間が印象的な室内、そして土塀と庭など、建物だけでも見所いっぱい。地元作家の作品展示・販売や食品、熊野に関する情報なども扱っていて、活用度大。
撮影を終え、民宿「しずか」へ。こちらは1軒屋をまるごと借りることができるお宿。もともと来客用に建てられた離れだそうだ。建物は歴史を感じさせるが設備は近代的でとても快適。お庭を眺めながら縁側でゆったり過ごし、1日の疲れを癒す。