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ゆるキャン△の聖地を行く27 その8  韮崎中央公園の電気機関車

2023年03月13日 | ゆるキャン△

 韮崎中央公園には、原作コミック第14巻9ページ4コマ目で描写されているように、蒸気機関車の他に電気機関車も展示されています。蒸気機関車のC12形は公園の南側にありますが、電気機関車のほうは反対側の北側にあります。
 なので、上図の広い陸上競技場グラウンドをはさんで離れています。

 

 それで、いったん車に戻って、上図の東側の駐車場まで移動し、その北端に近い辺りに停めました。そこから電気機関車の展示位置まで歩いていきました。

 

 駐車場付近から、電気機関車の方角を見ました。見た時に、あれ、電気機関車だけじゃないな、貨車とかも繋いであるな、と気付きました。

 

 先に見た蒸気機関車C12形と同じく、こちらもボロボロで劣化や錆化が進んでいました。野ざらしですから仕方がありませんが、覆屋や屋根があった場合の有難味というものが改めて理解出来ます。
 車体色は、ピンクに近い変ったカラーですが、本来のものではなくて、ここに展示されてから塗り直されたもののようです。

 

 なにか古そうな形の電気機関車です。原作コミック第14巻9ページ4コマ目のアングルで撮りました。大井川鐡道で走ってる茶色の電気機関車ED500形に似た外姿でした。前面の庇付きの窓とかがよく似ています。

 

 説明板を読み、EF15型であることを知りました。大井川鐡道のED500形に似た外姿であるのは、ともに同じ昭和30年代の製造であるからでしょうか。

 

 EF15型と繋がって貨物列車の体裁にて静態保存されている3輌の無蓋貨車です。向かって右端に「形式70000」とペイントされてあるので、国鉄トラ70000形貨車であることが分かります。EF15型と違ってほとんど痛みが見られず、今でも運用出来そうな状態に見えますが、この国鉄トラ70000形貨車は、既に平成30年までにJR各社において全廃となっているそうです。

 

 貨物列車の後尾につく事業用貨車です。一般的には車掌車などと呼ばれますが、貨車の一種です。向かって右端に「形式5000」とペイントされてあるので、国鉄ヨ5000形貨車であることが分かります。昭和61年(1986)に貨物列車の車掌乗務が原則廃止されたことにより、JRに継承された一部の車両を除いて全車が廃車されたそうです。

 

 こういった列車形式の静態保存は、鉄道博物館などで見かけますが、公園での静態保存展示では珍しいそうです。

 

 国鉄トラ70000形貨車のブレーキ機構です。シンプルな構造ですが、これに作業員が乗って体重をかけて踏み下ろして制御するわけです。足踏みテコ式留置ブレーキ、が正式名称です。この貨車には、ほかに自動空気ブレーキが付いているので、こちらの足踏みテコ式留置ブレーキは補助用なのかな、と思いました。

 

 以上、韮崎中央公園の保存車輌でした。原作コミック第14巻10ページ1コマ目にて、各務原なでしこがこれらの車輌を見にいこうと姉の桜に言いかけますが、「もう夜でしょ また今度にしなさい」と遮られています。その言葉通り、次の年の桜花見ドライブでここにやってくるストーリーは、果たして描かれるでしょうか。  (続く)

 

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