あけの農さん直売所で昼食の後、もときた道を引き返して、韮崎市の中心街区へと移動しました。移動中はほとんど下り坂でしたが、行きはそんなに登っている感じは無かったので、韮崎市街までの道が下り坂の連続であるのにちょっと驚いたりもしました。
そして今回の聖地巡礼の最後の目的地である上図のJR韮崎駅に行きました。原作コミック第12巻の「ホラかホンマか回想キャンプ」編にて大垣千明、犬山あおい、斉藤恵那の3人が瑞牆山キャンプ場へ向かうべくここ韮崎駅に集まったのです。
原作コミック第12巻31ページ2コマ目、「韮崎駅 ついたーーーっ!!」のアングルです。建物は勿論、床の碁盤目模様までそのままです。
少し右側を向いたアングルが、原作コミック第12巻33ページ1コマ目の背景に一致します。
原作コミック第12巻32ページ3コマ目にて、各務原なでしこが「あきちゃん あれなにー?」と指差した白亜の大きな観音像も見えました。
作中で大垣千明が「韮崎平和観音」と呼んでいますが、こちらも実際に「韮崎平和観音」と呼ばれます。昭和34年の皇太子殿下ご成婚を記念し、かつ市民の平和と登山者の安全無事を祈願して、昭和36年に建立された高さ18.3メートルの大観音像です。高崎白衣観音、大船観音の観音像とともに、関東三観音と言われているそうです。
こちらは北のタクシー乗り場をみた図。原作コミック第12巻34ページ1コマ目のアングルです。
原作コミック第12巻35ページ2コマ目のアングル。犬山あおいが「二人共バス来たでー」と呼びかける場面です。そうして3人はみずがき湖および瑞牆山荘まで行きますが、実際にそのルートの路線バスがここ韮崎駅から出ています。
なので、いずれ行く瑞牆エリアの聖地巡礼にて韮崎駅からのバスを利用する案を考えていますが、最終目的地の瑞牆山キャンプ場(実際にはみずがき山自然公園キャンプ場)へは徒歩で往復することになるうえ、バスの便も限られていますので、巡礼行動そのものに制約がかかるかもしれません。やっぱりレンタカー利用が無難かな、とも思います。
JR韮崎駅の東にある商業施設エリア「ライフガーデンにらさき」の中核となっているスーパーマーケット「オギノ」。ゆるキャン作中にも南部町や山中湖の店舗が「ハギノ」の名で登場して有名になっています。
最初の計画では、このエリア内に並ぶ食事処(松屋、ココス、幸楽苑、くら寿司)のいずれかで昼食をとる予定でしたが、前述したように、あけの農さん直売所を追加してそのレストランで昼食の野菜カレーをいただいたので、こちらではオギノで買い物をして、隣の宮脇書店で本を買いました。
その後は約一時間ほどかけて甲府へ戻りました。まだ昼過ぎでしたが、今回の巡礼旅行が二泊三日であちこち回るハードスケジュールだったため、三日目になると相当な疲れが出てくるだろうと考えて、早めに帰途につく予定でした。
タイムズさんにレンタカーを返却して、近くの甲府駅に着いたのが14時24分でした。時間ギリギリでした。
帰りの列車は、14時35分発の特急ふじかわ10号でした。乗り込んでからは、疲れが出て殆ど眠り込んでいました。それでもなんとか静岡と名古屋での乗り換えをこなして、京都に帰り着いたのは4時間後の18時37分でした。
以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく27」の記述を完了しました。これにより、今回の巡礼レポート四部作(内船・石和・塩山・勝沼ぶどう郷編、早川編、富士川街道・西郡路編、韮崎編)は完結となります。次のレポートの舞台は静岡県に移ります。 (了)