ゆるキャン群馬キャンプ編の安中市エリア聖地巡礼、「アプトの道」の続きです。碓氷峠鉄道文化むらの屋外展示広場が見渡せる地点に来ました。
御覧のとおりの眺めでした。沢山の車輌が並んでいるなあ、見学するのにどれぐらい時間がかかるかな、と考えたりしました。今回の計画では、碓氷峠鉄道文化むらの見学に2時間余りをあてていましたが、2時間で足りるかな、と少し不安になりました。
少し行くと左手に上図の施設がありました。安中市の観光機構が運営する観光案内所です。
立ち寄って中に入りましたが、観光案内所というよりは土産物販売所兼お休み処といった雰囲気で、向かいにテラス席があって、2組の観光客が「峠の釜めし」を食べていました。係員の方に「アプトの道」に関する展示がありますか、と問い合わせたところ、それは碓氷峠鉄道文化むらの鉄道資料館にあります、との事でした。
再び歩き出しました。道は緑地帯の中の細い園路のようになり、線路跡よりはやや外側にずれているように感じましたが、すぐ右手にトロッコラインの線路が通っていましたので、かつての横川車両区の敷地内であったのだろうな、と考えました。
まもなく右手のトロッコラインの線路が終わりになっているのを見、「ぶんかむら」駅のホームを見ましたが、その奥に上図の国鉄ヨ8000形貨車がありました。国鉄が昭和四十九年(1974)から昭和五十四年(1979)までに1170輌を製造した事業用貨車(車掌車)です。
このヨ8000形貨車は、トロッコラインにて動態保存されており、EF63形機関車の体験運転で使われるほか、年に数回乗車体験イベントが行われているそうです。
国鉄ヨ8000形貨車の横を過ぎると、「アプトの道」は右に曲がって碓氷峠鉄道文化むらの前の広場に繋がっていました。つまりは今回の散策の終点でありました。
改めて外側から作中のアングルで。
このシーンですね。原作コミック第16巻102ページ4コマ目です。
今回、熊ノ平駐車場の入口から9時35分にスタートし、このゴールに14時16分に着きました。トータルで4時間41分かかりました。このうち碓氷湖畔のカフェ「MINI MINI」にて89分、峠の湯への入浴休憩で55分を使っていますので、歩きだけのトータルは2時間17分となります。
観光案内資料や「碓氷峠路探訪マップ」では同じコースの所要時間を約2時間としていますが、私の場合はあちこちで聖地スポットを見たり撮影したり、小休止などを繰り返していましたから、2時間17分というのは早いほうだったな、と思います。
ちなみに作中で各務原なでしこ達が歩いた区間は、私の記録では12時13分から14時16分までのタイムとなり、峠の湯への入浴休憩55分を除けば、歩いて68分でした。距離にして約4キロぐらいです。
それから横川駅前の上図の荻野屋本店に行き、遅い昼食をとることにしました。
いただいたのは1600円の峠の釜めし定食でした。実物は、食べるのに夢中で写真を撮り忘れました。
平成八年(1996)の夏、大学時代の群馬県の知人に誘われて、彼の地元である碓氷郡松井田町へ行き、横川駅の横を通って坂本宿の街並みと碓氷関所跡にも行った後、このお店に行きました。そして初めて「峠の釜めし」を食べたのですが、当時の記憶がおぼろげなので、建物も内部も「こんな感じだったかなあ」と思いました。外観はともかく、内部はリニューアルされているようでした。 (続く)