ゆるキャン群馬キャンプ編の安中市エリア聖地巡礼、「アプトの道」の続きです。北原白秋の歌碑を過ぎると、再び上図の国道18号線旧線の橋の下をくぐります。
上図では橋の右手前に階段がありますが、その左手前にも階段があります。それを上にあがって国道18号線旧線を北に渡ると、道のカーブの外側に「碓氷峠の力餅 玉屋ドライブイン」という昭和の大衆食堂の雰囲気を漂わせる食事処があります。メイン商品は力餅(ちからもち)であるそうですが、普通に食事も出来ます。「アプトの道」沿いにある数少ない食事処のひとつです。
橋をくぐって、緩やかに右へカーブする「アプトの道」を進むと、やがて右手に立派な三角屋根の建物が見えてきます。
右手に見えてきた立派な三角屋根の建物の横に交差点があります。このアングルで作中に出ています。
このシーンですね。原作コミック第16巻89ページ2コマ目です。三角屋根の建物を各務原なでしこが「碓氷の湯」と呼んでいますが、実際には「峠の湯」といいます。
交差点の左側、「峠の湯」の向かいには、信越線の新線跡の一部を利用したトロッコ列車の駅があります。これも作中に出ています。
このシーンですね。原作コミック第16巻89ページ3コマ目です。このトロッコ列車を利用すれば、「アプトの道」の終点まで一気に移動出来ますが、各務原なでしこ達は「アプトの道」歩きが主目的でしたので、ひたすら「アプトの道」をたどっていきます。
私自身はこのトロッコ列車を利用するコース案も考えたのですが、聖地巡礼に出かけたのが平日でしたから、利用出来ませんでした。
このトロッコ列車は、正式には「碓氷峠鉄道文化むら」の「トロッコ列車ライン」と呼ばれる移動施設で、かつての信越線の新線跡の下り線を再利用して運行されています。運行日は3月から11月までの土日祝日のみで、お盆の時期は毎日運行されるそうです。
交差点脇の道標です。終点の横川駅まで2.9キロです。熊ノ平駅跡からは約3.3キロの地点にあたります。各務原なでしこ達は碓氷湖畔カフェの横からスタートしていますから、まだ1キロぐらいしか進んでおらず、それで各務原なでしこが「ここで1/4くらいかな」と言っています。
その通り、碓氷湖畔カフェの横から終点の横川駅まで約4キロぐらいなので、「峠の湯」の交差点で残り2.9キロであれば、ちょうど1/4くらいになります。
今回は「峠の湯」にて温泉入浴して休憩する予定でしたので、「アプトの道」から右にそれて「峠の湯」への導入路に進みましたが、その道は御覧のように信越線跡の枕木を転用していました。
そのまま行くと裏口から入りますが、正面口も見ておこうと思って、裏口からエントランスロビーを突っ切って正面玄関からいったん外に出ました。エントランスの外観は「めがね橋」をシンボライズしているようです。広い駐車場もあり、そこまで車で来て、「アプトの道」を熊ノ平駅跡まで歩いて往復し、帰りに「峠の湯」の温泉を楽しむ観光客も多いそうなので、ここは一種の「道の駅」的な使われ方をしていると聞きました。
「峠の湯」の正面玄関です。温泉施設および食事処があり、隣に宿泊研修施設の「くろつぎの郷コテージ」があります。
温泉は二階にありました。12時32分に着いて、13時27分に出発しましたから、約1時間の入浴休憩でした。
「峠の湯」の公式サイトはこちら。 (続く)