ガルパン最終章第4話にて、無限軌道杯の第3試合にエントリーし、聖グロリアーナ女学院チームと対戦した黒森峰女学園チームは、新隊長逸見エリカの指揮のもと、中戦車と軽戦車を中心とする機動力重視の編成で挑み、終盤では肉弾戦に及んで敵フラッグ車を仕留めましたが、僅差にて敗れ去っています。
上図は、その試合で初めて参加したⅣ号戦車G型です。一見して、大洗女子学園あんこうチームの搭乗車の第二形態のF2型とあまり違わないな、と思いましたが、公式設定資料図などでチェックしてみたら、まったく同じ仕様でした。
そうなると、手元にあった上図のプラッツの公式キットで劇中車を再現出来ることになります。組み立て手順は共通ですので、悩むこともなく気軽に作れました。
製作手順は、同じキットを使用した大洗女子学園あんこうチームの搭乗車の製作記事を参照して下さい。
このタイプが黒森峰女学園チームにも登場したのは、大洗女子学園あんこうチームの搭乗車でも一度しか使われなかった第二形態である、という点も影響しているかもしれません。あんこうチームのⅣ号戦車といえば、私でも初期のD型と現行のH型のイメージが強くあって、第二形態のF2型は下手すると忘れているぐらいなので、黒森峰女学園チームの車輌を見てもダブり感があまり感じられないのでした。
むしろ、個人的にはドイツ機甲部隊の中核戦力として活躍したⅣ号戦車が黒森峰女学園チームに今まで出ていなかったことのほうに、相当の違和感があったぐらいです。なので、最終章第4話での登場に関しても「やっと出てきたか」というのが正直な感想でした。
ガルパンのⅣ号戦車は、これまでに5輌を製作しましたので、手順も頭に入っていてスイスイと作れました。誘導輪のスポークを6本に変更する改造だけはちょっと手間取りましたが、あとのガルパン仕様への工作の大半が完成後は目立たなくなる部分ですので、最小限の工作にとどめておきました。
塗装も、使用カラーが異なるだけで、車外装備品類の塗り分けもほぼ同じでした。車体カラーはパンターG型と同じに見えるので、Mrカラーの39番のダークイエローを使いました。
校章マークは、車体背面左側と砲塔左右側面につきます。デカールはモデルカステンの「MGデカール ガールズ&パンツァー デカールVol.5」より適当なサイズのものを3枚選んで使いました。
やっぱりⅣ号戦車というと、個人的にはこのアフリカ戦線カラーのイメージがあります。このカラーで製作したのは、今回が初めてでした。
以上、黒森峰女学園チームのⅣ号戦車G型の完成記事でした。製作期間は2023年12月4日から9日までで、組み立てに5日、塗装および塗装後の組み立てに1日をあてました。誘導輪の例の改造以外は、ガルパン仕様への工作も目立たない箇所は省いて最低限にとどめましたので、ほぼストレート組みに等しいものでした。
この車輌が加わったことにより、黒森峰女学園チームは、アニメシリーズの最後の段階にてほぼ史実のドイツ軍機甲部隊とほぼ同じ顔触れを揃えた事になります。未だに姿をみない主力級の車輌は、同系列車のⅣ号突撃砲ぐらいでしょう。