漫画/ハリソンさんはカノ紳士 Mr.Harrison is THE GENTLEMAN ― フランス通過編 ―(前半)

18世紀欧州が舞台の歴史ロマン。アヴィニヨンの薬屋小町クレールとハリソン&マルセル主従との運命の出会い。

黄昏のエア (31/32) 反論できるものなら反論してみな!

2009年11月01日 10時25分03秒 | 第14話/黄昏のエア

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* * * この物語は、基本的にはフィクションです。 * * *



 どぅお~なんでしょ、この人、
「 だったらお前自身が何か書いて出してみろよー。 」 とか、
ムカつく人いませんか?

 そんから、紳士的を通り越したハリソンさんの腰の低さにも
イライラして来る人もいたりしてね。

 18世紀は、出版が王侯の庇護 ( パトロン制 ) を離れて、
専門の業者が文筆家と読者の橋渡しをするように変化して来た時期なのですが、
文筆家が出版者から派遣社員や請負社員みたいな扱いを受けていたにしたって、
ハリソンさん、卑屈になり過ぎですぜッ!!

 もっとも、史実上でも、 「 トリストラム・シャンディ5・6巻 」
の売り上げ数が、既刊に比して激減したのは事実でした。
最初はドッズレイ書店から1~4巻まで出して、大ヒット作だったのですが、
5・6巻を出す時に、もっと高い金額で版権を買ってもらいたくて、
スターン聖下、ドッズレイ書店と揉めたんでしょうか?
― 別のベケット書店から出した所で総崩れになっちゃったみたいなんですがね ― 。

 漫画の方に戻って、書店の出版部門の責任者さん、― 名前をまだ考えていませんが、
― は、データ御宅騎 ( オタッキー=マニア ) で、 ― この都市でこの日に 「 トリシャン⑤⑥ 」 が
何冊売れたかなんて調べ上げた詳細なデータまで収集してやがって、 ( ハリソンさんへは集計した物を渡しているけど。 )
― 統計的方面からも不確定要素方面 ( ただしこれも経験の積み重ねから得たデータ )
からも攻められて、ハリソンさん、どう反論する?!

 
 責任者さんは、ハリソンさんがシャンディ氏を 「 連れて来た 」
宣 ( のたま ) っていますが、閲覧者の方々には、これでまたさらに訳が分んなくなっていただけたでしょうか?

 どっちにしても、最後はホリー・ウォルポール兄貴も巻き込んで、
♪ きっと来るゥ~ ♪ ― ホリーは井戸アニキ~っ ― のホラー的展開になりますから。

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 来週は第14話完結編&来年分&年末年始アップ分の予告編となります。

〈 次回の更新は11月7・8日の予定 〉






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