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トバイアスとバトラーが自宅の庭に城塞を作っている場面も描いたのですが、
文章のまとまりの数や「ウォルター編」との長さの釣り合いが取れなくなるので、
「ハリソンさんはカノ紳士」の話の中で、その場面を描こうかなと思い割愛しました。
カラーとモノクロ2番目の絵のトバイアスとバトラーが着ているのは、なんちゃって軍服です。
最上部カラー絵は、トバイアスが1704年にマールバラ公爵率いる英国と
サヴォイア公爵オイゲン率いる神聖ローマ帝国の連合軍が、ドナウ河畔のブレンハイムで、
タラール指揮下のフランス・バイエルン軍に大勝した戦いをシュミレーションしている場面をイメージして描きました。
そしてそこへとウォドマン夫人がやって来て、
自分達の合戦へと事態を転換させようと妖艶なほほ笑みを浮かべているといった所です。
トバイアスが持っているパイプのモデルは、プロフの所にある写真のトルコ製パイプで、チイ兄ちゃんからもらったんでしょうな。
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問題は全て心の中にあるのじゃ。
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向き合うきっかけを与えてしまう境遇になった女性がウットいって訳?
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↑上の話からすると。
実際にしてみようとすると、性別に関わらず、それはとても大変な事なのです。
ちなみに女性の場合は、それをしないで済ますためにはと、身の回りの弱者虐めへと
方向転換がなされる事があります。
「それをするくらいなら…!」と死を選択する人だって実はいるのです!
作者の父がそうでした。
生涯の最後についにその時が来て―。
表向きは病死でしたが、心の世界で、ガンコな父は自ら死を選んだのです。