車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

ダブルスの日

2024年07月19日 21時32分52秒 | 日記
15日(月)の海の日を含めた3連休。

ダブルスの日と位置付けていた。

土曜日は横浜での試合。

シングルスとダブルスが開催される。

シングルスは準々決勝で敗退。

やってはいけないミスを犯した。

だから負けた。

でもここには新しい気づきがあった。

結果的にそれがものすごく良かった。

それに気づけた自分、客観的に自己分析出来たというその内容が今まで以上のもので、そこにこれまでのトレーニングの成果を実感出来たし、トレーナーと早く共有したいとも思えた(笑)

結果はもちろんものすごく悔しかったけど。

ここ最近でダントツ悪い自分になってしまい、それも残念ではあるけれど、そうなってしまう自分が未だあることが確認できたとプラスに捉える。



ダブルスは今年から初めて組むパートナーと初めての試合。

まずは様子見という感覚で試合に入ったけれど、心地よくプレーすることが出来ていた。

まだまだコミュニケーションのレベルで分からないことだらけの中で、それでも違和感を覚えなかったのは上出来だと思うし、それはパートナーの人柄によるものだとも思っている。

だからこそ、これまで感じなかったこと、気づかなかったことに初めて気づく点が多々あり、それは自分自身物凄く学びを得られたし今後に活かせるデータ収集を出来た感がある。

今までダブルスはたくさんやってきたけれど、こんな気づきは全くなかったし、そこから新たに見えるものが新鮮で、だからこそ課題を多く得られれば可能性が更に広がる感覚があり、それがもう楽しくて仕方がないといった感じだった。

それもまたこれまでのトレーニングの積み重ねがあればこそだと実感。

それがあって初めて気づけたこと。

気づけるようになったのだと思える。

だからこそ、見えるものが違ってくるし、意識を置くべきポイントが違ってくる。

積み重ねていくのだ(笑)

結果は3位。

準決勝でフルセットの末惜しくも敗退し、3位決定戦で勝利。



言い訳になるけど、準決勝以降はコンディションが良くなかった。

それは何かというと、終始左足に力が入って集中できなかったのだ(笑)

僕は足が動かせない。

でも勝手に動くことがある(笑)

それがピークを迎えると数十秒おきに力が入って動くのだ。

脚の力だから結構強い。

それは左右いずれでもその時々で起こる。

僕は「ゲリラトゥーキック」などとネタにするけれど(笑)、足に力が入ることで体幹部分もコントロールできない身体はその動きの影響をもろに受け、姿勢を崩したりしてしまう。

美容室でカットしてもらっている時でも毎回足の力が入って身体全体が揺れるから、美容師さんには気を遣わせてしまいいつも申し訳なく思っている。

僕の身体にはそんな「特徴」もあるのだ。

だから、今回の試合中もプレイに入るタイミングと足の力が入るタイミングが重ならないことを祈り、出来る限りの調整をし続け、結果的に意識は常に足に向いてしまうような試合になってしまっていた(笑)

パートナーには申し訳ないけど、それもまた障害者の現実でもある。

ちなみにパラ卓球・車椅子のクラスではプレー中に足が床についた時点で失点となる。

だから足に力が入って勝手に伸びようものなら姿勢を崩すどころか即失点となりうる。

それもあって足に意識がいってしまうのだ。

実際に伸びたところをでミスをした試合もあった。

以上、言い訳(笑)



横浜での試合を終えたらそのまま西へ移動し、翌日はお昼から大阪でダブルスの練習。

と言ってもガチ練ではなく仲間内で楽しくやるような感じなので前日の試合や移動の後には空気感を含めちょうどいい感じだった。

いつもにはない選手同士のコミュニケーションの時間も新鮮なもので、まさにリフレッシュの一日を過ごせた思いだった。



そして月曜日海の日、ダブルスの試合。

大阪のチームが主催し、大阪中央ライオンズクラブさんが協力された大会で、出場する顔ぶれから中身の濃い大会となっていた。

この大会は毎回もてなしが手厚く、主催するチームメンバーの人柄がよく表れたものだと感心させられる。

今回特にすごいなと思ったのは前日の日曜日のお昼に会場に到着した際のこと。

台の高さを床からメジャーで計って調整しているではないか!

全日本選手権(健常者の方)では会場設営の際に計測器を用いてそうした作業を行っているという話を聞いたことはあるけど、一般の会場で、しかも障害者の施設でそのレベルでやる、やっている話なんて聞いたことがない!

むしろ、会場で水平を維持できていない台なんて当たり前のように見かけるけれど、それをそこまで細かくチェックするなんて!と驚いたし、ものすごくありがたいのと同時に嬉しかった。



そして試合は準優勝だった。

パートナーは横浜と同じで、横浜で得た課題をどう活かせるかをポイントに取り組んでみた。

悪くはなかったけど、ここでも今まで以上の気づきがあり、あらためてダブルス特有の世界観を学べた思いがある。

その世界でパートナーと共に良いプレーをするのだけれど、その為にはまず自分がどうあるべきかをより深く考えさせられた。

すごく良いものを学べた。

ちなみにこの日、足はそこまで暴れなかった(笑)

決勝戦ではそれが顔をのぞかせ始めたけれど、その程度だったので大丈夫だった。



試合の後、表彰式が行われたのだけれど、やはりこの表彰式というものには大きな価値があるとあらためて思った。

大会によっては表彰を行わず賞品を配るだけというものもある。

けれど、全力でプレーする参加者の中から勝ち上がった選手を称えるという行為はまさに価値を生むしモチベーションを生む。

それは主催者から選手への「リスペクト」と受け止めるし、それがなければむしろマイナス効果になるのでは?と思うのだ。

その「リスペクト」にこそ大会の最大の価値があると考えるし、パラスポーツだからこそその「リスペクト」がより大きな効果を生むものと考える。

「パラスポーツの普及」という言葉は方々で耳にする。

じゃぁその為に何をする?

告知・周知を幅広く行うだけ?

一度参加してもらえばいいだけ?

いやいや、まずは参加者への「リスペクト」でしょう。

じゃなきゃ、その活動は短期的なもの、一度限りで終わりかねない。

一度来た人がまた来るかどうか、それを続けるかどうかが重要であり、障害者だからこそスポーツを続ける、活動を続けることが重要で、そのモチベーションを生み出す為の「リスペクト」が不可欠だと僕は考える。

飲食店だと、リピーターの無い店は広告費にコストを割く結果原材料費が削られ商品のクオリティが落ち、尚の事リピーターを掴めない悪循環を生み早々に潰れる。

自信の努力を評価してもらい、リスペクトしてもらい、その恩恵を受けて活動する。

そうした活動を継続していきたいという障害者を生み出す「社会的価値」はものすごく大きい。

障害者に関わる企画や事業を行う人たちは、彼らに対して物理的に「何かをしてあげる」だけで良しとするのではなく、それが彼らの心にどう影響するのか、その先にどういう変化が起こり得るのかまでを考え、目標やゴールを設定した上で行うべきだと思う。それが「リスペクト」だと思うし、ある意味本当のやさしさ、思いやりなのではと考える。

それが見え隠れするのがこの大会。

だから心地よいし、主催するチームメンバーの団結力や雰囲気にそれが表れているし、協力してくれる方々など周囲に人が集まってくるのだと思う。

ホント、良い学びを得られる。



でも僕はまず一人のプレーヤーとして頑張っていく。

今回のダブルス連戦で得た学びをシングルスにも活かしていき、レベルアップをしていきたい。

次の週末にも遠征での試合を予定している。

6月から続く連戦最後の試合。

楽しんでいきたい。

右肩の不具合も収まってきたので、この試合が終わればトレーニングも通常通り再開できそう。

様々なことから学びを得て、自分を磨いていき、それを結果に残していきたい。

まずは体調管理。

この暑さにやられないように気をつける。

なんと2連覇達成!

2024年07月01日 22時32分09秒 | 日記
本題に入る前に本音を吐露したい。

最近「正直者は損をする?」ということをふと考えた。

損をするのは嫌だけど、させるのも嫌。

自分が大きな損をこうむるのは避けたいけど、誰かに損をさせてしまうのであれば逆に自分が多少の損失を敢えて被る、それで良いんじゃないかと思ったりもした。

それで「正直」でいられるのなら安いものだと。

それは正直でいるための投資と捉える。

誰かに嘘をついてまでの損失回避、信頼と天秤にかけるだけの価値がそこにあるの?と僕だったらそっちの損益を優先する。

だって信頼はプライスレスですから。

正直者は損をする?

大いに結構!

正直である為に例え損を被ったとしても、自身の言葉に責任を持てる大人でいよう!とあらためて思った。



なんて前置きはさておき、第45回東京障害者卓球選手権大会に出場した。

なんと優勝することが出来た。

前回大会でも優勝していたので、であれば連覇したいという欲が生じるのだけれど、ところが今回は「無事に出場する」が目標となってしまっていた。

なのに優勝することが出来たのは嬉しい。

というのも実は、その前の前の週に肩を酷く痛めてしまっていたのだ。

金曜日の朝にデスクワーク前のストレッチをしたところ、突然右肩に痛みが走る。

あれれ?と思ったけれどその痛みは一向にひかず、痛みと共に危機感ばかりが増すことに。

その日は午後から練習をし、その後は愛知まで移動し翌日からの試合を予定していた。

けれど、練習前に自宅で行うストレッチも出来ないほどの痛み。

車に乗るとハンドルを回すのにも痛みを伴う。

それでも練習に向かい、いざボールを打ってみるとまぁ酷い酷い。

フォアを3本程度打って、バックを3本程度打って、別のことを同じくらいやってみたところで終了。

「ダメだこりゃ」

という結論に至り、その場で翌日からの試合の棄権を連絡し、宿泊もキャンセル。

週末はとにかく安静に過ごすことに。

少しずつ回復はしてきたものの動きによっては痛みを伴うし違和感も残れば張りも強くある始末。

案外ハンドル操作に痛みを伴うのが最もストレスだった。

トレーナーの先生曰く、ストレッチはOK、練習も軽めにやって良し。でも筋トレはダメ。

動かしてる方が回復は早いだろうけど、負荷をかけるのはアウトということだった。

その指導に従い、やりたいけどやらない、我慢するという時間を過ごし、1週間後の試合に挑んだのだ。



振り返ればその2週間前の遠征時からちょっと様子がおかしかった。

少しの違和感を覚えるけれど、でもその程度で不具合を感じるほどでもない。

「疲れてるのかな?」

という程度に捉えていた。

その時点で対処出来ていれば違っていたかもしれない。

後の祭りだけど。

でも逆にだからこそ得られたものもあれば、こういう結果がまさにそれなのでプラスに考えようと思う。



で、大会当日朝の時点で痛みはほぼ無く違和感が残る程度だった。

ただし、ストレッチはいつも通りには行えず、ちょっと穏やかに動かすような内容に。

そういうところが心理的にはマイナス要因になるのだけれど、逆に「じゃぁ今は何が出来る?」という思考に至れたのはプラス要因。

それは数日前から考えていたので、今回はそのメンタルが勝因の要素だったと振り返る。



試合は、予選リーグは3人だったけれど、1人棄権で1試合のみ。

勝って1位通過は良いものの、トーナメントは1回戦がシードになる為間がかなり空くことがまた不安。

支障がない程度にストレッチを行い、そして2回戦、準々決勝。

相手はなんと去年の決勝の対戦相手。

去年もかろうじての勝利だったしあんまり良いイメージを持てていないしここまでの試合数も全然違うからそこにも不安が生じる。

けれどストレートで勝てたから良かった。

次の準決勝も公式戦では勝ったことの無い選手。

リードされる展開も度々あったけど、何とか食らいついてストレート勝利は良かった。

そして決勝戦。

去年の全日本から試合のたびに対戦しているような選手。

1セット目を優位に運べたのが良かった。

逆に2セット目は大きくリードされた展開から追いついてデュースになったまでは良かった(でもそこで間違いを犯して落とすw)。

それ以降も落ち着いてプレーでき3-1で勝利。

その前の2試合もあり、少なからず不安が払拭出来ていたのが大きい。

コンディション不良も感じないように動けていたし、自分でも思いがけず良い動きが出来ていたと実感しているので、それは今後に繋がるものだった。



結果的に優勝、そして2連覇というのは嬉しい。

積み重ねてきたものが少しずつ身についているのを実感出来たとしても、今回の試合は今までとは違ったものになった。

積み重ねていくことが大切。

なのにケガや故障でそれが出来ない期間が生じるというのは大きなストレス。

出来なかった分を取り戻そうとするとそこにはより大きな負荷がかかってリスクが増す。

それでは本末転倒。

だからこそ、そうならないように毎日を過ごしていかなければならないということか。

試合はもちろん、練習やトレーニングを終えてからの身体のケアをどのように行うかが本当に重要なんだとあらためて思うと同時に、準備段階もそうだし、毎日の生活面も同じく積み重ねとなるわけだ。

「日頃の行い」

まさにそれに尽きる。

なんていうのは簡単。

大切なのは行動と結果。

今月も試合は続くので、まずはコンディション維持に注意して活動していきたい。

もうすぐ猛暑がやってくる(笑)

江戸川区主催の車椅子卓球教室開催!からのパラ卓球東海大会、情けない試合っぷりを嘆く・・・

2024年06月11日 21時43分37秒 | 日記
毎年名古屋の障害者スポーツセンターで開催されている伝統的なパラ卓球の大会に出場してきました。

土日二日間で団体戦と個人戦が開催されるのですが、僕は土曜日に江戸川区主催の車椅子卓球教室へ参加の為日曜日の個人戦のみ出場。

教室を終えて、それから名古屋へ向かい試合に挑んだのでした。



まずその教室の話をさせていただきましょう。

恐らく自治体が主催する車椅子卓球教室は全国初じゃないのかな?と思います。

パラスポーツの教室開催という括りでも、相当レアだと思われますし、もしかしたら前例のない事なのかも知れません。

それを江戸川区が開催してくれたわけです。

しかも無料で!

今後毎月一度、西葛西にある江戸川区スポーツセンターで開催される予定です。

もちろん無料で(笑)

そこで指導に当たるのは伊藤誠(セイ)さん。東京2020パラで卓球特任監督も務められ、早稲田大学やシチズン卓球部の監督もやられた、選手としての実績だけでなく指導者としての実績も併せ持つものすごい方!

だから、卓球の技術・知識がすごいというだけでなく(見た目からフィジカルもすごい)、指導するにあたっての言語化能力がものすごく高い!

これにはいつも感銘を受けます。

この言語化能力の高さは卓球に限らず数多いる指導者(教師を含む)にとって非常に繊細で難しい要素であり、スポーツの世界であれ芸術の世界であれ、あるいは料理やワインの世界であれ、自身の感覚を言葉で表すというのは語彙力に直結するし、さらにはそれを理解してもらえるよう単語や表現方法を相手に合わせて変化させる必要がありますから、知識だけでなく様々な点で教養の高さが求められるものではないかと思います。

そんな高い指導力を持つ、卓球経験者なら誰もが羨むようなそんな凄い方から指導いただける、それも無料でって話です(笑)

それをサポートする形で江戸川区卓球連盟や僕の活動拠点である卓球場T.T Labo のコーチ陣が指導してくれるのですが、さらにそれだけではなく、江戸川区ではパラスポーツ指導員養成講座も毎年開催しているのだけれど、その初級指導員の方々もサポートについてくださるという充実した環境(それも卓球指導の出来る方w)。

そして台はもちろん全て車椅子対応台(しかも国内トップメーカーのハイクラスの台、今回は12台)。

めちゃくちゃ良い環境です。

第一回となった今回はほぼ身内ばかりかと思いきや、健常者の頃に経験のある中途障害の方が複数参加されたり、他競技をやられてる方が興味を持って参加されてたり、小学生や中学生の参加もあったり、遠方から来られた方もあったりと様々な方が参加された賑やかな会になりました。

具体的な内容としては、初心者のグループと経験者のグループの二つに分けてそれぞれに複数の指導者がつき、特に初心者のグループにはほぼマンツーマンでの指導がされていました。連盟の方やコーチたちにより、です。

経験者グループには伊藤コーチやT.T Labo のコーチに僕を含めた4人のパートナーが付き、そこを全員が回って様々な指導を受けていく、練習をしていくといった内容でした。

ラケットやボールもメーカー協力の元に体育館が準備してくださっていたようで、それも適当なものではなくもちろん卓球場監修で参加者のニーズを具体的に検討し準備されたもの。だからか教室が終わった後には参加者からラケット3本の注文が入っていたようです(笑)

楽しめたなら、満足してもらえたなら良かったし、車椅子ユーザーにとって一番のネックは移動ですが、それを踏まえた上でまた参加したい、卓球を続けていきたい、スポーツを楽しんでいきたいと思ってもらえたら嬉しいし、特に子供達にはただ卓球を学ぶだけでなくコミュニケーションの場としてこうした体験をすることでそれ以上に様々なことを学んでもらいたいし、それが車椅子ユーザーの社会進出の一助となり、強いては共生社会実現への一助となることを切に願っています。



そしてそれを終えてからの愛知への移動。

僕は常にマイカーでの移動です。

東名・新東名をサクッとドライブ。

途中立ち寄ったサービスエリアで偶然にも知り合いの卓球コーチに遭遇という奇跡も(笑)

嬉しい再会でした。

そして愛知県内のホテルに宿泊し、日曜日の試合に挑みました。



当日会場に到着すると、コロナ禍が明けていよいよ本格稼働となった印象で、昨年よりも参加者数が多いように思えました。

だって駐車場が大変なことになっていたから(笑)

話を聞いても「そんなにみんな出てるんだ」と思えるほどで、大会の盛り上がりを感じました。

大会は例年通り公式審判あり、ボランティアによるボールパーソンありの充実した環境。

逆にエントリー数の多さから会場の手狭感はありましたけど、それこそが盛り上がりを実感するポイントで、良い緊張感を得られました。

この大会も障害によるクラス分けはされない「車椅子クラス」となるので障害の重いクラスの選手が必然的に不利にはなりますが、全ての選手はそれを承知の上でエントリー。

だから様々なクラスの選手と対戦することになりますが、そこに不満を表す選手は一人もいません。

僕の予選リーグは自分よりも重いクラスの選手2人との組み合わせ。

いずれも初対戦なので緊張はありましたが2勝し予選を1位で通過。

そして決勝トーナメント、僕は去年3位だったので1回戦はシードとなり2回戦から。

そして、そこで負けてしまいました。

練習通りに出来ない、自分の力を出し切れない、そんな印象の試合でした。

言い訳ですが。

なぜそうなのか?

そうなるのか?

それは自分で考えて導き出すしかないものなのでしょう。

成長というルートを修正し、自己満足になっていたであろう自分を反省し、今一度どうしていくべきかを熟考して取り組んでいきます。

試合の結果はすごく情けないものだったけど、それを糧に出来るかどうかが大きな分岐点。

次に向けて活かしていきたい。



成長はいくつになっても出来る。

自分が成長したいと思っていれば、上を向いていれば、そっちの方向に進んでいくことが出来ると思っています。

「年齢で生きない」

が最近覚えた僕の座右の銘の一つ

為せばなる 為さねばならぬ 何事も 為らぬは人の 為さぬなりけり

江戸時代から言われていること

その感覚は更にそのずっと前からも存在しているもので、それを江戸時代に言語化したのがこの言葉なだけのように思います

だから、上を向いて、少しずつでも前進していけるよう積み重ね、前進出来たことに驕ることなく、謙虚に成長しける、そんな人生を楽しみたいですね。

自分磨きは尽きることがない。

ホント、学びは尽きない

2024年05月22日 12時01分07秒 | 日記
最近嬉しい発見というか気づきが続いている。

「あ!そういうことか!」

という気づきが連鎖している。

新たに教わったから気づけたこともあれば、以前から認識のあったことがようやく腹落ち出来たような、そんなこともある。

それがすごく嬉しいし楽しい。

ワクワクしている。

だけどそれは今が初めてのことではない。

今までも散々それを繰り返してきた。

取り組んできたことの手ごたえを得て、ワクワクして、でも試合で上手くいかずに負けて、結果を出せずに終わって、でもまたやってみて、新たな手ごたえを得て、ワクワクして、でもまた負けて、悔しさを味わって、それでまたリスタートして、そしてまた・・・を繰り返している。

自分で言うのもなんだけど、よくやっていると思う(笑)

でも、例えそれが輪廻と呼ばれたとしても、同じところを回り続けているわけではないとも思っている。

その円周軌道が真上から見て同じだったとしても、横から見た時その高さは違っていて、きっとそれはバネのような螺旋回転で少しずつ上に向かって回り続けているのだと思う。

僕はそう実感している。

一生懸命にやった経験というのはきっとそういうことなのだ。

それは財産として手元に残る。身につく。

それが僕の持論。

気休めかもしれないけど(笑)



でもそれを実感出来ているからこそ、結果以外の部分でも収穫を得られていて、だからワクワクを実感出来、それを続けることが出来ているのだと思う。

そしてそれらをアップデート出来ている手ごたえがあり、だから少しずつでも上に向かっているのだと実感出来ていて、それを喜びや楽しみとして捉えられているように思う。

だから、これでもう十分というポイントがなくて、もっともっとと思えるし、だから、学びが尽きないと思えるのだ。



「人間その気になれば何からでも学ぶことが出来る」という言葉を学んだのが大学生の頃。

学ぶということを机上の独りよがりで終わらせるのではなく、それをもって他者と交流することこそが真の学問であると学んだのが30代。

過去の実例として、学ぶ意志のある人は投獄されてもその環境下で何かしらを学び続け、さらにはそこでコミュニティを作り、互いに学び合う関係を気づき上げ、それをその後に活かしたという話も存在する。

僕らが今も目にする書体「隷書」も似たようなルーツと言えるだろうし。

人はどんな状態にあっても、どんな環境下にあっても、学ぶことが出来るのだと思う。

それは自分の思考次第ということか。

だから、「学ぶ」ことをやめちゃいけない。

それを放棄しちゃいけない。



幸い僕は学びを得る機会を多く有している。

そういう環境があれば、幸運な出会いも多々あり、これが運であるとすれば、僕は相当恵まれた人間だと思う。

だからこそ、それを活かせるだけの自分でありたいし、その先にある結果にもたどり着きたい。

じゃぁその為に何をするのか?

それは誰にも分からない。

あらゆるものが刻一刻と変化し続けているので、それまでの正道が邪道になんてことも多々あり、絶対は存在しないと思う。

スポーツの世界で言えば根性論とスポーツ科学の進化など。

どの道が正解でどの道が最短かなんて誰にも分からない。

だってそれは未来のことだから。

それが分かるのは予知能力者ということになる。

普通の人間には無理だ。

だからこそ、普通の人間代表の僕は自分で考えてトライして、それがエラーであったなら検証しリトライ、それを繰り返すしかない。

あとはそれをどのくらいの質の高さで行っていくか、それもまた道を分けるものなんだと思うけど。

もうそれの繰り返し、積み重ね。

それしかない。

なんてやってると、新しいことに気づき、新たな学びに出会い、傍から見れば堂々巡りのように見えるループ軌道ながら微上昇していて、だからこそワクワク楽しめるのだと思う。

もう練習したくてしたくてたまらない(笑)

でもそれはただボールを打つのではなく純粋に自分の練習。

自分がやりたい練習。

そして、試合もやりたい。

試したい。

試し合うんじゃない、ただただ自分が試したい。

エゴがどんどん強くなっている(笑)

そんな自分を肯定し、楽しむ。

それもまた学びの証。

ホント、学びは尽きないし、いろいろ学ばせてもらえているのは実にありがたいこと。

この調子で磨き上げていきたい。

怒涛の3月、全日本オープンパラ卓球選手権大会

2024年03月21日 21時58分12秒 | 日記
まだ3月は終わっていないけど、これまでの慌ただしいスケジュールを無事に乗り切ることが出来たことに安堵している。

そのフィナーレが全日本オープンパラという試合だった。

この試合は障害によるクラス分けはされない、ただ「車椅子クラス」「立位クラス」とだけカテゴライズされるもの。

だから、より障害の重いクラスの選手が当然不利になるのだけれど、でもそんなの関係ない、我こそはと全国から様々なクラスの選手が一堂に集結し、車椅子選手国内チャンピオンを決める大会となる。

僕も基本は毎年出場している。

でも去年は出場していない。

なぜなら、エントリーはしていてイタリアから帰国1週間後の試合だったのだけれど、帰国して3日目に発熱し出場を断念することになったのだ。



試合に挑むにあたり、僕には僕なりのルーティンというか、コンディショニングの仕方を意識している。

でも今回はそれが全く出来なかった。

なぜ?

それは「怒涛の3月」だったから(笑)

試合直前に普及活動イベントなどの予定が複数重なっていたのだ。

本来であれば試合だからとそうした予定を「突っぱねる」ことも出来る。

でも、この試合はあくまでも「オープン大会」だから、自分の中での位置づけは違ったものになるし、中長期的に考えれば優先順位も変化するので、敢えて怒涛のスケジュールを容認したのだ。

結果的に自己評価でその判断は成功だったと言える。

それだけの学びという収穫を得られたから。

3月は今までにないほどの学びを得られた時期でもあった。

それは試合においてもそれ以外の部分でも。

いつもとは違ったコンディショニングで挑めたからこその収穫もあったのだ。



で、その試合。

シングルスと団体戦なのだけれど、目標としてシングルスは最低ベスト8をと考えていた。

結果的にベスト8まではたどり着くことが出来た。

団体戦は予選リーグ4チーム中2位で予選敗退。

いずれも目標設定はクリア出来たので良かった。



問題はその試合の内容。

予選リーグを1位通過し、トーナメント1回戦も勝てた。

しかも相手は今まで負けていた選手だったり、昨年の全日本でも負けた相手だったり、ネガティブなことを考えてしまうような嫌な組み合わせ。

けれど勝った。

2日目の団体戦でも、昨年の全日本で負けた相手と再戦し、かろうじて勝つことが出来た。

それは自信にも繋がった。

正直、調子が悪いという認識はなかった。

でも、試合の動画を確認すると、まぁ酷いものだった(笑)

全然出来ていない、なっちゃいない。

最も良くないのは、まずそのことに気づけていなかったということ。

だから、自己評価も修正も対応も何も出来ないままでプレーしていてずっと横ばいのまま、だから内容も良くなかったし、良くならなかったと思える。

2日間通してそんな感じだった。

なぜ?

理由はいくつか考えられるけど、いずれにせよ納得のいくものではなかった。

けれど、そういう反省点を得られたのは大いなる収穫。

移動を含め怒涛のスケジュールにもかかわらずコンディションは悪くはなかった。

いや、むしろ良い感じだった。

それが勘違いを生む落とし穴だったと思える。

コンディションはよかったけれど、技術と思考の部分に問題があり、大きな課題を残すこととなった。

逆にそれをクリアすれば、一歩大きく前進できるとも実感出来た。

そうやって課題を一つ一つあぶり出し解決していくしかない。

いずれも一朝一夕でどうこう出来るものではないだろうけど、考え続け取り組み続ければある日突然腹落ちしたり出来るようになったりするものだと思うから。

大切なのはその持久力ということか。

瞬発力はまず重要だし、押し切ってしまうくらいのパワーも必要だと思う。

でもそこには持久力が無ければ長続きはしないし、それは続けるからこそ価値の生じるものになるのかもしれない

という思いで日々精進していきたい。



さらには、卓球以外の部分で学んだことを上手く活用していきたい。

この3月、ビジネスシーンで個人的に強いインパクトを受けた学び、それが偶然にもスポーツの世界で共通する考えや価値観として存在していることをまさにドンピシャのタイミングで知り得た。

自らが学んだことを人に伝えるからそれが改めて自身の学びになるというのもこれまでの経験から認識している。

だから、学んだそれらを若い世代のスキルアップ、彼らが雇用促進法対象の一障害者で終わるのではなく、社会で通用する人材としての障害者となれるような、そんなアドバイスも送っていきたい。

この春からはなにかと変化が起こる予定なので(変な日本語w)、それをどのようにコントロールしどこへ向かわせるのか、ブレることなくしっかり活動していきたい。

まずは自分自身をしっかりマネージメント。

楽しみな新年度がやってくる。