車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

「目立ち」を力にする

2019年03月31日 22時59分33秒 | 日記
僕が所属させてもらっているシスコシステムズ合同会社。

2020年東京オリパラのオフィシャルパートナーです。

そのシスコの、2020年への思いと活動を表した特設サイトに、なんと僕の動画もアップしていただきました。

それも恐れ多いことに石川佳純さんと張本君についでのポジションで(笑)

開き直って笑うしかありません(笑)

https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/tokyo2020.html#/partnership



「実力を伴わない目立ちは足元をすくわれる」

というのは僕の尊敬するアスリートの言葉。

今の僕には深く、ものすごく深く刺さります。

謙遜でもなんでもなく、僕にはまだまだ、実力があるとはお世辞にも言えません。

でも、僕はそこも開き直ります。

もう賽は投げられたのです。

すでに動き始めているのです。

それは僕がシスコに入った時からスタートしているのですし、僕はその覚悟をもってシスコの扉をたたいたのですから。

石川佳純さんも張本君も、実力は日本のみならず世界のトップに立つレベル。

対して僕はまだまだそんなレベルではありません。

だけど、これからそうなっていけばそれでいい。

目立ってから実力を有していく。

目立ちながら力をつけていく。

それはある意味二兎を追うようなすごく難しいことで、両立を求められるようなことにもなるだろうから、器用さも問われるすごくデリケートなものになると思う。

でも、そこは社会人としての経験もそれなりにもつ40代の強みでもあるので、上手く立ち居振舞っていこうと思います。



まず第一に競技優先。

その為の活動を最優先し、それに差し支えない範囲で、求められれば目立つ。

求められない限りは目立たない。

選手としての本分をしっかりと全うしていく。



僕が目立てば、それを僻んだり揶揄したりする声も多々出ることでしょう。

それは人間社会の常。

上手く付き合っていかなければならないこと。

でも逆に、僕を目標とか希望のまなざしで見てくれる人もきっと出てくると思う。

自分で言うのもなんだけど(笑)

目立つということはそういうこと。

だからこそ、背筋を「正さなければならない」という自分への戒めが、結果的に自分自身にとってプラスへと働くものだとも思う。



スポーツ活動において、どのような素晴らしい指導者やサポートを有していても、結果的には自分の努力が無ければ成長はしない。

進むべき道を示してもらえても、進む力は自分にしかない。

だから、自分の力で進み、自分の力で結果を掴んでいく、それが競技活動だと思う。

でも、その自分の活動を、そばで支えてくれてる力があり、後ろから押してくれたり、前から引っ張ってくれたり、あるいは遠くから声をかけてくれるような、そんな力が、そこには必ず存在することを忘れてはいけない。

目立たせてくれるのはそんな力の表れだとも思う。

まず、自分で頑張る。

でも常に謙虚に、感謝の気持ちを絶対に忘れない。

応援の声をいただき、規模の大小を問わず活動を支えていただいている時点で、既に選手としてはプライベーターではなくパブリックな存在なのだから。

それを自覚し活動する。



僕は恵まれている。

こういった力をより多くいただいている。

だから、それに応えたいと強く思う。

それが、これからの実力をつけていくことになると考えている。

そして、その向こう側に結果がついてくる。

そう考えると、卓球のサーブの理論に似ているなぁ(笑)

最近は考えを何にでも卓球に例えることが出来るようになってきた(笑)

それも成長の証としてプラスに考える(笑)

今回の動画がアップされたことで、僕は大きな曲がり角を無事に曲がれた気がしている。

いや、大切なのがこれからだということは重々承知しているつもり。

先の見えない曲がり角を曲がった今、目の前にまっすぐに伸びている道を全力疾走していける、そんな気持ちでいる。

2月からはSTIGAというという卓球メーカーにも用具提供の契約をしていただいた。

僕の両肩、背中には責任というプレッシャーが圧し掛かる。

それを重圧と捉えるか、励みと思うのかは人それぞれ。

いずれにしても、僕はパブリックな存在として活動していかなければならない。

さぁ、2019年、僕の中で本当の意味で、大切な一年がスタートする。

僕はさらに加速していける。

2019 スペイン・オープン

2019年03月27日 17時19分20秒 | 日記
行ってきました。

まず結果から。

残念ながらメダル獲得には至りませんでした。



今回のスペイン大会はいつになくハイレベルなもの。

シングルスの予選は4人のブロックでしたが、内2人はパラ出場圏内ランキングの格上。

でも、この二人はターゲットに考えていたので、正直チャンスと思い挑みました。

が、勝てず。

ポイント差のあまり離れていない格下には勝ったので、最終的にはポイントをプラスで終えられたのは幸いなこと。



団体戦はイタリア人選手と組むことに。

予選を勝ち上がればメダルという組み合わせだったのですが、惜しくも予選敗退。

僕はエースとしてダブルス、シングルスとフル出場。

超格上韓国チームともいい試合内容で、ストレートで負けはしたものの手ごたえを得られた収穫あるものに。

もう1試合、地元スペインチームとの試合はダブルスもシングルスもフルセットの接戦。

特にダブルスは本当にもう一歩の僅差で落としたので、パートナーともお互いに自分のミスを悔やんだのでした。

シングルスは2度目の対戦となる超格上。

序盤2セットをリードされてからの2セット連取によるフルセット。

でも最後はちょっと冷静さを欠いての敗戦。

ここで勝っていればポイントをガッツリ奪えたのに・・・と、これもまた悔しい結果となりました。



でも、今大会を通して、今年から取り組み始めたことは全般的に功を奏していて、それが自分の背中を押してくれていて、メンタルにおいてもプラスになっています。

負けた試合もすべて手ごたえのある内容だったので、ポイントを奪えはしなかったけど手ごたえは十分に得たのでした。

逆に、今の自分に何が足りていないのか、何をどう改善していく必要があるのかを広く客観視出来たのもまた成長の証なのでしょう。

今まで以上に手ごたえを感じ、より良い勉強というか、広い意味で情報収集も出来たので、とても収穫のある大会となったのでした。



帰国翌日に早速コーチの元へ練習に。

細かに報告をし、その課題に早速取り組み、練習方法を含め今後の道筋を再確認。

その後、練習環境をさらに強化すべく、とある施設を訪問。

ついでに筋トレ(笑)

環境強化については思うような回答を得られはしなかったものの、交流ある他競技の代表選手とお会いし情報交換。

ざっくばらんな会話から良い刺激をもらえたのでした。



翌日はトレーナーのところへフィジカルチェックに。

滞在時のコンディションや帰国後の練習時の体の動きにも全く問題なかったので、良い状態なのだと思っていたけど、僕の体の動きを見たトレーナーからは「本当に動いてますか?」と聞かれ、「あ、分かった、ここですね」と指摘を受け、プレーによる疲労はなくとも長時間のフライト等による体の疲労が動きに支障を与えているのが目に見えていたそうで、そこを触られると超痛い(笑)

でも施術後は身体が軽やかに動く。

トレーナー曰く、施術の前後で見た目のシルエットも全然違ったそうで、やっぱりプロってすごいなぁと思うと同時に、身体のケアをよりシビアに行っていかなければ、どれだけトレーニングや練習を行っても本番で最高のパフォーマンスは発揮できないし、そういうマネージメントもちゃんと行っていかなきゃ世界の舞台でトップと渡り合うことは出来ない。



ちなみに、今回はコンディショニングに成功出来ていたと思う。

良くない部分もひとつだけあった。

でも、それ以外はすごく良かった。

現地到着のその日、部屋は広いベッドだったので「ひとりでうつ伏せになれるかも!」とチャレンジしてみると、案の定簡単にできた。

出来たので、うつ伏せ状態からそのままプッシュアップなどのトレーニングを普通にガッツリ行った。

その結果、翌日左の上腕三頭筋が軽く筋肉痛に(笑)

プレーに支障はないレベルですよ(笑)



今回のスペイン滞在をより充実したものにしてくれたのは、団体戦でチームを組んだイタリア人選手の存在。

コーチも担うのは彼の奥様。

この奥様、さすがに卓球が上手い。

立派なプロコーチレベルにあった。

その奥様も一緒に3人でずっと練習。

即席チームながら、コーチを軸にして戦術も練れていたので、格下チームながらそれだけの充実した試合が出来たのだと思うし、お互いにわずかな時間を十二分に満喫できた。

試合の後、僕はJAPANのタオルをプレゼントしたのだけれど、彼はお返しにと自分のユニフォームを渡してくれた。

「これがあれば僕の名前を忘れないで済むだろう?」と。

すごく嬉しかったので、僕はさらにお返しに東京のスペシャルなTシャツを1枚プレゼントした。

彼とまたどの大会で会えるかは分からないけれど、こうして友人がまた一人増えたのはすごく幸せなこと。

海外へ遠征に行くたびに、こうして友人が増えるのがすごく嬉しいし楽しい。

でも、基本的にみんな自分より強いやつ、プレーヤーとして尊敬できる奴にしか言い寄ってはこない。

だから、より高いレベルのやつらを振り向かせるのであれば、言葉ではなく「力」で存在を示さなければならないし、そうでなければ格好が悪いとも思うのだ。

友達を作りに行くのではなく選手として試合に行く。

だから、その為に積み重ねていく。

練習も、トレーニングも、そしてケアも。

栄養管理や睡眠も同様。



僕にとって今回のスペインは今までとは明らかに違う大会となった。

そこに挑む自分の姿勢から違っていたから。

結果は出せなかったけど、手ごたえはしっかりと掴めた。

それをもって、2019年を今一度マネージメントし直す。

時間はもうない。

最短距離を最高速で効率よく走り抜けてやる。

さぁ、突っ走るぞ!

おー!!(笑)

第39回ジャパンオープン

2019年03月13日 17時10分08秒 | 日記
大阪は豊中市で開催されたこの試合に出場してきました。

毎年この時期に開催されるこの大会、パラ卓球本来の細かなクラス分けは行われません。

「車椅子」「立位」にのみエントリーが分けられ、それぞれが上位のG1と下位のG2というグループでの競技となります。

ですので、特に上位のG1ではクラス上位の選手の方がもちろん有利です。

だけど、ある意味そのハンディキャップをものともせず、勇猛果敢に上位クラスの選手に挑み、打ち勝とうものならどれだけ誇らしいものか。

逆に、下位クラスの選手に負けるわけにはいかないと、上位の選手は危機感をもって挑むことにもなります。

その為にというわけではありませんが、どの選手もポジティブに、日頃の練習の成果を存分に発揮しようと挑む、そんな国内のメジャー大会です。



で、僕の試合の結果は、まず個人戦がベスト16。

団体戦は予選敗退となりました。



初日が個人戦。

今回も初日のみ、コーチに来てもらいました。

実は猛烈に緊張しちゃいました(笑)

あんなに硬くなったのはずいぶんと久しい感じです。

なぜかというと、それはウェアにあります(笑)

実はこの試合から、契約メーカーのウェアを着て、さらにそこには会社のロゴや卓球場のロゴも入れていただいたのでした。

自分一人で勝手に舞い上がって、勝手に硬くなっている始末(笑)

特に1試合目がもうひどい有様で、ベンチに帰るたびにコーチに「かなり硬くなってます」とつぶやく。

本来のプレーとかそんな偉そうなことを言うつもりはないけど、でも実際のところ思うように体を動かせていなかったのは事実でした。

これこそまさにメンタル。

自分の気持ちの小ささ、覚悟の弱さの表れだと深く反省。

コーチからも「そんなんじゃ私帰るよ!」と叱られたほど。

でもだからこそ、自分でつかみえた課題がまた一つ明らかになりました。



そんな状態ではありましたが、1試合目をストレートで勝利することが出来たので、そこで幾分か肩の力が抜けはしたものの、でもやはりこの日は終始力んじゃってる感じでした。

もっといいプレーが出来るはず!

こんなんじゃない!

そう思いながら、やきもきしながらの試合でしたが、でもまさに試合とはそういうもの。

ベンチでそんな僕を見るコーチの方がやきもきしていたと思います。

結果的にベスト16で敗退しましたが、今までの僕なら「あの状況でそのまま負けてるよね」と思えるところを、しっかり踏みとどまって踏ん張れたところは、自信になりました。



団体戦は前日の緊張から解放されて、終始のびのびプレー(笑)

素直に「楽しむ」ことが出来たように思います。

2試合のうち、僕はダブルス、シングルス共にフル出場。

いずれも良い試合でしたが、勝ったのはシングルス1つのみ。

でもその対戦相手、実は今まで一度も勝ったことの無い選手で、しかも終始自分のペースでストレート勝利出来たことが嬉しかったですね。

負けた試合も、今まで以上のプレーが出来ていたので、それには自信が持てました。



試合終了後、そのまま夜遅くに帰宅し、翌日から早速コーチと練習スタート。

コーチ目線での課題が明確だから、その日の練習は今までで一番ハードな内容(笑)

たくさんの汗をかき、素で息が切れる、そんな「昭和の部活」的な練習が出来ることに幸せを感じたのでした。



また、トレーナーの先生にはシスコのツールを使って当日のうちに動画を見てもらい、身体の動きをチェック。

だから、東京へ戻ると既にその時点で次の課題を与えられ、ステップアップのためのトレーニングがスタートしたのでした。



コーチもトレーナーも、「目指しているところは」と口をそろえて言ってくださる。

「こんなんじゃだめ」

「そこで満足するのは違うでしょ」

「さらに上にいくために」

と、今回の試合をターニングポイントとして、より厳しいメニューを与えてくれるのでした。



でも、今の僕にはそれをやってのける自信がある。

それだけのベースは出来ている。

だから、少々きついメニューでも楽しめる。

それをこなせている自分に楽しみを覚える。

そして、その向こう側にある次の自分の姿を想像すると、もう楽しみで仕方ない。

完璧にナルシストだ(笑)

だけど、笑われても構わない。

それが僕なのだから。

そうして、ステップアップを繰り返し、結果をつかみ取ってやるのだ!



ジャパンオープン後の練習で、課題の修正を早速行えたので、それを次の試合で活かせるかどうかがカギとなる。

また今回の試合で、フィジカルを含め基礎となる部分には今まで以上に自信を持てたので、そのベースとなる部分があればこそ、今の僕が持つものは間違いなく付け焼刃なんてちんけなものではない。



今回のジャパンオープン、結果はいまいちならぬいま3くらいだったけど、でもいろいろと自分自身の現状を確認できたので、それは大きな収穫となったのでした。



そして次はすぐに海外遠征。

2020年に向けた勝負の年。

さぁ、焦らず、気負わず、冷静に、クレバーに、青く燃える炎でいきます。

今度のウェアは日の丸。

日本男児として、武士道精神で挑みます!

オープニングセッション、無事?終了!

2019年03月05日 22時21分15秒 | 日記
東京ミッドタウンで3月9日まで開催される「Cisco Digital Japan Days 2019」 のオープニングセッションを、本日終えてきました。

ゲストにはなんと乃木坂46のメンバー3人が登場!

その3人に僕が並んでステージに上がる・・・

正直、試合とは比べ物にならないくらい緊張しました(笑)



乃木坂の皆さんはエンターテイメントという観点からシスコとそのツールをお話しいただき、僕はスポーツ選手という観点から同様にそれを話させていただくというもの。

実際に乃木坂46のライブ会場などではシスコのテクノロジーがサポートしているので、みなさんもありのままをお話しされてて、聞いている僕もすごく楽しい内容でした。

僕もこれまでの実例を挙げてお話しし、記者の方からの質問には正直に答えるあまり、コーチをネタに笑いを取るという結果になりました(笑)



また、展示体験ということで、僕は「スマートサイネージ」という、いわゆる「話しかける広告」ツールを使って、京都は祇園の本物の舞子さんと会話をするという、これまた貴重な体験をさせていただきました。

舞子さんから「おにいさん」と言われてドキッとしちゃいました(笑)

いかんいかん、鼻の下を伸ばしてる暇はないぞ!(笑)



普段の活動では全く想像だにしない貴重な時間を過ごせたことを光栄に思います。

今日一日で自分が大きく成長できたように思います。



乃木坂の皆さんも、華やかに見える陰で絶え間ない努力を積み重ねているのでしょう。



祇園の舞子さんだってそうです。

厳しい社会の中で、自分磨きを怠ることなく、それこそまさに修業を積んでいらっしゃる。

シスコのスタッフだって同様に、物理的にもシステム構築においても、良いモノを作るために、その先の未来をより良いものにするために、全員がポジティブに取り組んでいる。



そんな方々に接することが出来て、みなさんのその努力や姿勢を目の当たりに出来たことで、僕自身も大きく成長できたように思います。



ジャンルを問わず、みなさんそれぞれのステージで精一杯頑張っている。

僕もそうした方々に認められるだけの努力をし、結果を出していこうとあらためて強く思いました。



さぁ、明日からまたしっかり頑張りますよ!

今週末はジャパン・オープン。

そしてその後はスペイン遠征。

今年は怒涛の遠征スケジュール。

まずはコンディションの維持。

状態は良い。

自分でも成長を実感出来ている。

環境もどんどん良くなっている。

でも調子に乗らない。

謙虚に、強かに、信念をもって取り組んでいこう。



結果は積み重ねた高さに比例するものだから。



最後に、「Cisco Digital Japan Days 2019」は9日土曜日まで開催されています。

お子さんも一緒に楽しめる内容です。

確認はしていませんが、今日のオープニングセッションでも流された僕の動画、石川佳純さんや張本君の動画と共に会場で流れている・・・かもしれません(笑)

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

あなたの中にも新しいアイデアが湧くかもしれませんし、僕同様に、大きな活力を得られるかもしれませんから。



さぁ、しっかり頑張っていきます!

Cisco Digital Japan Days 2019 オープニングセッション

2019年03月03日 22時52分22秒 | 日記
六本木の東京ミッドタウンB1階「アトリウム」にて、3月5日(火)~9日(土)に開催される、シスコの体験できる参加型イベントが開催されます。

なんとそのオープニングセッションに、ゲストやシスコスタッフと共にこの僕も登壇させていただくことになりました。

5日(火)16:15からの予定です。

このイベントのテーマは「『つなぐ』がつくるみんなの未来」で、テクノロジーを使った未来の教育、働き方、街、さらには東京オリンピック・パラリンピック開催500日前ということもあり、未来のスポーツとエンターテイメントも体験できるといった楽しい内容になっています。



そのオープニングセッションで、僕がシスコのツールを使ってどのように競技に活かしているのかなどをお伝えさせていただくつもりです。

上手く話せるといいけど(笑)



ちょうど今日、ジャパン・トップ12という、日本一を決める国内の大会が開催され、テレビでもずっとその様子が放送されていました。

男子の優勝は張本選手。

女子は石川佳純選手。

どちらもシスコのアスリート・アンバサダーです。

そのお二人がそろって優勝!

すごいです!



去年、シスコのイベントで石川佳純さんにお会いした際、シスコ・スタッフの方に言われました。

「今度二人で試合ね」

すると、石川佳純さんは笑顔で「はい!」と答えてくれましたけど、僕は「左利きのあのサーブは・・・」とガチで考えてしまいました(笑)



今日のテレビを見ていて、石川佳純さんも張本君も、日を追うごとに進化しているのが分かります。

お二人だけでなく、日本の選手皆さんが高い意識で日々の活動に取り組んでいるのがよく分りました。

プレーを見るまえに、画面に映るその体を見れば一目瞭然です。

ウェアに隠れて見えませんが、男子選手のフィジカルはどの選手も「さすがアスリート!」という身体をしていますし、それは女子も同様だと思います。

特に今回テレビを見て驚いたのが10代女子選手。

あぁこれはそうとう頑張っているな、というフィジカルに見えました。



フィジカルがあるから身体が動くわけで、それをベースに競技における技術が成り立ち、それをより高いレベルで生み出すのがメンタルだと思っています。



さすがみなさん、小手先の技術に頼るのではなく、しっかりと下支えを作り上げたうえで技術の向上に取り組んでいるのだなとあらためて思いました。



そういう選手をこうしてテレビで見れるのは、選手の皆さんの活躍による卓球人気の高まりからであり、僕もその恩恵を賜っているのだと痛感します。



でも、僕も恩恵を賜るだけじゃないですよ。

逆に僕がそれを与える側になれるように、毎日をしっかりと積み重ねていきますから。



じゃぁそれをどのように行っていくのか。

シスコのツールを使ってどう取り組んでいくのか。

そのあたりをオープニング・セッションでお話しさせていただく・・・ことになるのかな?(笑)



まぁいずれにしても、しっかりと務めを果たす所存です(笑)



そのイベント後、9日10日は大阪でジャパン・オープンという国内のメジャー大会があります。

初日が個人戦、翌日が団体戦です。

去年は個人戦下位トーナメント準優勝、団体戦準優勝だったので、今年はそれ以上の結果を目指し頑張ります。



さらに、その翌日のフライトでイタリアへ遠征に行く予定が急遽キャンセルとなり、代わって翌週にスペインへ遠征することになりました。

狙っていた大会へ出られないのは残念ですが、逆にスケジュールに余裕が出来たことは幸いなことでもあり、コンディション維持には好都合なことなので、プラスに考えてベストの状態で試合に挑むようにします。



「チーム・ワタナベ」

といえるような環境が整いつつあり、そのコーチ陣のご指導のお陰で、僕も石川佳純さんや張本君に負けず劣らずの成長を実感できています。

彼らが見て「おお!すごい!」と思えるようなプレーが出来なければ、多分他の誰も楽しませる、感動させるようなことは出来ないと思っています。

パラだからこそ、人に与えることの出来る感動があると思うので、僕は「障害者代表」として、活動に勤しんでいくつもりです。



24時間365日、360度、僕は常に見られている。

パラ選手の端くれとして、恥ずかしくない行動を意識していきます。

言うのは簡単なんだけど(笑)



そうそう、今日あった東京マラソン、車椅子部門では僕の同級生が日本人1位!総合4位でした!

彼が僕をパラ・スポーツの世界へ導いてくれたんです。

「一緒にパラリンピックに行こう!選手村で待ってる!」

そう言ってくれました。

それを真に受けたのが7年前(笑)

そして今に至ります。

彼もすっごく頑張っています。

その彼との約束を果たすためにも、僕も一生懸命頑張ります。



さぁ、シーズンスタート!

同級生の彼のスタートダッシュのように、僕もしっかり頑張っていきます!

までも、ずはイベントを頑張ります!(笑)