車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

首都圏JR全線で、シスコの動画が流れてます

2019年07月29日 21時33分31秒 | 日記
7月29日(月)~8月4日(日)までの間、首都圏JR全線の車内ヴィジョンにて、シスコの動画(渡邊15秒版)が流れています。

JRをご利用の方、ぜひご覧いただければと思います。

音声付きのフルバージョンは以下のシスコサイトでご覧いただけます。

https://www.cisco.com/c/m/ja_jp/tokyo2020.html#/athlete



なぜこのタイミングで僕の動画なのか?



それは、8月1~3日に港区で開催されるITTFパラ卓球のジャパンオープンに合わせたからです。

シスコのスタッフである僕も出場するこの大会。

であれば、僕の応援だけでなく、大会そのものを、パラ卓球を盛り上げようじゃないかという、シスコの「粋な」計らいだと僕は受け止めています。

そういうところがまたシスコらしいというか、グローバル企業としてのスケールの大きさを感じますし、一スタッフとしても嬉しく、ありがたく思います。

それがモチベーションになっていくんですよね。



さて、梅雨が明けて一気に暑くなりましたから、このジャパンオープンはコンディショニングが鍵となる大会だと思っています。

特に海外の選手はこの東京の暑さはたまらないでしょうし、身体に障害を有することから、日本選手も含めどの選手も、滞在するホテルのハード面が合う合わないという点が、競技以外の部分でとても重要になってきます。

それはどこの大会でも同様ですが、初開催の東京で、しかもこの暑さ。

この気候がそれをより深刻なものにすると思われますので、まずはそのハードルを越えられるかどうかがまさに鍵です。



現状、僕の体調面は良い感じです。

この状態を維持し、当日を迎えられるよう細心の注意を払いつつ、今夜明日と過ごしていこうと思います。



動画の撮影は去年の冬。

動画を見て自分で思いますが、あの頃に比べると今の僕はもっと身体の動きが良くなっています。

今日も練習をしていてつくづく思いました。

「あの頃よりも成長している!」

それを結果で証明できるように、まずはこのジャパンオープン、しっかりと頑張ります!

もし、車内の動画を見てジャパンオープンが気になったという方、会場は山手線田町駅を降りてすぐです。
https://minatoku-sports.com/

世界トップレベルの選手たちが集うこの大会、ぜひ会場に足をお運びください。

そして、僕をはじめ日本選手、いや、世界のパラ・アスリートをぜひ応援してください!

僕もしっかり頑張ります!

パラ卓球 国際大会 ジャパンオープン開催のお知らせ!

2019年07月22日 22時48分37秒 | 日記


8月1~3日の3日間、東京港区スポーツセンターでパラ卓球の国際大会であるジャパンオープンが開催されます。

僕も出場します。

東京パラの1年前となるこの大会、世界各国からトップ選手たちが東京に集います。

車椅子、立位、知的障害と、それぞれのクラスの選手たちの世界レベルの熱戦がすぐ目の前で見られます。

パラ卓球だけでなく、卓球に興味のある方、障害を有する方が身近にいらっしゃるという方も、あるいは障害者関連事業に関わる方、スポーツ関連事業に関わる方、各種学校関係者の方も、いわゆる障害者スポーツの、リハビリやレクリエーションでない「競技」という世界を目の当たりにしていただける絶好の機会ですし、そこから得られるヒントや新しいアイデアなどがあるんじゃないかなぁとも思いますので。

障害があるからと出来ないことを嘆くのではなく、出来ることを最大限に磨きあげ、更なる高みを目指す。

それがまず体つきに現れますから、見た目からすごいなと思うはずです。

いわゆる「障害者」感はなく、清々しい表情だったりシリアスな表情だったりする、まさに「アスリート」達です。

そんな選手たちが汗を流し、声を上げ、全力でプレーするその姿は、パラ競技であればなんでもごく普通のことではありますが、卓球というより身近な競技であればこそ、その凄さ、素晴らしさをより近くで感じてもらえるかなと思います。

そして、それが何かしらのプラスになるんじゃないかなぁと思いますので。



中高生とか、学生卓球部にも見てもらいたいですね。

「おお!すげぇ!」

ってなると思いますし(笑)



日本の選手はもちろん、この大会に出場する各国の選手たちはこの試合に向けて調整中です。

日本選手であればこそ、自国開催というプレッシャーも少なからずあるとは思いますが、その分応援の声も大きくなりますから、それを励みとし、日頃の積み重ねを最大限発揮できるよう頑張っていくつもりです。

正直、今更技術云々はどうしようもありません(笑)

それよりも、大切なのはコンディショニング。

まず、ベストコンディションで現地入りすること。

そして、そのコンディションを維持すること。

大会期間中はホテル住まいとなりますが、部屋やベッドはもちろん、お風呂やトイレも環境が変わるので、障害を有する身体としてはそこが一番の問題となります。

ハード面の不安は自国も海外も変わりないので、試合以外のその部分、その時間が、選手としては最も重要な課題であり、それをクリアできるかどうかが結果を生む最大の要素となる、と言っても過言ではないでしょう。



この機会にぜひ、パラ卓球の世界レベルを見てみてください。

そして、その舞台で頑張っている日本人選手たちを応援してください。

さらには、その世界で頑張っている世界各国の選手達のプレーを見て、その躍動感を見てもらって、障害を持つ人たちの可能性を、日常ではあまり接することの無いその人たちを身近に感じてもらえればと思います。



最後に、タイムスケジュールは直前にしか出ませんが、おそらくは1~2日が個人戦、その後2~3日が団体戦となると思います。

僕もしっかり頑張ります!

ということで、どうぞよろしくお願いします!

福島での大会反省記

2019年07月05日 20時14分48秒 | 日記
6月末に、福島は本宮市で毎年この時期に開催される障害者の卓球大会に行ってきました。

8月の国際大会のちょうど1か月前ですから、僕としてはいいタイミングの試合です。

結果は4位。

準決勝で負け、3位決定戦でも負け、2連敗で試合を終えるという始末。

実に悔しい幕引きとなったのでした。

でも、その悔しさも含め、これからの1か月間の調整にはいい材料を得られたのもあり、結果的にはプラスとなった大会でした。



とはいえ、見過ごしてはいけないのがその2連敗。

その原因がどこにあるのか?

何が良くなかったのか?

悪かったのか?

それを修正、調整するのがこの1か月間。

分かっちゃいるけど・・・というのは人間誰しもあるもの。

いや、まさに人間の性なのかも。

でもそれをきちんと自己管理できるかどうかが凡人と賢人の違い。

成功する人としない(出来ない)人の違いだと思う。

じゃぁ僕は出来たのかどうか?

まだ出来ていなかった。

そもそも、反省点を自分でまだ明確に出来ていなかった。

おぼろげなものでしかなかったのだ。

でも、今日のコーチとの練習でそれが超明確になった。

一刀両断された感じ。

あ、そういうことか、と腑に落ちた。

ストン!という音が聞こえるくらいのものだった(笑)



さぁ、これを修正できるかどうかは自分次第。

素晴らしいコーチから指摘を受けて、指導をしていただいたところで、それを自分のものに出来るかどうかは本人の努力次第なのだから。



と同時に、身体のケアもしっかり行っていかなければならない。

持ち得る能力を100%発揮できるかどうかはそのケア、自己管理次第となるわけだし。



結局のところ、全てにおいて自分次第ということなのだな。

技術、フィジカル、メンタル、栄養管理や生活習慣、日頃のモチベーションや心理状態もそこに由来するはずだし。



かつてスポーツ活動を行う以前、ビジネスの現場で僕が持論として掲げていたのが、「充実したプライベートが良い仕事を生む」ということだった。

それはきっとどのような職業であっても同じことがいえると思う。

僕が子供の頃、家族で夕飯を食べているときの父の一言を今でもはっきりと覚えている。

「お父さんが毎日頑張れるのは、お母さんがいつも美味しいご飯を作ってくれるからなんだぞ」

ある意味僕の思考の根幹とも言える。

支えがあるから頑張れる。

それが「充実したプライベート」なんだな。

でもその「支え」というのは人それぞれ。

人によっては真逆のものがそうなることだってあり得る。

それがどういう内容なのかはどうだっていい。

大切なのは環境を整え、ベストの状態を構築しなければならないということ。

実はそれが一番難しいことなのかもしれない。

でもその構築もまた自分次第。



人間関係がそうであるように、全てのことは一朝一夕でどうにかできるというものではないと思う。

出来るとすれば、それは物理的なものでしかない。

物理的なものに心理面を加えて「充実した」ものを構築しようとするならば、そこにはやはりそれなりの時間を要すると思う。

それが数時間なのか数日なのか、あるいは数年なのかは分からないけれど、結局のところ「充実したもの」を形作るのは間違いなく自分自身で積み上げてきたものなのだと思う。



今の僕にそれがどのくらいあるのか?

・・・何とも言えないな(笑)

でも少なくとも、卓球において積み上げてきたものはそれなりの形にはなってきている。

始めたばかりの頃に比べれば、今じゃ全然違っているし、当時頭に描いていたイメージは現実のものになってきたから。



さぁ、次の試合まで時間はもうない。

限られた時間を無駄にすることなく活動していこう。

明日の自分は今日の自分、今の自分が作るのだ。

オンタイムの自分はオフタイムの自分が作る。

だから、それをどう過ごすか、そのマネージメントもすごく大切。

頭では分かっている。

後悔しない為にも、未来の自分が過去を誇れるように、今をしっかり頑張ろう!