気が付けばあっという間の1年間だった。
例年と違って今年はコロナ禍に始まりコロナ禍に終わる、一年ずっとコロナ禍で過ごしたから、オリパラが開催され特別感は少なからずあったものの、逆にコロナ自粛によるネガティブな意味での特別感も桁違いに強くあり、自分自身の活動と言えばただ練習に明け暮れるだけで(練習が出来るだけありがたいことなのだけれど)、試合も11月にようやく一つあっただけの本当に地味な一年だった・・・
と言いそうなところが、これまたそうじゃなかったんだなぁ(笑)
いやぁ、いろいろあった一年でした(笑)
それも11月になってから。
まず、その唯一の試合の結果がそうだし、その直後に専門誌「卓球王国」で僕が紹介されるという超奇跡的ハプニングもあれば、魅力的な新しいラケットに出会うとか、イベントでオリンピック金メダリストとご一緒するとか、いろいろありました。
卓球王国のウェブ版の記事もあるのでよかったらぜひ(笑)
「次はパラリンピックで会おう」元級友の一言でアスリートの道へ-渡邊剛
でもやっぱり試合の結果が一番かな。
自分で言うのもなんですが、それは間違いなくこれまでの積み重ねがあったからだと敢えて言い切ります(笑)
目標に向けた僅かな手掛かりを試行錯誤し五里霧中を進むという繰り返しだったのが、ようやく明確な手ごたえを得られた、確信を持てた、そんな実感があります。
でもそれはコーチや練習パートナー、そしてトレーナーの先生方あればこそ。
そこには東京パラリンピックの影響というか恩恵もありましたね。
東京で開催されたからこそ、それをコーチ陣と今まで以上に深く共有出来ましたから。
そうした指導の手ごたえをこの手にハッキリと掴めたのが2021年だったという思いです。
その試合に挑むずっと前から、今までやってきたことを早く試したい!という思いは強くありました。
それは逆にこのコロナ過で普段のトレーニングを含めた活動環境が閉鎖的にならざるを得なかったことのプラスの効果と言えるかもしれません。
いわゆる山籠もり状態。
それがついに解放され野に下った約2年ぶりになる試合、それは大きな緊張を伴いましたが、「自分を試す」という念願が叶ったものでもあり、結果はさておき、既にそれ自体が大きな喜びであったようにも思います。
そしてその試合でそれなりの手ごたえを得たことで、ようやく丘を一つ越えて目の前に新しい景色が広がり始めたと言えるかもしれない。
でもその景色はまだ「広がり始めた」というだけであって、そこにどんな景色が広がるのか明確に見えているわけではなく、いやむしろまだ見えてはいないもので、「あぁこの先に広がるのはまた違った景色なんだろうな」という思いが生じているだけであり、そこは勘違いしないように注意しているつもりです。
その思いが既に勇み足だったり勘違いと呼ばれるものかもしれないけど(笑)
とにかく、練習の手ごたえを得て、雑誌にも掲載され、天狗になっても不思議じゃないことが重なった2021年後半。
でも僕が目指すところはそこじゃない。
僕が受けたい評価はそれじゃない。
だから、見定めた目標から目を逸らさない。ブレない。磨き続ける。
コーチとの年内最後の練習も、自分の中でずっと意識していることを実に的確に指摘してもらい、それは早速年をまたぐ課題となった。
それがまた嬉しい。
次から次へと課題が湧いてくる。
と同時に嬉しい言葉もかけられる。
些細なその一言がものすごく大きな励みになるし、自信につながる。
それが今までの取り組みの評価であり、今後のモチベーションにもなる。
だから頑張っていける。
僕にはそういうサイクルが成立している。
いや、させているんだな、無理やりにでも(笑)
11月の久々の試合は本当に僕に大きな変化をもたらしてくれた。
そこで得た課題が大きな一歩を生んだ。
ずっとずっと僕の中で気にしていたこと、出来なかったこと、でも克服の仕方が分からなかったことが、ついに解決の糸口を掴めたし、そう出来たのはきっと今の自分だからであり、数年前の僕ではそうはいかなかったのかもしれないとも思えて、だから積み重ねてきたものがあればこそだし、頑張れば出来るようになるんだということをこの歳になってあらためて確信できた。
今のその気持ちを、やり方を、克服できたそれを、中学の僕に指導したい(笑)
2022年はもっともっと自分を磨いていく。
具体的にどう磨いていくのか、どこをどのように磨いていくのか、どんな形に磨き上げるべきなのか、それはもうしっかりと認識出来ている。
それを如何に早く、高度に行っていくか、求められるのはその精度。
だから、磨き上げるという行為そのものにより高い精度と効率が求められる。
そう欲深く考えられるのも、コーチやトレーナーと共に歩む良い環境があるからこそで、逆にそうでなければ申し訳が立たない環境に身を置いている訳だから、そうした責任とそれに伴う危機感とも常に背中合わせの状態で進んでいく。これまでと変わらず。
結果は求めたい。
でも力をつけていけば結果は自然と後からついてくる。
これは飲食時代駆け出しのころにオーナーシェフから教わった言葉。
だから、2022年もまず自分磨きをしっかりと行っていき、次から次へと生じる課題を臆することなく正面から挑み克服していこうと思う。
正月はオフとしてゆっくり過ごす予定。
過ごし方は毎年変わらない。
我が家の雑煮を出汁から仕込み、その雑煮と一緒に駅伝などテレビを見ながらのんびりと過ごす。
こののんびり時間があるからこそ、オンの時間を集中して行えると思うし、違う時間であるからこそ、新しい発想も生じるのだと思っている。
さぁ、2022年もしっかり頑張っていこう。
コロナもまだまだ落ち着かないし、世の中どう転ぶのか様々な角度で先行きは不透明。決して楽観視できる状況ではない。
けれど、そんな状況を打破するのもまた人の力だと思っている。
一人一人の小さな力の集合体が、世の中を動かす大きな力になることを僕たちは知っている。
僕のパラ卓球活動というエネルギーもまた、社会を動かす一助になり得るし、それがポジティブなベクトルとなるのか、あるいはその逆に作用するのか、それもまた自分次第だと思うから、社会人として胸を張り、目標に向かってしっかりと前進していこうと思う。
今年一年ありがとうございました。
それでは最後に、みなさんもどうぞよいお年をお迎えください。
例年と違って今年はコロナ禍に始まりコロナ禍に終わる、一年ずっとコロナ禍で過ごしたから、オリパラが開催され特別感は少なからずあったものの、逆にコロナ自粛によるネガティブな意味での特別感も桁違いに強くあり、自分自身の活動と言えばただ練習に明け暮れるだけで(練習が出来るだけありがたいことなのだけれど)、試合も11月にようやく一つあっただけの本当に地味な一年だった・・・
と言いそうなところが、これまたそうじゃなかったんだなぁ(笑)
いやぁ、いろいろあった一年でした(笑)
それも11月になってから。
まず、その唯一の試合の結果がそうだし、その直後に専門誌「卓球王国」で僕が紹介されるという超奇跡的ハプニングもあれば、魅力的な新しいラケットに出会うとか、イベントでオリンピック金メダリストとご一緒するとか、いろいろありました。
卓球王国のウェブ版の記事もあるのでよかったらぜひ(笑)
「次はパラリンピックで会おう」元級友の一言でアスリートの道へ-渡邊剛
でもやっぱり試合の結果が一番かな。
自分で言うのもなんですが、それは間違いなくこれまでの積み重ねがあったからだと敢えて言い切ります(笑)
目標に向けた僅かな手掛かりを試行錯誤し五里霧中を進むという繰り返しだったのが、ようやく明確な手ごたえを得られた、確信を持てた、そんな実感があります。
でもそれはコーチや練習パートナー、そしてトレーナーの先生方あればこそ。
そこには東京パラリンピックの影響というか恩恵もありましたね。
東京で開催されたからこそ、それをコーチ陣と今まで以上に深く共有出来ましたから。
そうした指導の手ごたえをこの手にハッキリと掴めたのが2021年だったという思いです。
その試合に挑むずっと前から、今までやってきたことを早く試したい!という思いは強くありました。
それは逆にこのコロナ過で普段のトレーニングを含めた活動環境が閉鎖的にならざるを得なかったことのプラスの効果と言えるかもしれません。
いわゆる山籠もり状態。
それがついに解放され野に下った約2年ぶりになる試合、それは大きな緊張を伴いましたが、「自分を試す」という念願が叶ったものでもあり、結果はさておき、既にそれ自体が大きな喜びであったようにも思います。
そしてその試合でそれなりの手ごたえを得たことで、ようやく丘を一つ越えて目の前に新しい景色が広がり始めたと言えるかもしれない。
でもその景色はまだ「広がり始めた」というだけであって、そこにどんな景色が広がるのか明確に見えているわけではなく、いやむしろまだ見えてはいないもので、「あぁこの先に広がるのはまた違った景色なんだろうな」という思いが生じているだけであり、そこは勘違いしないように注意しているつもりです。
その思いが既に勇み足だったり勘違いと呼ばれるものかもしれないけど(笑)
とにかく、練習の手ごたえを得て、雑誌にも掲載され、天狗になっても不思議じゃないことが重なった2021年後半。
でも僕が目指すところはそこじゃない。
僕が受けたい評価はそれじゃない。
だから、見定めた目標から目を逸らさない。ブレない。磨き続ける。
コーチとの年内最後の練習も、自分の中でずっと意識していることを実に的確に指摘してもらい、それは早速年をまたぐ課題となった。
それがまた嬉しい。
次から次へと課題が湧いてくる。
と同時に嬉しい言葉もかけられる。
些細なその一言がものすごく大きな励みになるし、自信につながる。
それが今までの取り組みの評価であり、今後のモチベーションにもなる。
だから頑張っていける。
僕にはそういうサイクルが成立している。
いや、させているんだな、無理やりにでも(笑)
11月の久々の試合は本当に僕に大きな変化をもたらしてくれた。
そこで得た課題が大きな一歩を生んだ。
ずっとずっと僕の中で気にしていたこと、出来なかったこと、でも克服の仕方が分からなかったことが、ついに解決の糸口を掴めたし、そう出来たのはきっと今の自分だからであり、数年前の僕ではそうはいかなかったのかもしれないとも思えて、だから積み重ねてきたものがあればこそだし、頑張れば出来るようになるんだということをこの歳になってあらためて確信できた。
今のその気持ちを、やり方を、克服できたそれを、中学の僕に指導したい(笑)
2022年はもっともっと自分を磨いていく。
具体的にどう磨いていくのか、どこをどのように磨いていくのか、どんな形に磨き上げるべきなのか、それはもうしっかりと認識出来ている。
それを如何に早く、高度に行っていくか、求められるのはその精度。
だから、磨き上げるという行為そのものにより高い精度と効率が求められる。
そう欲深く考えられるのも、コーチやトレーナーと共に歩む良い環境があるからこそで、逆にそうでなければ申し訳が立たない環境に身を置いている訳だから、そうした責任とそれに伴う危機感とも常に背中合わせの状態で進んでいく。これまでと変わらず。
結果は求めたい。
でも力をつけていけば結果は自然と後からついてくる。
これは飲食時代駆け出しのころにオーナーシェフから教わった言葉。
だから、2022年もまず自分磨きをしっかりと行っていき、次から次へと生じる課題を臆することなく正面から挑み克服していこうと思う。
正月はオフとしてゆっくり過ごす予定。
過ごし方は毎年変わらない。
我が家の雑煮を出汁から仕込み、その雑煮と一緒に駅伝などテレビを見ながらのんびりと過ごす。
こののんびり時間があるからこそ、オンの時間を集中して行えると思うし、違う時間であるからこそ、新しい発想も生じるのだと思っている。
さぁ、2022年もしっかり頑張っていこう。
コロナもまだまだ落ち着かないし、世の中どう転ぶのか様々な角度で先行きは不透明。決して楽観視できる状況ではない。
けれど、そんな状況を打破するのもまた人の力だと思っている。
一人一人の小さな力の集合体が、世の中を動かす大きな力になることを僕たちは知っている。
僕のパラ卓球活動というエネルギーもまた、社会を動かす一助になり得るし、それがポジティブなベクトルとなるのか、あるいはその逆に作用するのか、それもまた自分次第だと思うから、社会人として胸を張り、目標に向かってしっかりと前進していこうと思う。
今年一年ありがとうございました。
それでは最後に、みなさんもどうぞよいお年をお迎えください。