移動日を含めてちょうど1週間、タイへ行ってきました。
試合の内容は・・・ボロボロでした。
負けに負けを重ねて、「今まで何をやってきたんだ?」と自問自答する瞬間も多々あれば、ご指導いただいている方々や近しい人達にすがるように祈り他力本願に陥る瞬間も度々ありました。
フルセットで9-11とか、同じくフルセットでデュースだったり、途中で逃げ出したくなるようなゲームもいくつかあり、自分が辛いこの状況は相手も同じだと思いながらも、そうした時に差を生みだすのは積み重ねてきた努力の厚み、それからくる技術力の差と、それをバックボーンとする自信、メンタルの強さだと痛感しました。
相手に対して向かっていくエネルギーというか、そういう姿勢もお国柄とか気質的な違いもあるとは思いますけど、でもそれ以前に自分自身の中でまだ覚悟が足りていない、腹をくくりきれていない、自分自身に対してそんなネガティブな印象も持ち得ました。
いずれにせよ努力が足りない。
頑張りが足りない。
世界の舞台に立てばそれで良いというのでは恥をかくだけ。
そうではなくその舞台で立派に立ちまわれるだけの技量を身につけていかなければいけない。
中途半端が一番みっともない。
そう思い知らされたタイでした。
結果的には個人戦で銅メダルをいただきました。
でもこれは自分でつかみ取ったのではなくあくまでも「いただいた」もの。
恰好悪いメダルです。
団体戦は日本人ペアで組みましたが負けて3位。
2位以上を目指していたのでこれも残念な結果です。
ただ今回は目的としていたことは十二分に達成出来たのでした。
それは何かと言うと、世界のトップレベルを知るということ。
この目でそれを見て、学び、指針を設けることが出来たのでした。
意識していた自分よりもランキングが遥かに上の選手とも全て対戦でき、その力を肌で感じることが出来たし、またその試合を先輩方に見ていただくことでより具体的なアドバイスもいただけたので今後の活動にもより磨きがかけられると実感しています。
車椅子、障害者、健常者という括りに関係なく、今回敗戦を重ねたことは単純に僕の「卓球」に対しての勉強不足だったと思い知らされています。
確かに車椅子卓球の経験知の低さはそのままプレーの幅の差として痛感しましたが、でもそれは経験しなければ身に付けられないというものではない。ただただ自分の勉強不足というだけ。練習を繰り返さなければ身に付けられないとか、そういうレベルのものではない。でもその僅かな差が試合で大きな差を生みだすのだなと、いい勉強をさせていただきました。
上位ランカーとの試合でも「技術的な差は全然ないですよ」とも言ってもらえた。
でも負けた。
なぜ負けたのか。
技術以外の差ということになる。
世界という舞台ではそれも同時に磨いていかなければ勝ち得ないということですね。
そして今回もうひとつ思い知らされたのがメンタルの重要性。
環境の変化によるメンタルへの影響も十二分に配慮しなければならないなと。
僕は結構楽観的に物事を考えがちだけど、案外外圧による影響を受けやすいのだとも学ぶことが出来ました。
1週間の滞在で、衣食住ほぼ全てが普段とは全く違うものになる。
でもこれは事前に予測できることでもあるので、十分に備えることは出来るはず。
それを言い訳にするのは選手として恰好がつかない。
それも踏まえたうえでコンディションをコントロールすることが「代表選手」ということなのでしょう。
さらに、備えを心掛けていたとしても万が一が生じた場合に周囲に対してネガティブな発言をするのもアスリートとしてはよろしくないなと学びました。
ネガティブな言葉はネガティブを連鎖させる。
それが自分だけでなく周囲のテンションやモチベーションをも下げさせかねない。
ネガティブ発言という本音を吐露する相手は選手同士であってはいけないと思う。
それこそ「足を引っ張る行為」だと考える。
そのための「コーチ」の存在なのだ。
コーチ不在の状況であればそこはぐっとこらえるくらいの「忍耐力」もアスリートとして必要だと僕は考える。
そうした周囲への配慮、他の選手への気遣いが結果的にチーム全体へのプラスとなるはずだし。
スポーツに限らずプライベートでもビジネスシーンにおいても少なくとも僕はネガティブな発言をするやつのそばにはいたくない。
前回のスペインとは環境もモチベーションもそして結果も大きく異なってしまったけど、これにも耐えうるというか環境による自身の変化を強いられないだけの強さを身につけることもまた普段のトレーニングから磨いていかなければならないことですね。
というたくさんのことを学べたタイでした。
さぁこれからまた気を引き締め直して頑張ります。
これまで蜃気楼のようにしか見えていなかった世界が現実のものとして僕の目の前に広がり、目指すべきものがイメージだけではなく実物として外殻が出来あがってきた感があります。
タイで降った雨が僕の足元を固めてくれた、今はそんな思いです。
そして今週末は地元で一般の大会。
まだまだ道のりは長く険しい。
頑張ります!
試合の内容は・・・ボロボロでした。
負けに負けを重ねて、「今まで何をやってきたんだ?」と自問自答する瞬間も多々あれば、ご指導いただいている方々や近しい人達にすがるように祈り他力本願に陥る瞬間も度々ありました。
フルセットで9-11とか、同じくフルセットでデュースだったり、途中で逃げ出したくなるようなゲームもいくつかあり、自分が辛いこの状況は相手も同じだと思いながらも、そうした時に差を生みだすのは積み重ねてきた努力の厚み、それからくる技術力の差と、それをバックボーンとする自信、メンタルの強さだと痛感しました。
相手に対して向かっていくエネルギーというか、そういう姿勢もお国柄とか気質的な違いもあるとは思いますけど、でもそれ以前に自分自身の中でまだ覚悟が足りていない、腹をくくりきれていない、自分自身に対してそんなネガティブな印象も持ち得ました。
いずれにせよ努力が足りない。
頑張りが足りない。
世界の舞台に立てばそれで良いというのでは恥をかくだけ。
そうではなくその舞台で立派に立ちまわれるだけの技量を身につけていかなければいけない。
中途半端が一番みっともない。
そう思い知らされたタイでした。
結果的には個人戦で銅メダルをいただきました。
でもこれは自分でつかみ取ったのではなくあくまでも「いただいた」もの。
恰好悪いメダルです。
団体戦は日本人ペアで組みましたが負けて3位。
2位以上を目指していたのでこれも残念な結果です。
ただ今回は目的としていたことは十二分に達成出来たのでした。
それは何かと言うと、世界のトップレベルを知るということ。
この目でそれを見て、学び、指針を設けることが出来たのでした。
意識していた自分よりもランキングが遥かに上の選手とも全て対戦でき、その力を肌で感じることが出来たし、またその試合を先輩方に見ていただくことでより具体的なアドバイスもいただけたので今後の活動にもより磨きがかけられると実感しています。
車椅子、障害者、健常者という括りに関係なく、今回敗戦を重ねたことは単純に僕の「卓球」に対しての勉強不足だったと思い知らされています。
確かに車椅子卓球の経験知の低さはそのままプレーの幅の差として痛感しましたが、でもそれは経験しなければ身に付けられないというものではない。ただただ自分の勉強不足というだけ。練習を繰り返さなければ身に付けられないとか、そういうレベルのものではない。でもその僅かな差が試合で大きな差を生みだすのだなと、いい勉強をさせていただきました。
上位ランカーとの試合でも「技術的な差は全然ないですよ」とも言ってもらえた。
でも負けた。
なぜ負けたのか。
技術以外の差ということになる。
世界という舞台ではそれも同時に磨いていかなければ勝ち得ないということですね。
そして今回もうひとつ思い知らされたのがメンタルの重要性。
環境の変化によるメンタルへの影響も十二分に配慮しなければならないなと。
僕は結構楽観的に物事を考えがちだけど、案外外圧による影響を受けやすいのだとも学ぶことが出来ました。
1週間の滞在で、衣食住ほぼ全てが普段とは全く違うものになる。
でもこれは事前に予測できることでもあるので、十分に備えることは出来るはず。
それを言い訳にするのは選手として恰好がつかない。
それも踏まえたうえでコンディションをコントロールすることが「代表選手」ということなのでしょう。
さらに、備えを心掛けていたとしても万が一が生じた場合に周囲に対してネガティブな発言をするのもアスリートとしてはよろしくないなと学びました。
ネガティブな言葉はネガティブを連鎖させる。
それが自分だけでなく周囲のテンションやモチベーションをも下げさせかねない。
ネガティブ発言という本音を吐露する相手は選手同士であってはいけないと思う。
それこそ「足を引っ張る行為」だと考える。
そのための「コーチ」の存在なのだ。
コーチ不在の状況であればそこはぐっとこらえるくらいの「忍耐力」もアスリートとして必要だと僕は考える。
そうした周囲への配慮、他の選手への気遣いが結果的にチーム全体へのプラスとなるはずだし。
スポーツに限らずプライベートでもビジネスシーンにおいても少なくとも僕はネガティブな発言をするやつのそばにはいたくない。
前回のスペインとは環境もモチベーションもそして結果も大きく異なってしまったけど、これにも耐えうるというか環境による自身の変化を強いられないだけの強さを身につけることもまた普段のトレーニングから磨いていかなければならないことですね。
というたくさんのことを学べたタイでした。
さぁこれからまた気を引き締め直して頑張ります。
これまで蜃気楼のようにしか見えていなかった世界が現実のものとして僕の目の前に広がり、目指すべきものがイメージだけではなく実物として外殻が出来あがってきた感があります。
タイで降った雨が僕の足元を固めてくれた、今はそんな思いです。
そして今週末は地元で一般の大会。
まだまだ道のりは長く険しい。
頑張ります!