江戸川区で毎年春と秋に開催される区民卓球大会。
春は個人戦、秋はダブルスの大会ですが、去年秋からなんと「パラ」のクラスが設けられました。
一般の大会でパラのクラスが設けられ、健常者と障害者が共に参加する大会で自治体が主催するというのは少なくとも都内23区では初めてだそうです。
そして2回目となる春の大会が開催されるので、この場でそのお知らせをさせていただきます。
第74回春季区民卓球大会要項
http://www.city-edogawa-ttl.jp/pdf/yoko/R5/2023_%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%8C%BA%E6%B0%91%E5%A4%A7%E4%BC%9A%28%E8%A6%81%E9%A0%85%29.pdf
江戸川区卓球連盟のホームページもリンクを貼っておきます。
江戸川区卓球連盟の公式ホームページです
通常は区在住在勤の方を対象とする大会ですが、パラのクラスだけはオープン参加となります。
だから、全国各地から参加可能です(笑)
男女混成ですが、車椅子のクラスと立位のクラスに分けて開催をする予定とのこと。
通常は予選リーグからのトーナメントとなるのですが、参加者数によってはリーグ戦のみだったり、クラスの構成も変更有とのことでした。
尚、知的障害の方も参加可能で、立位のクラスとなるそうです。
未確認ですが、精神障害の方や聴覚障害の方、あるいは内部障害の方の参加も可能じゃないかと思うので(フレキシブルに対応下さる)、希望される方は立位のクラスでの参加を前提にご相談されると良いと思います。
また、立てるけど車椅子に乗って車椅子のクラスで参加したいとか、障害は無いけど車椅子のクラスで参加したいという方もあれば、そちらもまずはご相談されると良いんじゃないかなと思います。
約束は出来ないけど(笑)
どんな感じになるのか楽しみです。
ただし、申込期間が3月6日(月)~3月13日(月)必着となっているので、その点はご注意ください。
障害者こそスポーツを「やらなければならない」と教わりました。
様々なスポーツが存在します。
障害の内容によってその競技への向き不向きがあるのも現実ではありますが、でも、誰にでも何かしらのスポーツ活動が出来るのもゆるぎない事実です。
その中で、卓球は物凄く間口の広い可能性豊かな競技だと思います。
だって、インドアで、天候に左右されず、季節も関係なく、そして何よりも、使用するスペースが小さい。
体育館でなくても会議室のスペースで出来ちゃうような競技です。
だからこそ、より多くの人がプレー出来る。
パラ卓球にクラスが11もあるのがまさにそれを証明してくれています。
張本兄妹や伊藤美誠選手、平野美宇選手達がまだジュニアの頃に大人の世界の強豪相手に申し分なく渡り合って結果を出していることも、ある意味その間口の広さの証明と言えるのではと思います。
マスターズという大会も国内のみならず世界規模で開催されていますから、ここまで世代の壁を越えた競技も中々ないと思いますし。
でも、一般(健常者)と障害者の壁は意外と低くはなく、薄くもなく、だから、誰が築いたのか、なぜ存在するのかも分からないその壁に阻まれ、これまで双方がまじりあうことは少なかった、ほぼ無かったと言っても過言ではないくらいです。
だから、障害者にとってやり易いスポーツなのに、その機会が少ないのも現状。
健常者の卓球はあそこでここでと分かるけど、障害者はどこでやればいいのか分からない、取り掛かりの第一歩がなかなかつかめないという一面もあったと思います。
逆に、「パラ卓球を知ってもらおう」という企画はこれまでも多々ありました。
けれど、健常者と障害者が一緒に、同じ土俵でというアプローチは少なかった。
あったとしてもそれは「障害者の大会(イベント)に健常者の参加もOK」というもので、逆アプローチの健常者の大会に障害者の参加もOKというのは中々無かったし、そもそもそういう発想が無かったのかもしれない。
一緒にプレーするのは無理でしょう?
なんかフェアじゃないじゃないか。
だから差別化。
という発想だと思います。
障害者を相手には本気になれない、気遣いも生じるし楽しめないと思う人は多いと思います。
でもそれはごく自然なこと。
変わったこと、悪いことではない。
障害者を主軸に健常者の参加を認める形では、ほぼほぼ障害者の枠の中でのものになり、広く知ってもらうといったこととはちょっとベクトルが異なる気がします。
社会での認知度を上げるのであれば、健常者プレーヤーにパラ卓球をPRするのが最も効果的。
だって卓球人口はめちゃくちゃ多いのだから。
パラ卓球を広く知ってもらうのであれば、僕はこの方が断然良いと思う。
パラ卓球を広めたいなら、障害者を対象にイベントを企画するよりも、僕だったらまず全国各都道府県の連盟に登録されている公式審判を対象にイベントを開催します。
公式審判でもパラ卓球に関しては未経験という方も少なくないと思うから。
だから、パラ卓球への関りに躊躇が生じてもおかしくない。
障害者の競技参加にためらいが生じてもおかしくない。
でも逆にその不安を払拭すれば、逆方向への力が生じる。
だから、公式審判を対象としたイベント開催をと考えるのです。
そうすることで、公式審判の理解が格段に増加し、全国各地での障害者の大会参加を促すことにもなると思うし、健常者プレーヤーへの理解促進にも繋がると思うから。
まず、公式審判の経験値を0から1にする。
その0と1の違いは数字以上に大きい。
もし日本の公式審判全員がパラ卓球についても十分な理解力を有している、経験を有しているとなると、おそらく国際卓球連盟(ITTF)に加盟する国や地域で断トツの存在感を示すことになると思う。
すると、ITTFに対する日本の発言力が上がるんだろうなぁなんて邪念がよぎる(笑)
とにかく、障害者への余計な気遣いなどなく、審判が公平に自信を持ってジャッジ出来れば、障害者の大会参加に躊躇することは無い。
すると、大会開催や障害者の大会参加のチャンスもさらに増えていく。
競技レベルが上がっていく云々ではなく、スポーツをやらなければならない障害者が、よりやり易い競技に取り組める、参加できるチャンスが広がる。
そのきっかけが、江戸川区の大会にはあると思う。
そこで出会った人と人が繋がり、健常者と障害者で一緒に練習をするとか卓球を楽しむといったコミュニティが出来ていくかもしれない。
そこから卓球を超えた広がりが生じていくかもしれない。
それこそまさに共生社会じゃないですか!
我ながら上手くまとめたな(笑)
なんていう話は出来過ぎた話であり綺麗ごとと言われるかもしれないけれど、でも、世の中の理想は綺麗ごとの実現だと思う。
だから実現させたいじゃないか、綺麗ごとを!
というのはある特撮ヒーローのセリフ(笑)
僕の好きな言葉です。
綺麗事を別世界の話と捉えていたのでは、それを実現させることは難しい。
そこに向かって進んでいく、進めていくから実現できる、たどり着けるのだと思う。
良く言われる夢と目標の違いと同じ。
話が大きくそれちゃったけど、江戸川区の大会開催のお知らせでした。
僕の活動拠点の卓球場には多くの車椅子ユーザーが通ってくれています。
まだ始めたばかりの人もいますけど、その人たちが卓球のユニフォームを着て、ゼッケンをつけて、試合に臨むというのは、それだけでものすごい大きな力を与えてくれるし、数百人、場合によっては1000人を超える参加者、健常者選手のいる試合会場に一緒に選手として身を置き汗を流すことで、もうそれだけで人生のターニングポイントを通過できることになると思います。
そんなチャンスを与えてくれるこの大会、その開催をありがたく思いますし、深く感謝します。
良い汗流しましょう!
春は個人戦、秋はダブルスの大会ですが、去年秋からなんと「パラ」のクラスが設けられました。
一般の大会でパラのクラスが設けられ、健常者と障害者が共に参加する大会で自治体が主催するというのは少なくとも都内23区では初めてだそうです。
そして2回目となる春の大会が開催されるので、この場でそのお知らせをさせていただきます。
第74回春季区民卓球大会要項
http://www.city-edogawa-ttl.jp/pdf/yoko/R5/2023_%E6%98%A5%E5%AD%A3%E5%8C%BA%E6%B0%91%E5%A4%A7%E4%BC%9A%28%E8%A6%81%E9%A0%85%29.pdf
江戸川区卓球連盟のホームページもリンクを貼っておきます。
江戸川区卓球連盟の公式ホームページです
通常は区在住在勤の方を対象とする大会ですが、パラのクラスだけはオープン参加となります。
だから、全国各地から参加可能です(笑)
男女混成ですが、車椅子のクラスと立位のクラスに分けて開催をする予定とのこと。
通常は予選リーグからのトーナメントとなるのですが、参加者数によってはリーグ戦のみだったり、クラスの構成も変更有とのことでした。
尚、知的障害の方も参加可能で、立位のクラスとなるそうです。
未確認ですが、精神障害の方や聴覚障害の方、あるいは内部障害の方の参加も可能じゃないかと思うので(フレキシブルに対応下さる)、希望される方は立位のクラスでの参加を前提にご相談されると良いと思います。
また、立てるけど車椅子に乗って車椅子のクラスで参加したいとか、障害は無いけど車椅子のクラスで参加したいという方もあれば、そちらもまずはご相談されると良いんじゃないかなと思います。
約束は出来ないけど(笑)
どんな感じになるのか楽しみです。
ただし、申込期間が3月6日(月)~3月13日(月)必着となっているので、その点はご注意ください。
障害者こそスポーツを「やらなければならない」と教わりました。
様々なスポーツが存在します。
障害の内容によってその競技への向き不向きがあるのも現実ではありますが、でも、誰にでも何かしらのスポーツ活動が出来るのもゆるぎない事実です。
その中で、卓球は物凄く間口の広い可能性豊かな競技だと思います。
だって、インドアで、天候に左右されず、季節も関係なく、そして何よりも、使用するスペースが小さい。
体育館でなくても会議室のスペースで出来ちゃうような競技です。
だからこそ、より多くの人がプレー出来る。
パラ卓球にクラスが11もあるのがまさにそれを証明してくれています。
張本兄妹や伊藤美誠選手、平野美宇選手達がまだジュニアの頃に大人の世界の強豪相手に申し分なく渡り合って結果を出していることも、ある意味その間口の広さの証明と言えるのではと思います。
マスターズという大会も国内のみならず世界規模で開催されていますから、ここまで世代の壁を越えた競技も中々ないと思いますし。
でも、一般(健常者)と障害者の壁は意外と低くはなく、薄くもなく、だから、誰が築いたのか、なぜ存在するのかも分からないその壁に阻まれ、これまで双方がまじりあうことは少なかった、ほぼ無かったと言っても過言ではないくらいです。
だから、障害者にとってやり易いスポーツなのに、その機会が少ないのも現状。
健常者の卓球はあそこでここでと分かるけど、障害者はどこでやればいいのか分からない、取り掛かりの第一歩がなかなかつかめないという一面もあったと思います。
逆に、「パラ卓球を知ってもらおう」という企画はこれまでも多々ありました。
けれど、健常者と障害者が一緒に、同じ土俵でというアプローチは少なかった。
あったとしてもそれは「障害者の大会(イベント)に健常者の参加もOK」というもので、逆アプローチの健常者の大会に障害者の参加もOKというのは中々無かったし、そもそもそういう発想が無かったのかもしれない。
一緒にプレーするのは無理でしょう?
なんかフェアじゃないじゃないか。
だから差別化。
という発想だと思います。
障害者を相手には本気になれない、気遣いも生じるし楽しめないと思う人は多いと思います。
でもそれはごく自然なこと。
変わったこと、悪いことではない。
障害者を主軸に健常者の参加を認める形では、ほぼほぼ障害者の枠の中でのものになり、広く知ってもらうといったこととはちょっとベクトルが異なる気がします。
社会での認知度を上げるのであれば、健常者プレーヤーにパラ卓球をPRするのが最も効果的。
だって卓球人口はめちゃくちゃ多いのだから。
パラ卓球を広く知ってもらうのであれば、僕はこの方が断然良いと思う。
パラ卓球を広めたいなら、障害者を対象にイベントを企画するよりも、僕だったらまず全国各都道府県の連盟に登録されている公式審判を対象にイベントを開催します。
公式審判でもパラ卓球に関しては未経験という方も少なくないと思うから。
だから、パラ卓球への関りに躊躇が生じてもおかしくない。
障害者の競技参加にためらいが生じてもおかしくない。
でも逆にその不安を払拭すれば、逆方向への力が生じる。
だから、公式審判を対象としたイベント開催をと考えるのです。
そうすることで、公式審判の理解が格段に増加し、全国各地での障害者の大会参加を促すことにもなると思うし、健常者プレーヤーへの理解促進にも繋がると思うから。
まず、公式審判の経験値を0から1にする。
その0と1の違いは数字以上に大きい。
もし日本の公式審判全員がパラ卓球についても十分な理解力を有している、経験を有しているとなると、おそらく国際卓球連盟(ITTF)に加盟する国や地域で断トツの存在感を示すことになると思う。
すると、ITTFに対する日本の発言力が上がるんだろうなぁなんて邪念がよぎる(笑)
とにかく、障害者への余計な気遣いなどなく、審判が公平に自信を持ってジャッジ出来れば、障害者の大会参加に躊躇することは無い。
すると、大会開催や障害者の大会参加のチャンスもさらに増えていく。
競技レベルが上がっていく云々ではなく、スポーツをやらなければならない障害者が、よりやり易い競技に取り組める、参加できるチャンスが広がる。
そのきっかけが、江戸川区の大会にはあると思う。
そこで出会った人と人が繋がり、健常者と障害者で一緒に練習をするとか卓球を楽しむといったコミュニティが出来ていくかもしれない。
そこから卓球を超えた広がりが生じていくかもしれない。
それこそまさに共生社会じゃないですか!
我ながら上手くまとめたな(笑)
なんていう話は出来過ぎた話であり綺麗ごとと言われるかもしれないけれど、でも、世の中の理想は綺麗ごとの実現だと思う。
だから実現させたいじゃないか、綺麗ごとを!
というのはある特撮ヒーローのセリフ(笑)
僕の好きな言葉です。
綺麗事を別世界の話と捉えていたのでは、それを実現させることは難しい。
そこに向かって進んでいく、進めていくから実現できる、たどり着けるのだと思う。
良く言われる夢と目標の違いと同じ。
話が大きくそれちゃったけど、江戸川区の大会開催のお知らせでした。
僕の活動拠点の卓球場には多くの車椅子ユーザーが通ってくれています。
まだ始めたばかりの人もいますけど、その人たちが卓球のユニフォームを着て、ゼッケンをつけて、試合に臨むというのは、それだけでものすごい大きな力を与えてくれるし、数百人、場合によっては1000人を超える参加者、健常者選手のいる試合会場に一緒に選手として身を置き汗を流すことで、もうそれだけで人生のターニングポイントを通過できることになると思います。
そんなチャンスを与えてくれるこの大会、その開催をありがたく思いますし、深く感謝します。
良い汗流しましょう!