えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

特別抗告の方向で検討始める?!

2008-07-18 | 日記
今朝、夫が

(検察は)「抗告の方針らしい」と、共同通信のニュースをメールで知らせてきた。

えっ?
どうして?
どうして、そんなことできるの?!

と、私の頭の中は猛スピードで急回転を始めた。
仕事が手につかなくなり、涙まで出て来てしまった。

検察が特別抗告をしないとは限らないことは分かっていたつもりだけど、
自分の取り乱し方が
「特別抗告などできるはずがない」という甘い思いがそこにあったことを知り、自分を責めた。

夫のメールには、
怒りの言葉と、受けて立つ、という思いとともに
「・・・あと少し勝利まで時間が必要になるけど、頑張ろうな」とあった。
「少し、人生計画が、また変わるだけ」だ、とも・・・。

そう!・・・
一番悔しいのは当事者である夫とsugiyamaさんなのだ。

私は、自分にそう言い聞かせて、怒りと悔しさを鎮めるために頭を使う仕事ではなく、体を使う仕事や書類の整理や片づけもので一日を過ごした・・・。

 まだ、「抗告」と決まったわけではない。
弁護団が最高検に「抗告を断念するように」と申し入れ、茨城の支援者ら16名が団体署名をたくさん提出し要請。
夫も自分の思いを訴えて来た。
マスコミがこんなにも大きくひろく取り上げてくれている。
全国から「布川事件の再審開始」を見守る人たちの高まる中で、それでも検察は
「特別抗告」をできるのか?

抗告期限の22日も、検察の決定が発表になるぎりぎりまで要請が行われる。
まだ、諦めていない。
検察が「抗告断念」することを強く願っている・・・。





抗告期限

2008-07-18 | 日記
検察の特別抗告の期限は

7月22日(火)・・・・

私は、決定日の14日の午後
支援者の皆さんと、すぐに検察庁に行き
「特別抗告は、絶対しないでください」と訴えた。

そして

「誤判は『国家の誤り』であって、当事者の訴えがあればその救済にすぐに対応すべき。それを、放置し続けること、また裁判所の「再審開始決定」に対し、理由もなく自分たちのメンツのためだけに抗告を繰り返し、いたずらに時間を引き延ばそうとすることは『国家の犯罪』です。」とも・・・。



決定日以来、連日検察庁に支援者の「抗議・要請」が続けられている。
夫も自ら参加し、訴えた。
明日18日は、茨城の会の皆さんが「団体署名」を携えて、要請に行く・・・。

期限まで、あと4日・・・。