「アンチヴァイラル」

2013年公開の映画の紹介です

監督はブランドン・クローネンバーグ。
近未来のSF・スリラー映画です。
主演・出演は、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、サラ・ガドン、マルコム・マクダウェル。

『ルーカスクリニック　真の美を求めるあなたに』
ルーカス社の宣伝、有名女優ハンナ・ガイストの看板の前で、社員のシドは体温計をくわえます。
社には予約の男性が案内され待合室に入ると、シドは自分が担当すると告げ、男性とブースで話をします。
ハンナを希望する男性に、一つの商品を薦め、
「感染後、宿主の体内で一生生き続けます。」
シドは男性の唇の裏にサンプルを注入します。
帰宅したシドは、クローゼットの裏に隠し持っている端末機で違法なサンプルを作ります。
翌日同僚のデレクが、禁止されている端末機を持ち出しが発覚し逮捕されます。
上司は、もう一台紛失していることをシドにほのめかすのです。
間もなくシドは、新しい感染病にかかったハンナからすぐに売りたいと依頼があり、デレクの代わりに行くよう言われます。
密かにハンナを崇拝しているシドは喜び、後日ホテルにいるハンナを訪ね、秘書のいる前でサンプルをとります。
部屋を後にしたシドは、洗面所でサンプルを自分に注入してしまうのでした。
その後感染の為最悪の状態になっていくシドですが、端末機が故障して裏取引のある男性を訪ねます。
そこで、ある映像を目にしてしまうのです・・・

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原題の『Antiviral-アンチヴァイラル』の意味は、「ウイルス感染症の治療薬」とか。

監督は、デビッド・クローネンバーグ監督のご長男です。

シド役はケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。
ミュージシャンでもあるようです。
｢ノーカントリー｣(2008)の、自転車に乗った少年が映画デビューだったんですね。
｢X-MEN: ファースト・ジェネレーション｣(2011)、｢ゲット・アウト｣(2017)、｢バリー・シール/アメリカをはめた男｣(2017)、｢デッド・ドント・ダイ｣(今年6月公開)など、実に様々な映画の出演があります。

シドも崇拝する完璧な女優・ハンナ役は本当に美しいサラ・ガドン。
｢危険なメソッド｣(2012)、｢ドラキュラZERO｣(2014)、｢ルイの9番目の人生｣(2018)、などの出演があります。

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シド役のケイレブの肌の悪さが、かな～り映画を引き立たせています