ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「梅切らぬバカ」

2022年12月18日 | 日本映画
2021年公開の日本映画の紹介です

監督は、和島香太郎。
全編77分の、ちょっと物足りないドラマ映画です。
主演・出演は、加賀まりこ、塚地武雅、渡辺いっけい、森口瑤子、斎藤汰鷹、高島礼子。



山田珠子は、自宅庭の梅の木の前で49歳になる自閉症の息子・忠さん(ちゅうさん)の髪を切っています。
隣に引っ越したばかりの里村家では、路地にはみ出した山田家の梅の木に小声で文句を言っていました。
通勤途中にある乗馬クラブの前を通ると、忠さんは馬に向かってけたたましく叫びます。
「ひひぃぃぃ~~~」
クラブの経営者・奈津子は馬をなだめながら顔をしかめます。
里村家の妻・英子が挨拶の品を持って山田家を訪ねると女性が外に並んでいて、後ろに回ります。
やっと珠子に面会できた英子は、離婚相談と間違われてしまうのです。
それとなく梅の木の話をする英子に、珠子は「切らなきゃと思っている」とやんわり言います。
ところが剪定の際、忠さんの様子を見た英子は驚いてしまうのです。
高齢の珠子は忠さんの将来を考えていて、近くのグループホームの見学の後、忠さんは入居します。
しかし数日後、問題が起こってしまうのです・・・

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タイトルは、ことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に由来しているようです。
意味は、
「樹木にはそれぞれ特徴や性格があり、それらに合わせて世話をしないとうまく育たない」

≪ 梅の木 ≫

芽が出る樹木で、枝を切ってもすぐに新しい芽が出てきます。
剪定しないと、長い枝などが多く見た目が悪くなったり、この映画のように路地にはみ出したりするようです。
更に、剪定を行わないで古い枝をそのまま残してしまうと、花が咲かなくなってしまうとか。
剪定に適した時期もあるようです。

忠さん役は、ドランクドラゴンの塚地武雅。
因みに相方は鈴木拓。
テレビドラマや映画の出演がたくさんあります。
映画では、「間宮兄弟」(2006)、「ハンサム★スーツ」(2008)、「くろねこルーシー」(2012)、「げんげ」(2013)の主演があります。






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