ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ローマの休日」

2024年01月03日 | 1990年以前のアメリカなどの映画(西部劇以外)
1954年公開の映画の紹介です

監督は、ウィリアム・ワイラー。
ダルトン・トランボ原作の、モノクロのラブ・ロマンス映画です。
主演・出演は、グレゴリー・ペック、オードリー・ヘプバーン、エディ・アルバート。



(あらすじ)
ヨーロッパ某国の王位継承者・アン王女は親善のためロンドンやアムステルダムなどを訪問し、
各地で大歓迎を受けます。
最期の地となるローマではパレードに続き、
夜の舞踏会でも訪問者の謝辞が長々、延々と続くのでした。
笑顔を絶やさず、疲れを見せないアン王女ですが、
翌日のスケジュールを聞くにつけその夜ついに癇癪を起してしまいました。
医者が鎮静剤を打ち皆部屋から出ると、
アンはパッと起き上がり普段着に着替え窓から外へ出たのです。
一方、ポーカーで負けた新聞記者のジョーは、
「明日のアン女王の記者会見で」と言い残し外に出ます。
するとすやすやと寝入っている女性を見かけ、
声をかけるも一向に起きないため仕方なく自分のアパートに連れてくるのです。
翌日、急病のためすべての行事中止という一面のアン王女の写真を見た瞬間、
家で寝入っている女性がアンだとジョーは知るのです。
その後家に戻り知らないふりをして、ジョーはアンを帰し後を付けます。
外で自由に過ごすアンを見るにつけ、ジョーは声をかけます。
「人生を楽しまないか、
まる一日冒険してみよう。」

************************************************
もう、とっても可愛いオードリーです。
新年と共に楽しく過ごされて頂くと幸いでございます。

この映画はアカデミー賞で、
「主演女優賞/オードリー・ヘプバーン」「衣裳デザイン賞 (白黒部門)」「原案賞」を受賞、
「作品賞」「監督賞」「助演男優賞/エディ・アルバート」「脚本賞」「撮影賞 (白黒部門)」、
「美術賞 (白黒部門)」「編集賞」のノミネートがあります。

モノクロの製作は、制作費を抑えるためだったとか。
当時、エリザベス・テイラーとケーリー・グラントの出演交渉でも、出演料が低額のため実現しなかったようです。

このころのオードリー・ヘプバーンは無名で、
「素晴らしき遺産」(1951)のわき役を観たパラマウント社の製作部長の推薦で決まり、
自然体のオードリーのトリビアが幾つかあるようです。

豪華なローマの観光スポットがいくつも映ります。
・サンタ・マリア・イン・コスメディン教会(真実の口)
・サンタンジェロ城
・トレヴィの泉
・スペイン広場
・パンテオン
などなど
ジョーが寝ているアン王女を見つけるシーンは、フォロ・ロマーノ/セプティミウス凱旋門のようです。

政治問題で随分後に明かされた脚本家はダルトン・トランボ。
他にも、
「ジョニーは戦場へ行った」「素晴らしき哉、人生!」「スパルタカス」、
「栄光への脱出」「パピヨン」「ダラスの熱い日」
などがある、凄い方です。





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もどかしいながらも、素敵な一日を堪能できました
新年の1作品は暖かく始まる映画を選びましたです

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