ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「地獄でなぜ悪い」

2019年06月10日 | 日本映画
2013年公開の日本映画の紹介です

監督は園子温。
本物のやくざで映画を撮るっていう、極道コメディです。
主演・出演は國村隼、長谷川博己、堤真一、星野源、二階堂ふみ、友近。


十代の平田達4人は、映画作りのサークル『ファックボンバーズ』を結成し、街を練り歩いては被写体を探す毎日です。
その頃、やくざの武藤組と池上組は抗争のさ中で、武藤の妻・しずえは押し入ってきた池上組の組員を惨殺して服役します。
武藤の娘はテレビのCMで活躍するミツコで、しずえの願いもむなしくCMは打ち切りになってしまいます。
およそ10年後。
平田達は相変わらず被写体を探す毎日に暮れていました。
平田は祠に
「映画を撮りたい。平田。××××-△△△△」
と書いた紙を入れ、願をかけます。
武藤組長は服役中のしずえに会い、しずえの、「ミツコの映画を観たい」という願いをかなえようと考えます。
そのミツコは売れない女優で、逃亡中の橋本と家に連れ戻され、武藤は橋本に刀を振りかざします。
その時ミツコは、
「その人は映画監督よ!」
と叫び、映画撮りの準備をしていた武藤はガラっと態度を変えるのです。
顔面蒼白状態の橋本は逃げ出し、捕まる直後、祠の平田のメモを見つけるのです。

*******************************************************
この映画は、トロント国際映画祭/観客賞(ミッドナイト・マッドネス部門)、
ファンタスティック映画祭/作品賞・監督賞
日本アカデミー賞/新人俳優賞 (星野源)
などの受賞があります。
ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門で公式上映されて、上映後に観客から7分間のスタンディングオベーション(立ち上がっての拍手喝采)があったんですね。

ちょっと気の毒な橋本公次役は星野源。
主題歌も歌っています。
テレビドラマの出演も多く、古くは2003年の「WATER BOYS」の出演、近年は大ヒットの「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)の出演があります。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ゾディアック」 | トップ | 「6才のボクが、大人になるま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日本映画」カテゴリの最新記事