ふくの映画ブログ

映画の紹介です

Re「愛、アムール」

2021年05月03日 | 再アップ
ブログ開設当初にアップした記事を、かな~り手直しての再アップです

2013年公開の映画の紹介です。

監督・脚本は、ミヒャエル・ハネケ。
オーストリア、フランス、ドイツ共同のドラマ映画です。
主演・出演は、ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ、イザベル・ユペール、アレクサンドル・タロー。


音楽家の老夫婦・アンヌとジョルジュは、愛弟子のコンサートを鑑賞し、帰宅します。
2人とも疲れて早々に寝ますが、夜中アンヌが起き上がっている姿をジョルジュは見て声をかけます。
翌朝、2人は会話をしながら朝食をとっています。
「塩がない」
ジョルジュの問いかけにアンヌの返事はなく、仕方なくジョルジュは自分で取って来ます。
その後も話し続けるジョルジュですが、ふと見るとアンヌは宙を見たまま全く動かないのです。
驚いたジョルジュは、からだをゆすったり冷たいタオルでおでこを拭いたりしますが、アンヌは動かず途方に暮れてしまいます。
ジョルジュが一旦席をはずして戻ると、アンヌはいつもの状態に戻っていて事情を説明します。
よく状況が飲み込めないアンヌは、検査のため病院へ行くのはいやだと言い張るのでした。
それからしばらくして、ジョルジュは娘のエヴァにアンヌの手術は失敗だったと話します。
間もなく車椅子で右半身にマヒが残る状態でアンヌは退院し、体の起こし方などジョルジュに伝えます。
「2度と病院に戻さないと、約束して」
アンヌの強い言葉にジョルジュは返答に困り、その後訪問したエヴァは、あまりの事に涙を流すのです・・・

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この映画は、カンヌ国際映画祭で「パルム・ドール」を受賞しています。
アカデミー賞の外国語映画賞では、オーストリア代表として出品、受賞しています。

渾身の介護をするジョルジュ役は、名優ジャン=ルイ・トランティニャン。
たくさん主演・出演作品があります。「男と女」(1966)、「フリック・ストーリー」(1975)等が有名です。

アンヌ役はエマニュエル・リヴァ。
この映画で、米国アカデミー賞主演女優賞に、最高齢の85歳でノミネートされています。





皆さま、お立ち寄りありがとうございます
随分前、ヤフーブログに記事をアップした時、
「劇場で観て、終わった後しばらく席を立てなかった」
というコメントを頂きました
その通りのラストでございます

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2 コメント

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ハネケ監督 (ジュリア)
2021-05-03 17:32:42
ふくさん こんにちは

かなり前に観ましたが
ハネケ監督は私にとって要注意人物でして・・・
「ファニーゲーム」の衝撃が忘れられず
作品がハネケ監督・・とわかるとつい身構えるクセがつきました・・・(-_-;)
返信する
おはようございます (ジュリアさんへ)
2021-05-05 07:10:49
観客をいや~な気持ちにさせる監督さんですからね 
実はこの映画を最初に観たときに知りました
印象が強くて、他の映画でも忘れられないシーンがたくさん浮かんできます
「ファニーゲーム」観ていませんっ
観たくなりますね~
返信する

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