ふくの映画ブログ

映画の紹介です

「ハクソー・リッジ」

2019年03月14日 | 実話をもとにした映画
2017年6月公開の映画の紹介です

監督は、出演していないメル・ギブソン、出演はアンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントンなど。
この映画は、太平洋戦争の沖縄戦で衛生兵として従軍したデズモンド・T・ドスの実体験を描いた戦争映画です。


デズモンド・ドスは、米国バージニア州で、両親と弟と生活していました。
父のトムは第一次世界大戦に出兵して以来神経を病み、酒に溺れていました。
母のベルサは、兄弟げんかで弟のハルに大けがを負わせたデズモンドに、将来大きな影響を与える言葉をかけるのです。
太平洋戦争の真珠湾攻撃の知らせがはいり、ハルに続いてデズモンドも軍隊に志願しました。
訓練基地に入営したデズモンドは順調に見えましたが、M1ライフルの射撃訓練だけは頑なに拒否します。
理由はあれど、上官からは叱責を受け、同じ訓練兵仲間からも酷い目に遭います。
大切な用事を入れていた休暇の帰宅も出来ませんでしたが、デズモンドの信念は大きなものでした。
そして、デズモンドの今後の検討の為に聴聞会が開かれます。
すると、息子の苦境を見かねたトムが、古い軍服を着て聴聞会の席に現れました。
トムは、昔の兵隊仲間の手紙を裁判官に手渡します。
・・やがて、デズモンドの信念は、多くの戦士たちに素晴らしい教訓となって現れるのです。

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この映画はアカデミー賞で「録音賞」と「編集賞」を受賞しています。

“ハクソー・リッジ”とは、沖縄戦においての日本軍陣地・前田断崖の事です。
北側が急な崖となっていた為、日米両軍の激戦地となったことから、米軍がこの崖につけた名前です。
崖は約150メートルもあり ノコギリ(ハクソー)で切った断面のような形をしています。

デズモンド役はアンドリュー・ガーフィールド。
この映画では、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされています。
「ソーシャル・ネットワーク」(2010)では、ゴールデングローブ賞助演男優賞に、ノミネート。「わたしを離さないで 」(2011)では、サターン賞で助演男優賞を受賞しています。

多くのヒーローを演じてきたメル・ギブソンは、ドスについて熱く語ります。
「地獄のような恐怖を無視できるなど、ヒーロー以外の何者でもない。」

そして、『最も暴虐で血まみれた殺戮』と評価された戦闘シーンについては、
「こんなところ、誰だって1秒たりともいたくないと思って欲しかったからだ。」
と語りました。

※ この映画にはメルギブソンの息子 ミロ・ギブソンがラッキー・フォード役で出演しています。




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