加計学園疑惑リーク元 読売新聞が異例報道の「官僚の風俗通い」は安倍官邸からの“リーク”

2017年05月25日 | 事件
加計学園疑惑リーク元 読売新聞が異例報道の「官僚の風俗通い」は安倍官邸からの“リーク”
デイリー新潮 5/24(水) 17:00配信

加計学園疑惑リーク元 読売新聞が異例報道の「官僚の風俗通い」は安倍官邸からの“リーク”
官邸が暴露
 前川喜平・前文科事務次官(62)の出会い系バー通いを報じたのは、読売新聞の5月22日付朝刊だった。新聞メディアでは異例ともいえる官僚の“風俗通い”追及記事だが、これは安倍官邸が主導したものだった。

 ***

 背景にあるのは、前川前次官が“第2の森友問題”といわれる「加計学園」疑惑報道のキーマンであるとの事情だ。

 加計学園が運営する大学の獣医学部新設をめぐり、安倍総理が便宜を図ったとされる文科省作成の文書が流出したのは報道の通りだが、そのリーク元こそ、前川前次官であるという。

「ネタ元は前川さんです」

 と明かすのは、加計学園文書の存在を報じた朝日新聞の関係者。

「記事にしたあとに、官邸スタッフから、“安倍総理周辺は、どこかのメディアと組んで前川さんに人格攻撃を仕掛けようとしている。その結果、前川さんの出した文書の信憑性が問われ、丸々報じた朝日も恥を掻くことになるから”と言われました」

 ***

 ともすれば政権発足以来の窮地に立たされかねなかった安倍政権が講じた、メディアを用いた防衛策――。5月25日発売の「週刊新潮」では、前川前次官がリークに打って出た理由を解説。問題の出会い系バー利用客の証言と共に、詳しく報じる。
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比大統領への戦争警告、中国政府報道官がコメント避ける

2017年05月25日 | 政治社会問題
比大統領への戦争警告、中国政府報道官がコメント避ける
AFP=時事 5/22(月) 22:01配信

比大統領への戦争警告、中国政府報道官がコメント避ける
フィリピン・マニラで開催された東南アジア諸国連合首脳会議の終了時、記者会見に臨むロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年4月29日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】南シナ海(South China Sea)の領有権をめぐる問題で、22日に開かれた記者会見で中国外務省の報道官が、同政府の首脳陣から戦争になると警告されたとするフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領の発言について、コメントを避ける一幕があった。

【関連写真】会談前に握手するドゥテルテ比大統領と中国の習国家主席

 ドゥテルテ氏は先週、中国の北京(Beijing)で習近平(Xi Jinping)国家主席や李克強(Li Keqiang)首相との会談。その際、ドゥテルテ氏自身が「そこ(南シナ海)はわが国のもので、われわれはそこで石油採掘を行うつもりだ」と表明したところ、習国家主席と李首相に「私たちは友人だ…しかし、あなたが対決を迫るというのなら、われわれは戦争に突入するだろう」と述べたと明かしていた。

 その一方、中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は22日に会見を行い、ドゥテルテ氏の発言に直接触れることは避けつつ、「友好的な話し合いを通じ、平和的に問題を解決できるようフィリピンと協力して取り組む」と述べた。

 また華報道官は報道陣に対し、「二国間関係が安定して着実に前進し、また地域の平和と安定に貢献できるようにする」ため、中国が「他分野において協力を深める」ことを模索していると語った。【翻訳編集】 AFPBB News
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所得格差3倍のトップとビリが激突!港区と足立区、住むならどっち? それぞれの幸せと懊悩がある

2017年05月25日 | 日記

所得格差3倍のトップとビリが激突!港区と足立区、住むならどっち? それぞれの幸せと懊悩がある
現代ビジネス 5/25(木) 14:01配信

所得格差3倍のトップとビリが激突!港区と足立区、住むならどっち? それぞれの幸せと懊悩がある
写真:現代ビジネス
 一番ポピュラーな乗り物はかたや高級外車、かたやママチャリ。ミシュランガイド掲載店は129店に3店。「対極」にある2つの区を比べれば比べるほどに悩ましくなる、「人生、何が大切か」。

所得格差3倍のトップとビリが激突!港区と足立区、住むならどっち? それぞれの幸せと懊悩がある
Photo by GettyImages
セレブのスーパー「福島屋」
 「やっぱり港区という土地は、それ自体が『ブランド』だから。他のところに住むのとはステイタスが違うよね」

 こう語るのは、港区六本木一丁目在住の経営コンサルタントA氏だ。

 大阪出身のA氏が港区に住み始めたのは今から10年ほど前のこと。

 スペインやスウェーデンなど、各国の大使館がずらりと立ち並ぶ六本木一丁目の街角にそびえる、タワーマンションの25階。受付にはコンシェルジュが24時間体制で待機し、駐車場の賃料は月々なんと7万円だ。

 「なんといっても、この辺は『食』が充実している。麻布にも六本木にもウマい店が山ほどあるし、いざとなれば銀座にも車で15分あれば出られる。こんな立地は、港区しかないでしょう」(A氏)

 A氏の言うとおり、港区内には『ミシュランガイド東京2017』に掲載された店が129店。これは、銀座を擁する中央区(100店)を押さえて、23区で断トツだ。

 「食事を作るにしたって、スーパーで売っているモノの質が違いますから。世間では『成城石井』が高級スーパーの代名詞みたいになってるけど、あそこは高いけど質はまあまあ。一番素材が良いのは『福島屋』かな」(A氏)

 「福島屋」とは、六本木一丁目駅に直結の「安心・安全な素材へのこだわり」を前面に打ち出したスーパーマーケット。

 自家製の醤油は1Lでなんと1000円。宮城県でこだわり抜いて作ったという「ひとめぼれ」は5kgで4780円という強気の価格だ。

 「スーパーって『コミュニティ』なんだよね。地域に住む人が何を望んでいるかが、如実に商品に出る。

 港区の住民は、美味しくて、身体に良いものにはお金を惜しまない。せっかく良いところに住んでるんだから、健康を万全にして毎日をエンジョイしたいからね」

 A氏の言葉を借りるまでもなく、麻布に青山、赤坂と、港区には都民ならずとも誰もが知っている「ハイパーセレブタウン」が密集している。

 総務省の調べによると、港区民の年間平均所得は都内トップの1111万円。23区唯一の1000万円超えで、文字通り、東京の勝ち組の「頂点」に位置している。

 トップがいれば、最下位がいる。東京の平均所得の最下位だったのが足立区。335万円と、港区の3分の1だ。

 金額だけ見れば、どちらが恵まれているかは一目瞭然。とはいえ、おカネで幸せが買えないことぐらいは、もはや周知のこと。今回、本誌記者は2つの区をひたすら歩き、住民たちの「本当の幸福度」を比べてみた。



物価も3倍違う
 朝9時、「古き良き足立区」の風景がもっとも色濃く残っていると言われる足立区・竹ノ塚。

 東武伊勢崎線の竹ノ塚駅前にある喫煙スペースで一服していた、ややヤンキー臭の漂う20代の男性Bさんに話しかけると、人懐っこい笑顔で語りだした。

 「え、この辺について調べてるんスか? 立区って、メッチャ等身大っていうか、メッチャ暮らしやすいっていうか、メッチャ楽だし、メッチャ友達いるし、親の家も近いし、メチャメチャいいトコなんスよ!」

 Bさんは、大学を中退し地元でフラフラしていたときに、コンビニで偶然再会した中学の先輩の紹介で、先輩の親族が経営する不動産会社に就職したという。

 「スーパーはいっぱいあるし、大抵の用事は北千住に行けば済むから、正直、仕事以外で区外に出る理由がない」(Bさん)

 ちなみに、足立区民に最も馴染みのあるスーパーはイトーヨーカドーだ。北千住で第一号店を開業したヨーカドーは今でも足立区内に大小5店舗を展開。竹ノ塚にも、駅から徒歩10分程のところに「イトーヨーカドー竹の塚店」がある。

 '00年代には、年5%を越える驚異的な売上率アップを達成し、日本中から注目された「伝説の店舗」だ。

 5歳になる娘をママチャリの後ろに乗せ、買い物に来ていた30代女性Cさんが言う。

 「ヨーカドーは安いし、なんでもあるからホントに便利ですよ。旦那と娘の服も、ぜんぶここで揃えます。1000円カットも入ってるので、今日は娘の髪を切ってもらいにきたんです。美容院? だ早い早い(笑)」

 食品コーナーを覗くと、この日はコシヒカリ5kgが1680円、醤油1Lが250円。一概には比べられないが、六本木一丁目の福島屋との「物価」の差は歴然。

 同じ都内でこれだけ違うと、港区民は「損した」気にならないのか。前出のタワマン住民・A氏に問うと、鼻で笑われた。

 「世の中、『安かろう、悪かろう』って相場が決まってるじゃないですか。ウチも娘がいますけど、この辺では小さい頃の服は『サエグサ』や『ファミリア』で買うのが当たり前。

 ブラウス一枚で1万円はするけど、何回クリーニングに出してもまったくヘタらない。さすがに、スーパーで買った服を幼稚園に着ていかせられないですよ(笑)」

 金持ちランキングの「トップ」と「最下位」。金銭的な価値観には、もはや埋められない溝があるようだ。


幼稚園の前に高級外車の列
 続いて、竹ノ塚に並ぶ足立区の「ディープタウン」綾瀬に移動しよう。電車の便が悪い足立区において、バス路線網の拠点として栄えている町だ。

 JR常磐線の綾瀬駅西口を降りてすぐ。まだ日も高いというのに、客で賑わっているもつ焼き屋ののれんを潜った。

 この日はちょうど競馬の「天皇賞」の日。作業服姿でホッピー片手にラジオを聞きながら一喜一憂していた60代の男性のDさんは、すでにろれつが怪しい。

 「俺はこの辺で、カミさんは西新井。一族郎党ずっと足立区だよね。不便? 然ないよ。『治安悪いんでしょ』ってよく聞かれるけど、これでも随分良くなったんだから。

 今はデカい警察署が4つ(千住、綾瀬、竹の塚、西新井)もあるから、かえって取り締まりが厳しいよ。ベンチで寝たりしたら、すぐ声をかけられる(笑)。

 え、港区? んまり行かないけど、駐車場代だけで7万円って、そりゃ、ビックリだね。そのカネ俺に貸してくれりゃ、100倍有効に使ってやるってのに」

 足立区は「犯罪多発地域」というステレオタイプなイメージがあるが、Dさんの言う通り、近年の犯罪件数は減少傾向にある。

 むしろ、人口あたりの件数で考えると、23区の中でも真ん中より下。「極端に治安が悪い」というレッテルは、もはやあたらないことがわかる。

 「そうは言っても、やっぱり、『昔の事件』の記憶もありますから、怖い場所っていう印象はぬぐえませんよね。もし子供が何かに巻きこまれたら嫌ですもの……」

 表情を曇らせるのは、俗に言う「シロガネーゼ」の30代女性・Eさん。

 Eさんの娘が通う幼稚園は、港区・西麻布の瀟洒な門構えの家屋がズラリと並ぶ場所にある。セレブたちがこぞって子供を入れたがる「名門中の名門」だ。

 9時頃になると、園の入り口に次々と車が止まり、子供たちが降りてくる。ベンツの高級モデルSクラスやマセラティなど高級外車ばかりがズラリと行列をなす。

 この日、足立区で見られたように自転車の後ろに子供を乗せた父母は、ひとりもいなかった。

 「あそこに限らず、港区の幼稚園は基本的に車での送り迎えが基本です。大使館が多く、警察の警備も抜かりないので安心。送り迎えのあとは、ママ友たちとの『ママ会』があります。場所は、ホテルのラウンジが多いかしら」(Eさん)

 悩みと言えば、子供を遊ばせる場所が区内には少ないことくらい。

 「人工的な緑はあるんですけど、思いっきり駆け回れるような広い場所は少ない。ママ友の中には『東京ディズニーランド』の年間パスポートを購入して、子供たちを公園代わりに毎日のように連れて行っている人もいます」(Eさん)

 ディズニーランドの年間パスポートは、大人が6万3000円、子供が4万1000円。2人合わせると10万円を越えるが、毎日公園代わりに使うことを考えたら、「おトク」ということか。

 一見、贅沢気ままな「ママ友ライフ」を謳歌しているように見える港区ママたち。

 だが、口にこそださないものの、港区の親の間には歴然とした「階層意識」があるのだという。

 「やっぱり、幼稚舎(小学校)からエスカレーターで慶應というのが、ベストなんです。別にステイタスを求めているのではなく、それが一番安心できる環境。

 あそこの保護者は、互いにどの辺に住んでいて、どんな仕事をしているかを知っていますから。『変な方』が混じりにくい」(Eさん)

 子供の身を守る一番の選択肢が「幼稚舎から慶應」というわけだ。


カネはないけどダチはいる
 「このあたりだと、大企業の創業家であるとか、政治家一族の奥さんも当たり前にいるので、ママ会でも、経済とか政治の話をすることはご法度。

 先祖代々の家と財産を守り、どれだけ同じ生活レベルを維持するかが、本当の港区民が求める『価値』なんです。

 金融とかITとかで一代で財を成して引っ越してきた人たちは『ヨソから来た人』という雰囲気が、どこかにあります」(Eさん)

 一方の足立区は、こうした「見えざる選民意識」とは無縁だ。足立区の西新井で10年ほど焼き鳥屋を営む60代の店主が言う。

 「もともと私は20年くらい六本木の焼き鳥屋で修業しましてね、独立した時に、妻の実家から近いここに店を持ちました。最初に来た時は、正直、寂れたところだなって思いましたよ(笑)」

 焼き方や素材は六本木時代と極力変えないようにしていると胸を張るが、一串の値段は2分の1程度に抑えているという。

 「この辺りにはね、人情がまだ生きてる。確かに、六本木には羽振りのいい人がいっぱいいた。みんな愛想は良いんだけど、なかなか心は開いてくれなかった。

 店を辞めるとき、皆さん『独立するの? めでとう。食べに行くよ』って言ってくれたけど、本当に来てくれた人は一人もいませんよ。

 でも、この辺の人は、『オッチャンの顔がみたいから』って、私に会いに来てくれる。『ああ、ヨソ者の私なんかのことも気にかけてくれてんだな』って、ジーンときちゃうね」(焼き鳥屋店主)

 この話を、港区のタワマン住民・A氏に伝えると「確かに、そういうぬくもりは、この辺にはないものかもしれませんね……」と少し寂しそうな表情を見せた。

 「いいところに住んで、仕事のやりがいもあって、カネも十分にある。でも、たまに虚しさを感じることはあります。子供も地域と関係のない私立の一貫校に行かせたから、『地元にフラっと帰ってきたら、昔の友だちが温かく迎えてくれて』みたいなこともない。

 子供のことを考えると、足立区の人たちみたいな生き方もちょっとうらやましいかな、と思いますね。でも、やっぱりヨーカドーの服は着たくないけどね(笑)」

 後日、竹ノ塚で出会った「マイルドヤンキー」Bさんが、自宅に招いてくれた。竹ノ塚駅から自転車で2分、保木間にある2DKのアパートに家族4人。すぐ近くにはBさんの実家もある。

 「さすがに医者になった友達はいねえけど、看護師もいるし、居酒屋やってるヤツも、実家のスーパー継いでるヤツもいる。みんな足立区に住んでるんスよ。

 仲間の親とも知り合いなんで、何があってもすぐに助け合えるっていうか、メッチャ頼りになる。カネがないから、宅飲みばっかだけど、お兄さんもまた遊びに来てよ、友達紹介するから」

 足立区と港区。そこにはそれぞれ、数字では表せない「悩み」と「幸せ」があった。
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それでもまだ貴方は「冷やし中華」を許すのか?

2017年05月25日 | グルメ
それでもまだ貴方は「冷やし中華」を許すのか?
山路力也 | フードジャーナリスト
5/18(木) 11:21
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今年も「冷やし中華」が始まってしまう(ペイレスイメージズ/アフロ)
今年も憂鬱な季節がやってきた

私は「冷やし中華」が嫌いである。フードジャーナリストという仕事を始めてからというもの、色々な場所で冷やし中華嫌いを公言してきたが、今では冷やし中華嫌いの第一人者くらいの言われようである。インターネットで「山路力也」と検索すると、検索候補に「冷やし中華」と出て来るほどである。私の冷やし中華嫌いは生半可なものではない、筋金入りなのだ。

「冷やし中華」は夏の風物詩として必ずといっていいほど名前が挙がる食べ物だが、街の中華屋さんなどで「冷やし中華はじめました」の文字をみるたびに憂鬱になる。冷やし中華はじめなくて良い、と思う。あるいは始めても良いけれど、私の知らないところでひっそりと始めてくれ、と思う。そして私の知らないところで早く終わってくれと願う。何ならそのまま永遠に終わってしまってくれて良いとも思う。

「なぜ冷やし中華が嫌いなのか」と人は問う。まず、その質問の設定自体が「冷やし中華は万人が好むものであるのに、貴方はなぜ嫌いなのか」という前提に立っているのが気に食わぬ。人間は直感的に目の前のモノが好きか嫌いかを瞬時に判断する生き物だ。嫌いなことに理由などないし、あったとしても嫌いなのだから本人にとってはその理由を知る必要もない。嫌いなものは嫌いなのだ。

しかしそれではフードジャーナリストとしてその責を果たしたとは言い難く、やはりこの憤りにも近い感情を抑えて、つとめて冷静に「冷やし中華」の問題点をここで明確に提示したいと思う。

私が「冷やし中華」を許せない理由

一般的な「冷やし中華」は冷たくない
一般的な「冷やし中華」は冷たくない
「冷やし中華」を食べた時のことをまずは思い出して頂きたい。その冷やし中華は冷たいだろうか。ヌルくはなかっただろうか。「冷やし」と名乗っていながら、自ら冷えてもいなければ、食べ手を冷すつもりもないその中途半端な姿勢に納得がいかない。

世の中には他にも「冷やし」と名乗っている料理が多く存在する。例えば山形のご当地ラーメンである「冷やしラーメン」には出汁を凍らせた氷が入るし、「冷やむぎ」にも氷が添えられて麺はキンキンに冷えている。さらに懐かしい「冷やしあめ」は飲めば夏の暑い日差しで火照った身体を優しく冷してくれる。全力で冷そうとしている他の「冷やし料理」たちに対して、冷やし中華のヌルい態度は実に不誠実で怠慢だ。

冷たいものを冷たく出すというのは料理の基本だが、それが守られていないということは、そもそも「冷やし中華は冷たい料理ではない」ということか、もしくは「料理人が手抜きをしている」かのいずれかだ。生ビールのジョッキを冷凍庫で冷した方が旨いように、冷やし中華の皿もしっかりと冷しておくべきだと思うが、一般的にそのような方針が貫かれている冷やし中華は非常に少ない。麺も氷水で締めるべきだし、具材の一つ一つもそれぞれ冷蔵庫から盛りつけのタイミングで出すべきだし、かけるタレもキンキンに冷しておくべきだと考えるが、それも非常に少数派だ。

そして具材に関しても、料理としての独創性や思想、さらには機能性が微塵も感じられない。どの店も横並びでチャーシューもしくはハム、キュウリ、錦糸卵、場合によっては紅生姜など、赤、緑、黄色の色合いのみで選ばれたこれらの具材たち。このチョイスそのものは否定しないが、どの店もそこから抜け出そうとしない現状に料理人の怠慢を見る。

またそれらの具材すべてが均一のサイズで放射状に整然と並べられていることにも憤りを隠せない。具材を切る場合、味の入り方や食感などを考慮して、それぞれ適した切り方というものがある。その観点からしてもチャーシューとキュウリ、あるいは卵がまったく同じ切り方やサイズのわけがあるまい。

さらに、あのタレのようなものは何なのだ。ドレッシング的なポジションとしては多過ぎるし、スープ的なポジションとしては少な過ぎる。飲ませたいのか飲ませたくないのかが分からない。濃度や粘度を考えても決して水で締めた麺と馴染むとは思えない。醤油、酢、砂糖などストレートな調味料の味しかしない、素材感ゼロのタレの味わいに無力感すら覚える。

これを読まれた方は「何を怒っているのか」「冷やし中華とはそんなもんだろう」と思われたに違いない。そうなのだ、その「冷やし中華なんてそんなもんだろう」という蔓延した暗黙の了解が、きっと私は許せないのだ。作り手である料理人も、食べ手である客も、心のどこかで「まぁこんなもん」という折り合いをつけ、完全に思考停止状態に陥っているのが不思議で仕方がない。

冷たいものは冷たく出すべきではないのか。具材はその具材に合った切り方や大きさにすべきではないのか。タレを麺と絡めさせたいのなら油分を補ったり粘度を上げるべきだろうし、飲ませたいのならしっかりと出汁をひいてもっと量を増やすべきではないのか。私にとって冷やし中華という料理は疑問だらけだ。それは何の疑問も感じず作り続けている料理人や、それを是として食べ続けている客に対しても同様だ。

料理として正しい「冷やし中華」を食べたい

今一度落ち着いて考えてみて欲しい。貴方はその冷やし中華を本当に美味しいと思って食べているのだろうか。妥協や習慣で食べてはいないか。もちろん、子供の頃からずっと食べていたお店の冷やし中華がそういうものであるならば、貴方がそれを美味しいと感じることは自然なことである。しかし「夏が来たから冷やし中華でも食べようか」とパッと入った店の冷やし中華が前述したようなものだった時、貴方はそれを無条件で受け容れてはいまいか。貴方はなぜ冷やし中華をそこまで甘やかし、冷やし中華を許すのか。私はそれを許せるほど出来た大人ではない。

「萬福」(銀座)の冷やし中華はちゃんと冷たい。
「萬福」(銀座)の冷やし中華はちゃんと冷たい。
それでもまだ私の考えに共感出来ない人は、ぜひ銀座にある老舗「萬福」の冷やし中華を食べて頂きたい。この冷やし中華は冷たい料理として実に正しい。器もしっかりと冷してあって、麺もキュッと冷たい。この状態で出すことにどれだけ料理人が神経を注いでいるかが分かり嬉しくなる。それでいて見た目には奇抜なことをせずに、誰もが郷愁を感じるる昔ながらの冷やし中華の範疇に納めてあるのは、やはり三代続く老舗ならではの表現方法ではないかと思う。さらには夏だけでなく、通年で冷やし中華を提供しているのも自信の現れと言えるだろう。

さらにもう一軒お勧めは、千葉市にある新潟ラーメンの名店「蓬来軒」の冷やし中華だ。この店の冷やし中華は私が考える冷やし中華の欠点をすべてカバーしているばかりか、各パーツが磨き上げられていて一つの麺料理として完成しているのである。誰も冷やし中華については、別に旨いとも不味いとも思わずに「まぁこんなもんだろ」というある種の妥協と予定調和の中で食していると思うが、この店の冷やし中華を食べたら冷やし中華の概念が変わると断言する。きっと貴方は今まで食べていた冷やし中華は一体何だったのだろうと思うに違いない。

冷やし中華は作り手が本気で向き合えばもっと美味しくなる。これらの冷やし中華を食べて私がたどりついた結論だ。逆にいえば、世の中には本気ではない冷やし中華があまりにも多い。私はフードジャーナリストとしても一人の食べ手としても、この状況がどうしても許せない。どうせ食べるのなら美味しいものを食べたい、料理人の思いや愛情のこもったものを食べたいというのが、食べ手としての素直な思いだろう。ならば、食べ手も本気で冷やし中華に向き合って欲しい。いつまでも冷やし中華を甘やかしてはいけない。

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山路力也
フードジャーナリスト
フードジャーナリスト/ラーメン評論家/かき氷評論家 著書『トーキョーノスタルジックラーメン』『ラーメンマップ千葉』他/連載『SENSE』『世田谷ライフmagazine』『シティ情報Fukuoka』『All About』他/オンラインサロン『山路力也の飲食店戦略ゼミ~愛される店になる為のルール~』(DMM.com)/ウェブ『ラーマガ』『トーキョーラーメン会議』『千葉拉麺通信』他。テレビ『モウソリスト』(フジテレビ)『ZIP!』(日本テレビ)『L4you!』(テレビ東京)他/飲食店プロデュース、コンサルティング/「作り手の顔が見える料理」を愛し「その料理が美味しい理由」を考えながら情報発信中。
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米ジョージア州にも少女像設置へ…夏に除幕式予定

2017年05月25日 | 朝鮮エベンキ族

米ジョージア州にも少女像設置へ…夏に除幕式予定
中央日報日本語版 5/25(木) 11:37配信

米ジョージア州にも少女像設置へ…夏に除幕式予定
2013年7月30日に米カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦平和の少女像の手を、慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さんが握っている。(写真=中央フォト)
米ジョージア州ブルックヘブンに慰安婦「平和の少女像」が設置される。

24日(現地時間)のアトランタ慰安婦少女像設置委員会によると、ブルックヘブン市議会は前日、全体会議を開き、「平和の少女像設置案」を全会一致で議決した。この平和の少女像が設置されれば、カリフォルニア州グレンデール市立公園、ミシガン州サウスフィールド韓人文化会館に続いて3件目となる。

ブルックヘブン市は夏に少女像除幕式を行う計画であり、具体的な設置場所は後に発表するという。
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東京モーターショー、あまりの寂しさに主催者も水増し出展社リストを作るほど?

2017年05月25日 | モーターサイクルメーカーなど
東京モーターショー、あまりの寂しさに主催者も水増し出展社リストを作るほど?
国沢光宏 | 自動車評論家
5/25(木) 5:04
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東京モーターショーの出展メーカーが発表された。リストを見て業界関係者は「それほど深刻な状況なのか!」と驚きを隠さない。ここ数回、東京モーターショーは海外メーカーの出展取りやめが相次ぎ、今や国際ショーと言うには恥ずかしいほど。なにしろ世界有数の自動車生産国であるアメリカや、伝統あるイギリス、イタリア勢の姿も無いほど。

・東京モーターショー凋落。米・英・伊の出展無し

そればかりか、数少ない出展社リストの水増しまで行っている。例えば『メルセデスベンツ』は、本体の他『メルセデスAMG』、さらに『メルセデス・マイバッハ』、メルセデスベンツのブランドである『スマート』、そして『スマート・ブラバス』というブランド名まで並ぶ。ちなみにAMGなど『スバル』に対する『STI』のようなもの。

だとしたら日産だけでなく、関連の『ニスモ』や『オーテック』を出展社リストに載せているかと言えば、無し。日本のメーカーについては世界基準。海外のメーカーだけ超水増ししているのだった。しかもマイバッハやブラバスの販売台数たるや極めて少ない。少しでも海外メーカーの数を増やしたい、ということなんだと思う。それが逆に「こっけいさ」を感じさせる。

そもそも『フェラーリ』や『ランボルギーニ』、『ロールスロイス』など華やかなブランドが出ていないモーターショーなど魅力無い。今年のモーターショーに出展しているメーカーのクルマなら、近所のディーラーに行けば見られるだけでなく試乗だって可能。本来モーターショーとは自動車に対する夢を持って貰うイベントである。

自動車関連のイベントが不人気なワケではない。幕張メッセで毎年1月に開催される民間企業主催の『オートサロン』の入場者は若い世代の増加などもあり3日間で32万人を超えるほど。会場は押すな押すなの大盛況である。全ての自動車メーカーがスポンサーになっている自動車工業界主催の東京モーターショーは本来なら規模からして全く違うハズ。

出展を見送った海外の自動車メーカーに聞くと、皆さん「出展料金が高額な割に地味過ぎます。一昔前なら東京モーターショーに出展するのがステータスだったけれど、今やそういった雰囲気も無い」。主催者が「開催すればよい」という役人根性になっていると、多くの自動車メーカー関係者は指摘する。地盤沈下は今後も続く?
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モーターサイクル=バイクメーカーは糞だ、、、

2017年05月25日 | モーターサイクル整備関係



モーターサイクル=バイクメーカーは糞だ、、、


昨日、ヒューズが飛びまくり、エンジン始動不能、、、

今朝、調べると<<ニュートラルスイッチに行く配線が劣化>>で漏電していた!!!!

この大馬鹿カワサキは<<配線材質が悪いので、エンジン熱で劣化>>材質の吟味が駄目だ。さすが大バカカワサキ。

地獄ホンダも同様構造だが<<材質が良いのでボロボロにならない>>その代わり他が壊れまくる。


ヤマハなど、こんなことはない!!!但しヘッドライトソケットが溶解する欠陥ある。

モーターサイクルメーカーに共通だが<<4輪に比べて耐久力がない=材質が弱い!!!〉〉ボルトにしても焼きが入らないのを使用したり、ハンドルコントロール類の材質も悪い!!

すこし材質を上げれば良いものを、、!!!

おもちゃレベルだ。




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「米国は空気新鮮」スピーチの中国人留学生、母国で非難

2017年05月25日 | 旅行
「米国は空気新鮮」スピーチの中国人留学生、母国で非難


 「米国は空気が新鮮で、言論の自由もある」――。米国のメリーランド大学の卒業式でこんなスピーチをした中国人女子留学生が、中国で「国を侮辱した」などと激しい非難を受けている。本人は謝罪に追い込まれたが、「指摘は正しい」と支持する人もいる。

 留学生は今月21日、メリーランド大の卒業式でスピーチ。5年前に米国に着いた時を「中国ではいつも外出時にマスクをしていた。飛行機を降りて空気を吸った瞬間、自由を感じた」と振り返った。

 また、留学前は「政治は権威のある人だけに語る資格があり、事実は政府だけが確定できると信じていた」と告白。自由に政治を議論できる米国では「私も自由に声を上げられると気づいた」と語り、「民主と自由は奮闘するに値する新鮮な空気だ」と締めくくると、盛大な拍手を浴びた。

 ところが、この動画がネット上に投稿され、中国メディアで批判的に採り上げられると、「売国奴」「裏切り者」などと非難が殺到。留学生が雲南省出身だったことも暴かれ、「雲南省の空気は悪くない」との声も上がった。学生はブログで「祖国と故郷を深く愛しており、国の繁栄と発展を誇りに思う。自分の留学体験を語っただけで、国や故郷をおとしめる意図はなかった」と謝罪した。

 一方、知識人らを中心に「米国の言論の自由も絶対ではないが、ネット上の文章が消される中国より自由なのは確かだ」「メディアは大気汚染を処理しない政府を追及せず、真相を明らかにした若者を攻撃するのか」などと擁護する声も出ている。

 騒動は24日の外務省会見でも採り上げられ、陸慷報道局長は「海外に出た若者の物の見方や思想は発展し変化する。最後に心の底から祖国を愛し、貢献しようと思うなら、政府は支持し、歓迎する」と述べた。
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