3年前の今日の午後
それまでは普通に過ごしていた妻の容態が急変して入院
5日後にはそのまま帰らぬ人となった
コロナが猛威を振るってた時期であり
しょうがないと言えばそうなのかとも思うが
最後の時間を苦痛と不安の中で
一人ぼっちにさせてしまったことが
今も心の痛みとして残る
午後の時間帯はどうしても
家には居たくなかった
そして なぜだか
椿の恋文を読み切りたいと思い
朝からぶっ通しで読み続け
昼前には読み終わった
午後は
隣町でお茶を飲んだり100円ショップをのぞいたりして
ブラブラして
時間を潰した
だいぶあたりが暗くなってきた6時前に
月に1~2度は二人で食べた
弁当を買って帰って来た
ちょうど
鎮痛薬や血液検査などの処置が終わり
妻が病室に戻って来た時間帯だ
命がいつか 終わるように
別れがくるのね 愛しても
思い出だけの 人生は
どうして生きれば いいのやら
お酒に酔ってこんな夜は
心の傷跡 いやしたい
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