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先月家内は神戸へ来てから初めての神戸市高齢者健康診断をホームドクターで受診した。 家内は約20年前肺癌で国立がん研究センター東病院(柏市)で左肺の一部を切除している。 ホームドクターにその旨告知したらドクターの紹介で神戸労災病院で肺のCT検査を行ったのだが影があるものゝ明確に判らず担当医師はさらにペットスキャンで検査する事になった。 検査病院は神戸ポートアイランドにある神戸医療産業都市構想の中核施設として、研究開発・臨床研究施設の「先端医療センター病院」で初めて聞く病院である。
先端医療センターを検索すると“医療機器の研究開発、医薬品等の臨床研究支援、再生医療等の臨床応用の3つの分野において、基礎から臨床への橋渡し研究機能を担う神戸医療産業都市構想の中核施設です”とある。
ポートアイランドは広さ800hの広大な人口島でポートアイランドへは阪神淡路大震災後数度訪れた事があるがポートライナーの「先端医療センター病院前駅」は存在しなかった。 この駅周辺は医療先端センター・神戸市民病院の他、医療・医薬研究所・大学キャンパスや医療関連企業が集約している。 ペットスキャン検査の受付をすませたが検査時間は2時間を要するのでその間散策することにした。 病院の外へ出ると近くにコンビニがあるだけでビルばかりで店員に聞くと北に一駅ほど歩くと公園広場があり散歩には適度な距離だ。
先端医療センターの北に歩いたが1981年のポートピア博覧会に建てられたポートピアホテルが目に付くがこのホテルはダイエーの創業者、中内功氏が博覧会にあわせて建てたホテルである。 確か昭和62年だったと思うが会社のイベントで一泊したがホテル前広場に大型デズニイーメドレー時計が時を知らせ、当時は関西では一流ホテルとなり感動したものだが行ってみるとポートアイランド第Ⅲ期工事でホテルの周りは当時の面影はなかった。 広大な公園広場を90分ほど散策し病院に戻りしばらくすると検査室から出てきた。 ペットスキャン検査なるもの全く無知で解らないが肺全体を細かくX線でスキャン(走査)するもので立体的でカラーで映し出せるものらしい。
(ネットよりペットスキャン検査のイメージ画像)
家内によると検査前に糖分の入った飲料を飲まされ体内に回った後に放射線を投射すると入念に映像を走査できるのだそうで、つまり放射能を体内に被爆されたのだ。 検査後約1.ℓの水を飲まされたそうでこれは体内の放射能を放尿により排出させるためで24時間で放射能は体外から無くなるそうである。 放射能は常時自然界で放射線を浴びており、1年間に浴びる量は2.4mSv(ミリシーベルト/世界平均)程度で空気中・土壌や海水に存在し日常生活には影響はないものらしい。 東京電力の巨大地震・大津波で福島第1原発の放射能漏れは何時収束できるか全く不透明だが学者などは即体に影響を与える量では無いとの見かたであるがいまだに余震が頻繁で原発が再爆発する恐れがあるため東電や政府は苦しい説明対応に迫られている。
放射線はレントゲン(X線)検査などさまざまな分野で利用されているが家内が検査で放射された放射線は医療上全く異常はないのだが検査結果は今週担当医から説明を受けることになっている。
奥さんにはそんな経験があるのですか。今度私が転移すると肺に行きそうなので諦めていたのですが・・・。
今までにPET検査は2度受けました。
また毎年、2つの病院で頭に2回、首の辺りに2回、計4回のCT検査をうけています。