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明日14日は赤穂藩主浅野内匠頭の“殿中刃傷事件”後の1702(元禄15)年、赤穂浪士が江戸本所の吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げてから307年となるそうで、「忠臣蔵のふる里」兵庫県赤穂市では14日最大のイベント106回目の“義士祭”が行われる。
師走となればかっては映画の正月上映、TVドラマの放映があり賑やかだったが平成11年NHK大河ドラマ「元禄繚乱(原作:船橋聖一)」以来無いようで我々の世代としてはやはり物寂しいが時代の移り変わりのせいであろう。 この事件は泰平の世、元禄時代に起きた江戸城殿中の刃傷事件で、武家社会の幕府掟に背いた大事件で今様でいえば「オウム真理教事件」以上の出来事で事件の約100年後には歌舞伎、芝居や講談などに数多く脚色され大衆に受け入れられた。 大石内蔵助を中心に47士の当時の義理人情、家族関係、艶恋、双方の攻防の策略・・・ありの日本人的な大ロマン物語だがチョンマゲものは若い人達には無関心なのだが不況時の年の瀬には必ず忠臣蔵が登場した。 若い女性には戦国武将が人気で関心あるとのことだが、今年も忠臣蔵はエンタートメントでは話題とされていない。
12月14日には義士祭は全国の大石内蔵助と46名の義士と縁のある町では祭りの行事としているようだが当灘区にも阪神電鉄大石駅の近く浜辺の旧西国街道に大石神社があると聞いたのでWalkingしながら行ってみると正式の寺神社名は船寺神社で京都石清水八幡から八幡大神を勧請したとあり大石内蔵助の先祖がこの地を統括管理していたので地の人は大石神社(大石の神社)としたほうが通り名良いので大石神社と呼んでるらしい。(神社の近くは大石東・西町があるのが名残)
新発田市の長徳寺には安兵衛武庸の菩提寺があり新発田から旅立つ時に植えたとされる松があり木像が収められている義士堂があるが浪士の墓は赤穂の花岳寺、泉岳寺など彼方此方にあるが北海道にまであると聞く。
忠臣蔵が人気のあるのは我々の世代位まで明治政府が帝國主義の忠義心を浸透させるため軍隊などでは武士道の教育が基本だった。 四十七士の人気一番の堀部(中山)安兵衛(武庸)は郷里の越後新発田藩出身で子供の頃は安兵衛は江戸時代一番の豪傑・偉人でだったと周囲から教え込まれた。
若い頃の人気俳優が高齢や逝ってしまいTVドラマに姿を見せなくなったが元禄繚乱で堀部安兵衛を演じた阿部寛がお気に入りとなり、今夜もTVドラマ「坂の上の雲」で阿部寛の秋山好古役を快く観れるのである。
・8862歩
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