朝ドラ「カーネーション」の人気

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　今日で東日本大震災発生から１年、阪神淡路大震災の復興の希望の灯りから分火された灯りを僧侶らが800kmの道のりを歩いて１ヶ月かかり、いわき市へ（画像はニュースサイトより引用）届けられた。　被災地は雪または冷たい雨の鎮魂の日となった。
　新聞で毎週木曜日のＴＶ欄にＴＶ番組で視聴率ランキグがのるが「ＮＨＫ朝ドラ」が長いこと低迷していたが３月で終わる放映の“カーネーション”（大阪放送局制作）の関西地区では22.7％の高視聴率で連続トップの座を守り続けている。

　ヒロインの小原糸子（大正１１年生まれ）は泉州岸和田生まれの気性の激しい人生を送ったドラマだ。　昭和４０年代運転免許撮りたての頃の京都で「泉と河内のナンバープレートの車が近づいたら、お気付けや」と同僚に云われた。　このナンバーの今の車はどうか知らないが、スピード制限など無視し、車間に隙間が有れば突然の割り込み、接触事故を起こしても泉州・河内弁でしゃべりまくる。　攝津・金剛・生駒山麓が河内で大阪湾南部沿岸が和泉で地域性としては、”だんじり祭り”の豪快で荒っぽい気性から昔から仲が悪く喧嘩が絶えないし、気性が激しいから方言も汚たないとされ、他府県の人が聞くとヤーさん言葉としてビビるのである。　そんな地域の気性の強い女性達のドラマだが、岸和田地区一帯は古くは楠正成の支配地であり、織豊時代は南蛮交易の町、堺など含む、６５万石の直轄の天領でであったが関ヶ原以降の岸和田城は徳川の譜代大名が入れ替わりながら移封して徳川御三家、紀州藩のお目付けの役の城で最終は６万石の城下町であった。　朝ドラカーネーションの人気は大正後期から昭和の前半生まれれの人が経験した時代のストーリで昭和の終わりから平成に入るまでのようでご婦人が和装から洋装に切り替える時代でアイビールック、デオールとかアパレルなどの懐かしい言葉がでてくるし、視聴者は高齢者が多いのではないかと思う。時代考証も実感するし大阪放送局得意の大阪芸人をスポット出演もあり楽しいドラマだ。　先日、ＪＴＢの「日帰りお花見」のパンフの中に神戸から”岸和田を巡る”ツアーバスまで出ているのである。　岸和田の街は仕事で素通りしただけであるが、岸和田城周辺に約170本の桜樹があり、見物客で賑うと云われている。　今年のお花見はこのツアーに行くのも話題性があるのでお花見地の候補としては悪くはない。