へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

進化の陰に「退化」と言う落とし穴

2010年03月01日 04時05分19秒 | Weblog
一般的には「進化=良い事」と考えられているのだが、「シーラカンス」と言う古代(4億年近い昔)から絶滅せずに生き続けている魚の事を考えると、「進化=良い事?」と思わずにはいられなくなってしまう。
シーラカンスが誕生して4億年近くが経ちながら、その間「恐竜の絶滅」と言う厳しい時代も乗り越えて現在まで絶滅せずに生き残れたのは「進化しなかった」と言うことが大きくかかわっているのではないだろうか。
恐竜の絶滅は「巨大隕石の衝突」が原因のようではあるが、現実にはそれ以外の時期にも多くの動植物が絶滅を繰り返しており、その原因の多くは「進化」による物ではないだろうか。
単純に考えると「進化=その時の環境に適応する=生息範囲が広がる(数が増える)」と言うことになるのだが、その結果として「環境の変化に対応できなくなり絶滅」と言うことも考えられるのではないだろうか。
このことを人間社会に当てはめると「進化=科学技術の発達」と言うことも出来るのだが、冷静になって考えると「科学技術の発達は人間の能力を退化させる」と言うことも考えておく必要があるだろう。
今問題になっている「児童の学力低下」「教育現場の荒廃」「モンスターやクレーマーの発生」「成人病や癌の多発」「地球の温暖化」・・・・と、数え上げたらきりがないほど多くの問題が発生しているのも「科学技術(文明)の発達(進化)」が大きな原因になっていると考えるべきだろうが、現実の世界では「タダひたすら上(進化・発達・発展)を目指す」と言う事ばかり考えている。
さて「人類は高度(優れた)な知能を持っている」と言われており、多くの人はそれを信じて疑わないだろうが、私自身は何時も「本当に優れているの?」と思わずにはいられないのです。
「敵を知り己を知らば百戦危うからず」と言う言葉があるが、「己の能力を知らない人類」に未来はあるのだろうか。
私に言わせれば「人類は自らの墓穴を掘っている」としか思えず、出来得るなら「その墓穴には入りたくない」と思っているのだが・・・・。
コメント (2)
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