戦後も貧しい生活も朝鮮戦争の勃発により「戦争特需」が発生し、日本は貧困生活から脱出。
そして「高度成長期」を迎えるが・・・・。
景気には波がつきもので、右肩上がりで成長をしている時は良いが、永久に右肩上がりなどありえないことで、波の谷間に入り込むことも。
そうすると・・・・。
国の財源である「税収」も落ち込む。
税収が減ったらどうするか。
これは一般家庭でも同じである。
会社の業績が悪くなればその分給料も減る。
給料が減れば、その分は預金を切り崩すか、買い物を控える。
買い物を控えれば・・・・。
子供たちからは文句が出る。
国の税収が減ると翌年度の予算編成が難しくなり、国民からは文句が出る。
国民から文句が多くなると・・・・。
政権政党の支持率が下がる。
しかし、財源がなくては国民の期待には答えられない。
そこで・・・・。
窮余の策として「国債の発行」という禁断の木の実に手を出したのである。
一部には「国債発行は麻薬と同じで、手を出すべきではない」という意見もあったらしいが、結局は国債の発行という禁じ手を使うことに。
国債とは言うが、その正体は「国の借金」である。
返すあてのある借金なら良いが、そのあてはない。
ちなみに、返す充てのない借金(国債発行)は今どのくらいあるのか。
新型コロナの話題ばかりに気を取られていて「赤字国債」という言葉もあまり聞かなくなったが、今では「1250兆円」という膨大な額になっているらしい。
1250兆円。
国民一人当たり「1000万円」の借金を抱えているのと同じなのだが・・・・。