米価の高騰で「政府の備蓄米の放出」が決まったが・・・・。
果たして、これでお米の値段は下がるのであろうか?。
これはあくまでの「私の個人的な予測」ではあるが、一時的な値下がりはある「かも」しれないが、これは一時的なものでしかなく、その後はまた値上がりをすると思うのだが。
その理由だが、備蓄米の放出に当たっては、次の収穫米から同じ量を買い戻さないといけないのだ。
ということは・・・・。
思い切った「コメの増産」でもしない限り、今度は今年の秋の新米がその分足りなくなるのだ。
そうなると・・・・。
また今回と同じことが起きる。
ちなみに、米の増産はそう簡単に行くのか。
今まではコメの減産対策として「飼料用米」を作っていたので、その分を食用に回す手もあるが、そうすると「飼料米」が不足し、それをどう補うのか。
海外から飼料用作物を輸入する手もあるが、そうなると「貿易赤字」になりかねない。
「風が吹けば桶屋が儲かる」とも言うように、備蓄米の放出は様々な分野に影響を及ぼすので、「想定外」の問題も出てきかねない。
ということで、安易に備蓄米の放出は喜べないのだ。
それだけではないのだ。
大企業などでは「大幅な賃上げ」も行われているが、米農家はどうなのであろうか。
大事な肥料も大幅な値上がりをしていて、農作業に使う農機具の燃料代も大幅に上がっている。
が、農家は「賃上げ闘争」など出来ないので、米は高く売らないと農家はやってゆけない。
米の値上がりで飲食店は一斉に値段を上げている。
米農家だって収入を増やさないとやって行けないのだから、安くなど売りたくない。
って言うか、肥料も燃料も高騰しているのだから、嫌でもその分は高くなる。
今までがぎりぎりでやってきていて何とか耐えてきた。
それが今回の値上がりて一息ついた感じに。
なので、値下がりする可能性はかなり低いと思うのだが・・・・。