ウィキペディアの「Spece Battleship ヤマト」の項に配役に関して次のような記述がある。
>配役未発表:小雪、伊武雅刀、上戸彩、市川海老蔵、竹中直人、杉本てつや、原田佳奈、香川照之、北村一輝
仮にこれが本当だとすると、この役者さんたちが、イスカンダル・ガミラス側の登場人物を担当するのではないだろうか。特に小雪さんと伊武雅刀さんの名前を見て、そう思った。小雪さんにはスターシアとのイメージ的繋がりを感じるし、伊武雅刀さんに至ってはデスラー総統その人ではないか。
「そんなバカな」と吹き出す方もいるだろうが、次のような可能性が考えられる。
◎可能性その1
イスカンダル人・ガミラス人はフルCGで描かれ(あるいは、制作費の問題で、しょうがないので、稲川素子事務所の無名だけど”この顔はテレビの『世界仰天ニュース』の再現ドラマとかで何度も見たことあるぞ”という外国人俳優さんたちが起用され)、この役者さんたちがその声を当てる。
イスカンダル・ガミラスがヤマト乗組員と何らかの接触をする場合は、彼らは日本語について調査・研究済であり完璧な日本語の機械通訳(あるいは日本語能力の簡単かつ完璧な脳内埋め込み技術)で話す、という設定。
そういえば、原作アニメーションでも、ドメル将軍は沖田艦長と、デスラー総統は古代進と日本語で会話してたっけ。(子供向けの昔で言うところの「テレビ漫画」だから言葉の問題を真面目に考えていなかっただけに過ぎないだろうが。)
ガミラス人同士が会話する場面ではちゃんとガミラス語で話し画面下に字幕が出るというふうにして欲しい。「ツバ・クカンサ・ルマ!」「ルマ・クカンサ・ツバ!」というふうにガミラス語は何故か日本語とそっくりの音韻体系のようなので、無理ではないでしょう。
◎可能性その2
声だけでなく、イスカンダル人・ガミラス人の姿もこの役者さんたちが演じる。
SF作家豊田有恒氏が最初に考えた原案に部分的に沿う形で、イスカンダル人・ガミラス人の正体は実は生物としての実体が存在しないコンピューター・システムであるという設定。殆どが日本人のヤマト乗組員に彼らが接触する際に意思疎通がより円滑に行えるよう日本人的容姿を選んで平面・立体映像として現れ完璧な日本語を喋るという理屈。
”異星人が何故地球人、それも日本人にそっくりの容姿で、しかも日本語を喋るのか”という疑問が、イスカンダル人・ガミラス人の正体にヤマト側が気付くきっかけになる、という筋書き。
この想像、あまり当たって欲しくない。
やはりデスラー総統はキアヌ・リーブス氏にやって欲しいなぁ。