トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

ロックコンサート

2006-12-10 | Weblog
昨日は朝学校へ行く直前に”今日コンサートあるんだ”とトニーが言い出し、何も聞いてなかった私は大慌て。コンサートというと黒いパンツに白シャツが決まりなのでタンスをあさりながら”もおー!!!なんで今頃言うの!シャツ洗ってないかもよ!”ガミガミ怒鳴っている私の横へ来て”オーケストラじゃなくてギタークラブの”とポツリ。”ギタークラブってまだ入ったばっかりじゃん。もうコンサート出られるの?トニーは見てるんじゃないの?他の子達だけでしょ?”念を押したが本人は”出る”と言い張るのでとにかくエレキギターをもたせた。でも、もしトニーの勘違いだったら彼は絶対にパニックになると思い、一応担任に”ギタークラブのコンサートに本人出るつもりでいるのでもし出られなかった時のフォローをお願いします”と連絡を入れておいた。学校から帰ってきてから恐々聞いてみた。「トニー、コンサートあったの?」「あった」「トニーは出たの?」「出た」「どうだった?」「よくできた」以上。 どうやらコンサートには出たようだがそれ以上のことは話してくれないのでわからない。そこにこういう時に役立つ我が家のスポークスマン、ケニーが帰ってきた。私が話し始める前に開口一番「今日、トニーすごかったよ!昼休みに野外ステージでコンサートやってソロでも弾いたんだよ」へぇーそうだったんだあ。何も言わないからわかりゃしない。「そうなのトニー?すごいじゃん!」と私のトーンが上がると「よくできたって言ったでしょ」とクールに言われてしまった。ケニーの話だと曲が終わるごとにトニーだけ深々と律儀にお辞儀をしてロックコンサートというよりは発表会のノリだったそうだが、見ていた生徒達からは歓声が上がり大拍手だったとのこと。ついにトニーはロックンローラーとなりました。