トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

歯科検診

2006-12-08 | Weblog
子供達の歯科検診でした。
小さい頃からお世話になっているドクターで二人とも慣れたもんです。
歯科衛生士から「トニー、サングラスいる?持って来ようか?」と聞かれると、「いいよ、自分で持ってくるから」と言いツカツカと奥へ入って行きました。オイオイ自分ちじゃないんだから、、、と止める間もなく、彼はサングラスをゲットしてきました。へぇーどこにサングラスがあるかちゃんと知ってるんだ。トニーは診察の時のライトが眩しいのでいつもサングラスをするんです。となりの診療台ではケニーが横たわるなりヘッドフォーンをつけてテレビ三昧。私は待合室へ。「もししゃべりたくなったらどうしよう!?」「手をあげればいいよ」「僕にもそれやらせて!」「いいよ」、、、、中からドクターとトニーの会話が聞こえてきます。”それ”って何だろう???変なこと言うなよ、、、冷や冷やドキドキ、、、、いつもながら私はこうやってトニーの暴言がないことを祈るのでした。

タイムアウト

2006-12-07 | Weblog
私が子供の頃は学校で悪いことをして廊下に立たされている”立たされ坊主”をよく見ました。
これに似ているのがアメリカで言うタイムアウトです。スポーツで反則するとベンチ行きになるのと同様でルール違反に対する罰です。我が家ではケニーが5歳くらいまで、トニーが8歳くらいまでこのタイムアウトの刑を受けました。私は子供にタイムアウトを命じて自分の部屋へ連れて行ってから開放するまでの時間を3歳の時は3分、4歳は4分、5歳は5分というように年齢×1分を基本にしてクールダウン(落ち着かせる)させました。子供がダダをこねた時やカンシャクを起こした時は親が感情的になってガミガミ叱っても火に油ですからタイムアウトして落ち着かせてから何がいけなかったのか、次回からどうしたらいいかを説明すると効果的だと思います。

ただトニーの場合はタイムアウトがよかったかどうかは定かではありません。
いくつかエピソードがありますが、、、、

<その1> 5-6歳の頃、タイムアウトを命じられたのに自分の部屋でじっとして居られず「あがりまーす」とお風呂から出る時のセリフを言って私を自分の部屋へ呼びました。

<その2> 8歳位の時、タイムアウトをくらって大泣きしていた声が聞こえなくなったのでクールダウンしたのかなあと思っていたら玄関のチャイムが、、、、ドアを開けると裸足のトニーが「ただいまあ」と言って入ってきました。そう、自分の部屋の窓から外へ出たんです。
私はこれがきっかけでもうトニーにタイムアウトはやめようと悟りました。

そして今年の夏、トニーは日本から来ていた私の母に1冊の本を見せて言ったそうです。「おばあちゃん、この本ねえ、小さい時タイムアウトの時に読んだんだぁ」あーあやっぱりそうだったのね(笑)。

子育てにマニュアルはありません。ケニーにとってタイムアウトは成功だったと思います。トニーにとってはわかりません。今はタイムアウトからThinking timeと変わって機嫌が悪い時は「Thinking time必要なんじゃないの?」と聞くとイエスと言って部屋へ行き、ほとぼりが冷めた頃に自分で出てきます。これもタイムアウトの教訓から学んだことと思えばまんざら無駄ではなかったかもしれません。

悲惨な医療保険

2006-12-06 | Weblog
子宮筋腫が急成長したために受けたMRI検査の医療費$1500(約15万円)の請求がきました。
ヒエー!!保険がカバーしてくれないのぉー。
ご存知のようにアメリカには社会保険がありません。医療保険は個人で加入します。勤め人は勤務先が医療保険を提供してくれますが、その保険もいろいろな種類の選択がありプランによって内容も保険料も異なります。自分で納得の行く保険プランを選択するのも一苦労で悩みのタネです。今回私が抱えた医療費問題は2つの保険会社が関わっています。ひとつは今年4月まで契約していたA社、もうひとつは5月から契約したB社。検査を受けたのは8月ですから医療費は当然B社に請求しました。とことがB社はこのケースはカバーできないというのです。理由はB社と契約をした5月には私の筋腫はすでにできていたからPre-existと言って保険契約する以前にあった病気に対してカバーする責任はないと主張してきました。そこで私はA社との契約中に診断を受けた内容をB社に送り”以前から定期健診をしていたにもかかわらず、御社との契約後に筋腫が急変悪化しました”と説明を加えました。おかげで保険料はカバーしてもらえましたが、この一件で悪かった体調のことなどすっかり忘れたい気分で病気どころではなかったです。医療保険をめぐっては”それはないでしょ”ってことがたくさんあってお手上げ状態です。
日本に住んでいた時、アメリカ人の友達が急性盲腸になって苦しんでいたのを見かねて119番しようとしたら”お願いだからやめてくれ今月お金ないんだ”と哀願されたことがあります。彼は日本では救急車は無料だってこと知らなかったんですって。

ホワイト エレファント

2006-12-05 | Weblog
クリスマスパーティーでWhite Elephant Exchange Giftという毎年恒例のゲームをしました。ホワイト エレファントとはスラングで不要な物とか無駄な物、使っていない物という意味で家に眠っている物(未使用に限る)を持ち寄ってみんなで交換するゲームです。参加者は番号くじを引いて番号順にプレゼントを取り、中味をみんなに見せます。もし他の人のプレゼントが欲しかったら盗むこともできます。結局、誰が一番みんなの欲しくない物をもらったかがオチになるのですが今年はピカピカの?ウィンドウズ3.1でした(笑)。ご愁傷さま!

Happy Birthday to Me

2006-12-01 | Weblog
11月30日(木曜日)
私の誕生日です。
アメリカではいくつになってもハッピーバースデーと大騒ぎしてくれるのでそれに答えるのにうれしいやら恥ずかしいやら、、、の一日でした。
年をとることにさほど抵抗はありませんがそれでもやっぱりそろそろ保証期間が切れ始めていることは実感します。老眼、体力減退、物忘れ、、、、あげればいろいろありますが一番決定的なのが柔軟性。
その場その場で臨機応変に対応できない。以前は運転中に渋滞にあうとなんとかして近道を探しあてたものですが今は何時間でも渋滞の中にハマったきりだし、学校で不意に避難訓練なんかされるととても疲れます。そんな私の気持ちを察してくれたのか今朝は掲示板に校長からメッセージがありました。
Today, a little bird told me that "... there might be a fire drill at 10:30 sometime this week but I don't think it's today ..."(小鳥さんからの伝言です。今週10時半に避難訓練があります。何曜日かはわかりませんが今日ではありません)
どうやら明日は非難訓練、心の準備ができました。