「お~~い!!」
店の
2階にいてる
ぼきを
1階から
だれかが
呼んでいる
声だ
ぼきは
2階から
1階の店に
おりてみると
84歳の
おっさんだった
84歳のおっさんが
当店に
のみにきたのだった
いつものことだが
もうすでに
ぐでんぐでんで
きょうは
もう
当店で
3軒目(さんけんめ)
だと言う
なので
いつものように
その
84歳のおっさんに
「きょうは
どこで
のんできたん??」
と
52歳のぼきは(僕は)
ためごで(ため語で)
聞いた
84歳のおっさんは
「そんなこときいて
なんで
おまえに
こたえないかんのや
どこで
のんできても
おまえにかんけいないやろっ
うぃ~っっ」
と
言ってきたので
さらに
ぼきは
「なにを
のんできたん?
焼酎の水割りか?
焼酎のお湯割りか?」
と
84歳のおっさんに
聞くと
すると
84歳のおっさんは
「この
はげ
だまって
酒出せ
なんで
いちいち
おまえに
何を飲(なにをの)んできたか
いわないかんのや
つべこべいわんと
はよ
酒だせ!!うぃ~っ」
と
おこって
言ってくるので
ぼきは
「ハイ!!ハイ!!」
と
言って
すこし
ほっておいた
しばらくすると
84歳のおっさんは
「さけはまだか?うぃ~っ」
と
おこりだしたので
ぼきは
「ビールでいい??」
と
言うと
84歳のおっさんは
「なんでもええよって
はよ酒もってこい」
と
言うので
ぼきは
いつものように
びんビール(大びん)を
だした
そして
84歳のおっさんの
まえに
ビンビールをだして!!
すばやく
その
だした
ビンビールを
さっと
よこどりして
ぼきの
ぐらすについで
ぐびぐびぐびっと
のんだ
「やっぱり
うまいな~~
ひえたビンビールは
ビールは
びんびーるに
かぎるな~」
と
ぼきが(僕が)
言うと
84歳の
おっさんは
「なんで
わしの酒を
おまえがのんどんねん
ええかげんに
せえ~よっ」
と
怒(おこ)ってきた
ぼきは
「はい!はい!!」
と
返事して
さらに
のんで
からになった
自分のぐらすに
2杯目をついだ
そして
ついでに
84歳のおっさんの
ぐらすにも
ついでやった
そうすると
ぼきの
グラスのビールは
あわが少なく
うまいことつげたのだが
84歳のおっさんの
ぐらすについだ
ビンビールの
ビールは
あわだらけになった
さらに
ぐらすから
あわが
あふれ
テーブルの上に
こぼれおちた
84歳のおっさんは
いかり(怒り)だした
「なんで
おまえのビールは
自分だけじょうずに
ついで
わしの
ビールは
あわだらけやねん
この
くそあわ(泡)おやじ
こんな
ビールのめるかっ」
と
めくじらたてて
おこるので
ぼきは
2杯目をついだ
自分のグラスのビール
を
ぐびぐびぐびっと
のみおえ
ふたたび
ビンビール(大びん)
を
手にもち
のこっている
ビールを
また
自分のグラスにそそいだ
そうの
こうの
していると
ビンビール(大びん)は
からになり
1本があいた
84歳のおっさんは
さらにおこ(怒)りだした
「わしは
ひとくちも
のんでないないのに
なんで
ビンビールが
1本あくんや
どないなっとるんや
この店は
ヤカラのみせか
このはげ(禿)ぞこない
はよ!!くたばれっ!!!」
と
いか(怒)ってきた
ぼきは
「ビンビール
もう1本あけてもいい??」
と
84歳のおっさんに
聞くと
「わしは
ひとくちも
のんでない。
あわばっかり
つぎやがって
こんなあわだらけの
ビールのめるかぁ~!!
び~るは
あけるなっ」
と
言うので
ぼきは
「しゅっぽ~~ん」
と
2本目の
ビンビールのふたを
せんぬきで
ぬいた
84歳のおっさんは
「あけるな
言うたやろ
だれが
かねはらうんや???
わしは
まだ
1口ものんでない
2本目は
おまえが
はらえよ」
と
言うので
あけた
2本目の
ビンビールを
84歳のおっさんの
まだ
くちをつけてない
ぐらすにそそいだ
84歳のおっさんのグラスは
もう
しろいあわもひき
グラスのそこ3分の1くらいで
きいろいビールに
なっていた
そこへ
2本目の
ビールをついだのだった
こんどは
ちゃんと
あわだてずに
つぐことがでけた
そしたら
84歳の
よっぱらいのおっさんは
びーるを
のみだした
「そやけど
なんで
わしは
こんな
きたないみせに
こないかんのやろな~??
いつから
わしは
このきたないみせに
きだしたんや??
そやけど
なんでこのみせに
こないかんのやろな~~??」
と
腕をくんで
酔っぱらったあたまで
なやみだした
ぼきは
84歳のおっさんに
「あんまり
なやむと
あたまが
はげるで」
と
おしえてあげると
84歳のおっさんは
「はげは
おまえやないか
わしは
まだ
はげてない」
そして
つづけざまに
「おい
はげたおっさん
たこやきみたいな
あたましよって
いつからそんな
うしのきんたまを
ひっくりかえした
あたまになったんや
わしの
びーるばかり
のみやがって」
と
いって
2本のビンビール代
を
はらい
おかえりあそばされた
かえりぎわ
84歳のおっさんは
「もうな
わしはな~
こんなきたないみせには
2度と
こーへんぞ!!!
もうな~
このみせには
あいそつかしとんねん
わしはな
なんぼでも
いくとこあんねん
2度とくるかぁ~~」
と
言って
かえっていった
その
翌日(よくじつ)
18時頃
2階で
ねている
ぼきの耳に
「お~~~い」
と
声がした
ええ
おっさんやないか
涙が出たぜ
大事にしたりや
メリークルシミマス