楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

大学サロン

2006-06-19 15:50:10 | 時評
さて、秘密の話。
いま、ある教授を決めるための人事が進行している。それぞれの思う所が異なり、結論へと収束しない。もう1年半以上会議を継続している。繰り返すことほぼ20回。1回の会議がだいたい2時間半。参加している教授は8名。教授の給料は年収を時給換算にすると約5千円。従ってこの会議のための税金の消費は1回につき、10万円。これまで20回とすると、会議だけで既に200万円を使っている。それに候補者の様々なことを調べる時間をコスト換算すると、同じだけ時間を使っているので、倍の経費、すなわち400万円~500万円程度は既に消えている。
これで決まらなかったらどうなるのか?国民の血税が、若者で言えば一人分の年収が消えていく。確かに教授を決めることは、この分野の将来にとって極めて重要であるが、もっと気楽に決めて、数年~10年程度経過して、研究、教育において適切でなかったら、変えられるようにすることの方がいいのではないの?このような気の遠くなる議論をやめ、即断即決とまで行かなくとも、さっさと決めるだけで、就職先がなく喘いでいる、あらた優秀な若者を一人や二人救える経費が出る可能性があるのだから。大学人の議論好きも、世の中を考え、ほどほどにした方がよい、と思う昨今である。Time flys and time is money!
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