昨日の記事のなかで、印画紙の紙質の問題を書きましたが、印画紙には一番重要な
乳剤の問題があります。まぁ平たく言えば紙に塗られている薬品の中身ですね。
各メーカーによっての違いは当たり前で、ここでは書きませんが、乳剤には、光源に
フィルターを取り付けて、そのフィルターの色で0号~5号まで0.5号ずつ変えてコントラストを変えて
いくマルチグレードと呼ばれる乳剤と、コントラストを変えられない2号3号4号という乳剤が有
ります。昔20年くらい前は、コントラストを変えられないタイプしかありませんでした。
マルチグレードが便利ですが、なかなかそうはいきません。微妙な色調にこだわれば
まぁでも額に入っているガラス越しに見るのでは一緒ですがね。