「此処に駐車してください」と言われて車を停めた。一夜が明けたらナニコレ!というほど車の天井とフロントガラスにウンコのような実が落ちていた。この木は「ヤブラ」という名前の木だそうで、匂いはないが銀杏と同じで種の構成になっている。硬い実の周り柔らかいところだけを八重山コウモリが食べるらしい。姿も見れるよ!と言われたが蚊に刺されそうなので止めた。やブラの実の食べかすは、雨が降っていたら簡単に払い落とせるけど晴れていたら塗装表面にベッタリくっ付いて落ちない。
この車はレンタカーなので、返す時「なんじゃこれ!」と言われないかなぁと心配をしたのだが・・・レンタカーの爺さんは、「石垣島港の駐車場に乗り捨ててください」「キーはどうするの?」「この島で車を盗む人はいない。キーも車のどこかに置いておいて!」と言われてので叱られずに済んだのだが・・・申し訳ないことをした。
ヤブラの木
このレンタカーは2代目ルシーダGで走行距離は16万キロ走っていた。足回りがへたっていたが、石垣島では高速道路が無いので大丈夫のようだ。
PS
ヤブラの硬い殻の中には上質なオイルが取れる実が入っている。車で踏むとビックリするくらい大きなパチンという音がします。大量に集めて搾り取れば、高級なオイルマッサージのオイルになるそうです。