Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G @ Restaurant LE MIDI
テーブルに“焼きたてパンとオリーブオイル”が届く。
“パン星人”を自認するmy妻と
“食いしん坊初段”のmy娘が争って食べようとするのを制し、カメラを構える。
一般にお店などで料理を撮る場合、“自然光の(半)逆光で撮ると美味しそうに見える”と言われている。
今回はテーブルに案内された際、
瞬時に『窓の反対側の席』を選んだことからもお判りいただける通り、撮る気満々の自分である。
はやく食べたくてヴーヴー言う女子ズの不満などには耳も貸さず、
窓から射す陽光が雰囲気たっぷりのテーブルにうっとりしながらカトラリーやパンを撮影する。
※お店には撮影の許可をいただいています
…うっとりしたまま窓の外に視線を向けると店内を覗く通行人などと目が合ったりするのだが、
彼らの冷たい視線程度ではmyロマンチックは止まらない。
思いのほか美味しいパンに気をよくしているとエスカルゴ登場! フォトジェニック! バイオニック・ジェミー!(違)
1皿6個÷3人=ヒトリ2個しか食べられないが哀しいのだが、エスカルゴ自体は大変に美味であった。
一瞬、家で留守番をしているヤドカリズの事が頭をよぎったのだが、気にしてはいけない。
この時分、開店と同時に入店した他テーブルの皆様にはスープが運ばれていた。
ourテーブルはオードブルを頼んだ分、余所様から出遅れた格好になっている。
そんなourテーブルにもスープ~ジャガイモと岩海苔のポタージュ、紅芋チップス添え~が運ばれて来た頃、
・・・このスープも素晴らしく創造性の高さを感じさせてくれる一品で、弥が上にもメインへの期待を高めてくれる・・・
皆様のテーブルにはメインディッシュが到着していた。
ソノのお皿を見て衝撃を受けた。
大半の方が超絶に美味しそうなハンバーグを注文されているのである!
ourセレクトコースのメインは『鱸(my妻)』と『ローストポーク(me & my娘)』だ、そんなの知らない象~
そもそもこのお店は『飛騨牛ステーキとハンバーグの専門店』とあるように“ハンバーグが売り”なのだ。
コースにはそれらしいメニューが見当たらなかった為、泣く泣くあきらめたハンバーグなのだが、
どうやら一品料理のハンバーグにセットメニューを組むことが出来たらしい。
美味しそうな上にボリューム/盛り付けも素晴らしいその一皿に、失意のズンドコ極致仕上げである。
京都くんだりまで行ってロコモコ丼を食べていた自分が今ここでハンバーグらないでどぉするっ!
…食べたかった&撮りたかったなぁ。。。
すっかり気落ちしているところに『鱸(宗男)』が運ばれて来た。
・・・ぁれっ? ・・・良いじゃないですかっ!
落ちかけていたテンションが急浮上、
料理の説明を聞いているmy妻からひったくるようにして撮影開始!
が、曇り空の柔らかい光りだった入店時とは異なり、快晴に向い始めた陽光は強さを増している。
影濃く出過ぎ!でもレフ板の代わりになるようなモノは何も無し!ストロボ焚く勇気も無し!
時間との戦いの様相を呈してきた頃に、myメインの『ローストポーク♪』が届けられた。
・・・エクセレント。。。 【つづく】