Nikon D90 + Tamron SP AF90mm F2.8 Di MACRO
日本一ナンパに不向きだと思われる牧歌的なmy車、
前回のオイル交換時から7,000km以上も経過し、絶不調なことこの上ない。
いくらボロ車とは言えあまりにもシノビナイ為、オイル交換をお願いすることにした。
GSでもオートバックスでもどこでも良いのだが、
ニッサンの会員になっている為ディーラーで交換してもらうのが一番安上がりだ。 たぶん。
となればどこの営業所に持ち込んでも良い→当然自宅に近いところが便利、なのだが、
歩いて数分のところに猫さまがタムロる公園があるちょっと遠めの営業所に納車することにした。
「…申し訳ありません、1時間程お時間をいただきますが、、」との担当者の言葉に内心ホクソエミながら
「良いですよ^^ではちょっとソコラを散歩してきますね♪」と寛大な人を装い笑顔でこたえる。
『事前に連絡をすると短時間で済まされてしまい猫さまにかまける時間が短くなってしまうから突然行く大作戦』
だとは知らない担当者の好感度を確実にアップさせた手応えを感じながらディーラーを後にした。
住宅街に忽然と姿をあらわすこの公園~岐阜市梅林公園~は、
飼い猫と野良猫が入り乱れる猫天国な公園で、数少ない“ソコに行けば確実に猫さまを撮れるスポット”の一つだ。
過去に掲載した猫画像ズの多くをこの公園で撮っている。
で、この公園にはいつ行っても同じ場所で寝っ転がっているおじさんがいる。
浮浪者なのかもしれないそのおじさんの周りには、いつも猫が数匹一緒に寝っ転がっている。
毎回、声をかけて写真を撮らせてもらいたいなぁ、とは思いつつも
世捨て人たるおじさんが他人とのコミュニケーションを好むとは思えず、声をかけられないでいた。
この日、おじさんのテリトリー外で猫撮りしていたところ、
背後に人の気配を感じた為振り返ってみると例のおじさんが突っ立っており、その様子を眺めているではないか。
チャンスとばかりに言葉をかけてみると、とくに答えはしないのだがニコニコと笑っている。
結局そのまま自転車に乗りどこかへ行ってしまったのだが、今度はもう少しコミュニケーションがとれそうな手応えを感じた。
交換が完了した旨の連絡を受けデーラーに戻ると、
パリっとしたスーツに身を包んだ先程のおじさんが名刺を差し出しながら
「営業所長の猫田です^^今回のお代は結構ですよ♪」などと好感度急上昇なコメントをしながら待っていた、
なんてファンシーな事はあろう筈もなく、カード決済して帰った。