金魚日和

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葛根湯

2012年12月14日 | 生活

Nikon D90 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO

事務所から徒歩って3分程の距離にある『薬局A』の開店時間は午前10時。
その『A』から車で6分程走った先にある『薬局B』の開店時間は午前9時。
なかなか治らない風邪に業を煮やし、「葛根湯を買いに行こう◎」と思い立ったのは午前9時55分だった。

「あと5分」が待てなくて、無駄な時間とガソリンを使って『薬局B』へ行き、葛根湯を買って来た。
  

幼少の頃より、
・お荷物
・お前に吸わせる酸素は無い
・人間のクズ
などのあたたかい言葉をかけられて育った自分なのだが、
あまり『葛~くず~』とは縁が無く、『葛根湯』を不服用したこともほとんどなかった。

記憶にある『葛』との関わりは、せいぜい、
・葛飾区公園前派出所
・葛西臨海公園
・葛城ユキ
位のものである。
なので、薬局に行って驚いた。

自分は『葛根湯』とは商品名:固有名詞であり、どこかの登録商標的なモノだと思っていた。
せいぜい容量違いの数種類が売られているだけだと甘く考えて薬局ったのだが、
実は漢方薬の薬剤名だったらしく、各社まちまち/思い思いの『葛根湯』が売られていた。

どれにしようか悩んでいるうちに襟裳岬には春が、my風邪は自力で治してしまいそうだった為、
てっとり早く効きそうな液体の葛根薬を購入した。3本で600円也。
風邪薬など『90錠で1500円:一日換算150円』程度のモノしか服用したことが無い自分には破格値だ。

一日換算600円。一週間飲み続けたら4200円。
仮に風邪が長引いて完治までに3ヶ月を要した場合、驚くなかれ!その時は襟裳に先駆けて、春だ。 

 
結論:『白湯』は「さゆ」なのか「パイタン」なのかはっきりして欲しい
   


ダミ声製造機

2012年12月13日 | 生活

Nikon D90 + AF-S DX Nikkor 35mm F1.8G


皆さんの、
《励まし》とも《嘲り》ともとれるお言葉の数々により、
風邪は悪化の一途をたどっております。
これもヒトエにヒト柄の為せる業でしょうか。ありがとうございます。

《ヒトよヒトよにヒトみごろ》

この語呂合わせ、すぐには何の事だったか思い出せませんでしたが、アレですね。
元SPEEDのhitoeちゃんにおける『hitoe's 57 move』みたいなもんですね、きっと。


今朝の3時まで店舗撮影の立ち会いをしておりました。
風邪ウイルスにとって絶好の宿主過ぎる。

当分の間、『脳内お花畑』が枯れることは無さそうです。
  

結論:声が、ジャイアン
  


鼻水製造機

2012年12月12日 | 生活

Nikon D90 +AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
  

 これまで。
 誰に言っても信じてもらえなかったのですが、ワタクシ。
 バカでは無いのです。

 
 本日、ついにその証明に成功しましたのでご報告申し上げます。
  

 風邪ひきました。
 では。
  


The first step

2012年12月11日 | 本・作家

Nikon D90 + TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO


専門科に属していた高校の3年間と浪人期間である1年間、
大学受験に失敗した後、細々と描いていた数年を足した《のべ10年にも満たない年月》が、
自分が絵画に関わっていた全ての期間である。

そんなワタクシ、合格にはいたらなかったものの、わりと優秀な『受験用絵画の受験生』でしたの♪

だがその『受験』というワクが外れ、『作家として作品を作る/表現してゆく』という段になってはじめて、
自分には『表現者としての資質がそなわっていない事』に気がついた。
ただ『描く技量を有していたから猫いていた』のであって、『描きたいモノ・描くべきコト』があった訳では無かったのだ。

公私ともに色々な出来事と重なった結果、
自らの資質に気がついたその時期を境に、絵筆を握ることはなくなった。

今から10万20年あまり前の事である。


そんな『中途半端な作家生活経験者』でしかない自分が、
今まさに作家としての第一歩を踏み出した若者~恒森将晃さん~の作品展を観に行った。
ご丁寧にも若者の師匠は、観に行く前から「観終わったら感想レポートを提出するように。」と通達して来た為、
なんとかソレラシイモノをでっち上げてみたいと思う。 

※         ※         
 

今年の9月。
展示会のDM制作を請け負った関係で、はじめて恒森さんの作品を見た/手にした。
その時の正直な感想は、「・・・・・・。。。」


好き嫌い/良い悪いを評する以前に、
自分にはどの面を切り取っても語るべき言葉を持ち合わせていない作品に思えた。
簡単に言えば、《とっかかりが無い》。

もともと『受験絵画』で終わっている自分には、『抽象画』を咀嚼し評価出来るだけの度量が無い。
色や構図を手がかりに解釈の真似事が可能な作品もあるにはあるのだが、
恒森さんの作品にはその手がかりさえ見つけられそうになかった。

どうしても先入観とある種のレッテルを貼ってしまいそうになる。
出来るだけニュートラルな状態で個展会場入り出来るよう、10万2分程滝に打たれてから名古屋へと向かった。


会場のドアを開けるといくつかの作品が目に飛び込んで来た。
その中には自分が知っている唯一の作品~とっかかりがみつからなかった小品~も含まれていた。
会場に入り「はじめまして。」の挨拶を交わし、ゆっくりと周囲を見渡す。
隣り合う作品を眺め、何度か会場内を往復していると、
数ヶ月前、初めて作品を前にした時とは明らかに違う印象で全体を眺めていることに気がついた。

それはギャラリーという空間がもたらした作用(会場にのまれた:なんとなく良く観える)では無く、
お互いがお互いの作品を補完しあうことで生み出している『翻訳効果』的なモノの為せる業。
『ただ塗っている』ようにしか観えなかった画面には、『描かれたモノである主張』が漂っていた。


1つの作品だけでは『無秩序』という『秩序』すら感じ取ることが出来なかったのだが、
いくつかの作品がならぶ事で、『知性と生理により構築されたモノであること』が明確に感じられた。

これなら大丈夫◎これなら理解出来る。
師匠曰く「(観に来られた人の感想は)予想以上の高評価」だという現象も、これなら頷ける。
そこに在るのは『知性と生理が支配している画面に経験が加わって行く過程を楽しみにさせてくれる作品ズ』だったのだから。


今はまだ、取り入れるべき事も捨てるべき事も沢山ある作風/作者である(偉そうでスミマセン)。
現時点での作品単位での評論は師匠にお任せするとして、
小さいながらも、社会に対して『自分はココにいる』というクサビを打ち込んだ若者にエールを送りたい。

なにはともあれ、初個展、おめでとうございます。描き続けて下さい。


結論:文中、1カ所だけ『描』でな無く『猫』の部分がある。
  


12月の雪

2012年12月10日 | 生活

【事務所の窓から】
Nikon D90 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
  

地球上で唯一、「男は顔じゃ無い」と言う発言に重みを持たせられる人物:竹内まりあ。
その竹内さんのご主人が大活躍するシーズンがやって来た。

《silent night♪ holy night♪》

ラジオから流れる歌を盛り上げる為かのごとく、
週末の岐阜市周辺は大雪に見舞われた。


土曜日は名古屋栄にあるハートフィールドギャラリーで『恒森将晃展』を観て来た。
正確には、展示を観た後、作品ズを前に関係の無い話を延々と喋って来た。
誰と?若き作者と同世代のギャラリーオーナーと。


その時の話や展示会の話は後々書くとして、
予定より大幅に長居した結果、岐阜に戻る頃には陽が沈みかけていた。

《silent night♪ holy night♪》

車内にはラジオから流れる落ち武者山下さんの歌声が
窓の外には、今シーズ初の雪が。


鉛色の空を背に落ちてくる雪はやはり鉛色で、とても美しいとは言い難かったのだが、
「この空の下、堀井騎士と書いて“ホーリー・ナイト”と言う名前の人が全国に25人位はいるだろーなー」
「その内の5人位は内藤さんと結婚、婿養子に入って“ナイトー・ナイト”に名を変えているかもしれないなー」
ってなことを考えている自分には、ロマンチックな要素は不要である。

降りしきる雪を見ながら
「(土曜日からみて)明日の日曜日は、なんとしてでもスタッドレスタイヤに交換しよう」
「帰宅したら真っ先にタイヤ交換の予約電話を入れよう」ってな事を決意した。

実際に帰宅して最初にした事は、
車中で思いついた『三田黒酢(サンタクローズ)』の商標登録が可能かどうかのネット検索だった。