プロの道断念に4600万 成績に影響、賠償命令(共同通信) - goo ニュース
交通事故の後遺症でプロ野球への道がほぼ絶たれたとして、元白鴎大硬式野球部員が、事故を起こした男性会社員らに約6700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、宇都宮地裁が男性らに約4635万円の支払いを命じたというこの事件。
裁判官は判決理由で、当時大学2年だった原告は、大学野球リーグ戦で首位打者や最多盗塁などを記録し、プロ野球8球団のスカウトが視察に来ていたと指摘。
「事故による歯の損傷で食いしばる力が落ち、走力や打率などが低下しプロからドラフト指名を受けられなかった」
と、後遺症の影響を認めたことからの判決。
上告するかどうかは不明であるが、今後このテの裁判が増えるかも。
そういう訴え方もあるんやなぁと、言い方は悪いが少々感心した。
言っちゃ悪いが、白鴎大が属する関甲新大学野球リーグはお世辞にもレベルの高いリーグとは言えず、彼がプロ野球選手となれたかどうかは、ぶっちゃけ「どうやろなあ」という感想を禁じ得ない。
もちろん、弱小リーグにもキラリと光る選手はいるもので、全く否定はできない。
そう言う点で、試合にプロ野球のスカウト達が見に来ていた事実を重くうけとめ、原告の将来性を鑑みてのこの判決は、評価に値するとは思う。
不謹慎な例えであるが、これが早実の斎藤投手が交通事故に遭って選手生命を絶たれた、という事件だったなら、損害賠償額はどれくらいになるだろう??